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日立ソフトボール部

第70回国民体育大会 関東予選
第二代表で紀の国わかやま国体の出場権を獲得

 第70回国民体育大会の関東予選が、8月22(土)〜24日(月)にかけて、埼玉県入間郡毛呂山町大類ソフトボールパークで開催された。日立単独チームの神奈川県は一回戦を順当に勝ち、第一代表決定戦の準決勝で群馬県と対戦。山中の好投実らず惜敗し、第二代表決定戦へとまわる。第二代表決定戦の初戦は山梨県を小薗が1安打に封じ準決勝で栃木県と対戦。その準決勝では林の先制2ランが飛び出し、山中が散発4安打に抑えて決勝進出。第二代表の座をかけた埼玉県との決勝は、松岡の先制打と林の右中間への本塁打で2点を奪い、投げては山中が3安打に封じて紀の国わかやま国体の出場権を獲得した。
 なお、全国大会(紀の国わかやま国体)は10月3日(土)〜10月5日(月)にかけて、和歌山県紀の川市で開催される。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

[試合結果]国体関東予選

第一代表決定戦 一回戦 対 東京都(8月22日)

田邊、先制の2ランホーマー!! 順当に2回戦に駒を進める

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
東京都 0 0 1 0 0 0 1 2
神奈川県(日立) 2 0 5 0 0 0 0 7
  • 【バッテリー】☆小薗−清原
  • 【本塁打】田邊(1回:2ラン)
  • 【三塁打】長谷川(1,4回)
  • 【二塁打】那須(3回),清原(3回)

試合レポート

初回裏、先頭の長谷川が左中間三塁打でいきなりの先制チャンスを作ると、続く田邊がリーグ戦より広い70mフェンスを越える左中間への2ランを放ち早くも2点を先行。

先発の小薗はボールが先行し、制球に苦しむものの、2回までパーフェクトピッチング。しかし3回表、不運なヒットから二死ニ、三塁の走者を背負うと、レフト前にタイムリーを喫して1点を返される。なおも一、三塁のピンチが続くが、ここは相手の離塁アウトに救われる。

その裏、先頭の長谷川が俊足を生かした内野安打で出塁。一死から粟倉のセンターへのポテンヒットで一、三塁とすると、4番濱本がレフト前に弾いて1点。なおも二死ニ、三塁から林がセンターへの2点タイムリーを放つと、那須がレフトオーバーのタイムリー二塁打、さらに清原もレフトオーバーの二塁打で続き、 この回一挙に5点を奪う。

その後、打線は6回まで毎回走者を出すものの、併殺などで追加点を奪えない。3回に失点した小薗は、4回から6回までは内野安打1本に抑える好投。最終回、連続ヒットで無死一、二塁の走者を背負い、併殺崩れで1点を与えるが、最後は三振で締め順当に2回戦へ駒を進めた。

[撮影]林田 義幸
田邊、先制の2ランホーマー!!

[撮影]金本 康宏
長谷川、4打数4安打の猛打賞!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(中)
長谷川
 
(左)
田邊
打 木村
(右)
粟倉
 
(一)
濱本
一 濱名
(DP)
佐々木
 
(三)

 
(遊)
那須
 
(捕)
清原
 
(二)
松岡
 

第一代表決定戦 準決勝 対 群馬県(8月22日)

山中、力投実らず、最後に力尽き、第二代表決定戦へ

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
神奈川県(日立) 0 0 0 0 0 0 0 0
群馬県 0 0 0 0 0 0 2
  • 【バッテリー】★山中−清原
  • 【盗塁】濱本(7回)

試合レポート

準決勝の相手はビックカメラ高崎と太陽誘電で構成された強敵群馬県。打線は相手先発の上野投手に対し、先頭の長谷川がこの日5打席連続となるヒットで出塁。しかし、二塁に送れず、無死の走者を生かせない。

一方、先発の山中はその裏、先頭打者にライト前ヒットで出塁されるが、山中も負けじと二塁を踏ませず後続を断つ。2回表、先頭の濱本が一、二塁間を破って出塁。続く那須がきっちり送って得点圏に進めるが、決定打が出ない。

3回表には先頭の松岡がライト前で出塁。清原が確実に二塁に進めるが、ここも後続無く、初回から3イニング連続無死走者をホームに還せない。 山中も2,3回と走者を背負うが、併殺などで切り抜け1点も与えずに互角の展開が続く。

打線は3回までとはうって変わり、4,5回は三者凡退。一方の山中は5回まで毎回の走者を背負うが、炎天下の中、粘りの投球で得点を与えない。

6回裏、山中がこの試合、初めての3者凡退で片付けて流れを変えると、直後の7回表、先頭の林がエラーで出塁。無死の走者を二塁に送れず二死となるが、濱本が盗塁に成功。しかし、後続が三振に倒れてホームが遠い。

その裏、山中が先頭打者にセンター前に運ばれ、次の打者の送りバントを警戒し、痛恨のワイルドピッチ。無死二塁とされると、フルカウントから投じた真ん中のストレートをセンターに放り込まれ、力投実らず最後に力尽き、明日から第二代表決定戦にまわることとなった。

[撮影]林田 義幸
2回表、濱本のヒットで得点圏に進むも

[撮影]金本 康宏
山中、力投実らず最後に力尽きる

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(中)
長谷川
(左)
田邊<
(三)
(一)
濱本
(遊)
那須
(DP)
佐々木
(右)
粟倉
(二)
松岡
(捕)
清原

第二代表決定戦 二回戦 対 山梨県(8月23日)

小薗、6回を1安打7奪三振の完璧な投球!! 第二代表決定戦準決勝へ進む

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
山梨県 0 0 0 0 0 0   0
神奈川県(日立) 1 0 2 1 0   7
  • 【バッテリー】☆小薗−清原
  • 【二塁打】清原(2回),林(3回),木村(3回),濱名(6回)
  • 【盗塁】那須(1回),長谷川(6回),林(6回)

試合レポート

第二代表決定戦は二回戦からの登場となり、山梨学院大学主体の山梨県と対戦。打線は初回表、ヒットで出塁した長谷川を田邊が確実に二塁に進めると、那須のヒットと盗塁で一死二、三塁とチャンスを広げる。続く4番の林がセンターフェンスギリギリまで運ぶ大きな犠牲フライを放って先制点。

続く2回裏の一死二、三塁の絶好のチャンスを潰した打線は3回裏、二死から林のライトオーバーの二塁打と粟倉のレフト前へ落とすタイムリーで追加点。さらに木村のレフトオーバーで粟倉が一塁から一気に生還。二死無走者から2点を奪う。

4回裏には清原のヒットなどで二死二塁とし、田邊がセンター前に運んで4点目。6回裏には濱名のレフト線二塁打、長谷川の内野安打と盗塁で一死ニ、三塁とし、那須の犠牲フライで5点目。その後、相手エラーが2つ続き、2点を追加したところで7点差が付いてコールドゲーム。

先発の小薗は、この日はテンポ良くストライクを先行し、カウント有利に追い込んで打ち取るピッチング。6回まで1安打7奪三振と、相手打線にまったく付け入る隙を与えない素晴らしい内容。第二代表決定戦準決勝に駒を進めた。

[撮影]金本 康宏
この日スタメンの木村、3打数3安打の活躍

[撮影]金本 康宏
小薗、6回を1安打7奪三振の完璧な投球

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(中)
長谷川
 
(左)
田邊
 
(遊)
那須
 
(三)

 
(右)
粟倉
 
(DP)
木村
 
(二)
松岡
 
(捕)
清原
TR 松岡
(一)
濱名
 

第二代表決定戦 準決勝 対 栃木県(8月23日)

林、豪快な先制2ラン!! 山中、散発4安打完封で第二代表決定戦決勝へ

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
栃木県 0 0 0 0 0 0 0 0
神奈川県(日立) 2 0 0 1 1 0 x 4
  • 【バッテリー】☆山中−清原
  • 【本塁打】林(1回:2ラン)
  • 【二塁打】長谷川(3回),佐々木(4回),松岡(4回),田邊(5回)
  • 【盗塁】濱本(3回)

試合レポート

第二代表決定戦準決勝の相手は、一部リーグのHonda主体の栃木県。先発の山中は初回表、死球とヒットで二死一、二塁の走者を背負うが、ここは無失点で切り抜ける。その裏、打線は一死から田邊がヒットで出塁すると、続く林が初球を豪快にレフトに放り込み早くも2点を先制。

3回裏、先頭の長谷川が左中間二塁打でチャンスを演出。田邊がきっちり三塁に送ると、二死後、濱本が四球を選び盗塁を決めてニ、三塁。しかし、このチャンスを生かせず追加点を奪えない。

続く4回裏、先頭の佐々木がレフト線二塁打で3回同様、無死二塁のチャンスを作るが、送りバントでニ、三塁間に挟まれ、一死一塁とチャンスが萎む。しかし、続く松岡のレフトオーバーのタイムリー二塁打で、粟倉が一塁から長躯ホームイン。待望の追加点を挙げる。

山中は3,4回と内外野の好守備にも助けられ三者凡退。5回表、一死からセンター前ヒットを許すが、続く打者を自らの守備で併殺に仕留めて切り抜ける。その裏、一死から田邊がレフトオーバーの二塁打で出塁。二死となるが濱本がレフト前へ弾いて貴重な4点目。

6回表、山中は一死からヒットと四球で一、二塁の走者を背負うが、ここも粘りの投球で無失点。最終回はきっちり3人で退け、見事、散発4安打完封勝ち。翌日の第二代表決定戦決勝に進んだ。

[撮影]金本 康宏
林、レフトへの豪快な先制2ランでホームイン!!

[撮影]金本 康宏
山中、散発4安打完封で第二代表決定戦決勝に進出

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(中)
長谷川
 
(左)
田邊
 
(三)

 
(一)
濱本
 
(遊)
那須
 
(DP)
佐々木
 
(右)
粟倉
 
(二)
松岡
 
(捕)
清原
打 木村

第二代表決定戦 決勝 対 埼玉県(8月24日)

松岡、先制打! 林、右中間への本塁打! 山中が3安打に封じ、紀の国わかやま国体の出場権獲得

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
埼玉県 0 0 0 0 0 0 0 0
神奈川県(日立) 0 1 1 0 0 0 x 2
  • 【バッテリー】☆山中−清原
  • 【本塁打】林(3回)
  • 【三塁打】田邊(5回)
  • 【二塁打】粟倉(2回)
  • 【盗塁】粟倉(6回)

試合レポート

第二代表決定戦決勝の相手は、戸田中央総合病院と城西大学で構成された地元埼玉県。2回裏、一死から粟倉が左中間二塁打で出塁すると、続く松岡のセンター前タイムリーで先制。

一方、先発の山中は2回を簡単に3人ずつで片付けるが、3回表、先頭打者に右中間を破られる二塁打を許し、送りバントで三塁に走者を背負う。しかし、気迫の投球で2者を退け無失点で切り抜ける。すると、その裏、一死から林が右中間へ放り込み追加点。

山中が5回表のニ死二塁のピンチを三振を奪って切り抜けると、その裏、二死から田邊がレフトフェンス上段にぶつける、あと少しでホームランとなる三塁打。しかし、ここは得点に結びつかない。

直後の6回表、山中が先頭打者に右中間二塁打を喫し、三塁に送られて3回表と同じピンチを招く。しかし、続く打者のエンドランを外して空振り三振を奪い、さらに続く打者も凡打に打ち取ってピンチを脱する。

山中は7回表の相手の攻撃は簡単に3人で退け、散発3安打完封。第二代表決定戦を制し、紀の国わかやま国体の出場権を獲得した。

[撮影]金本 康宏
松岡の先制打で粟倉が生還

[撮影]金本 康宏
紀の国わかやま国体の出場権獲得

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(中)
長谷川
 
(左)
田邊
 
(三)

 
(一)
濱本
 
(遊)
那須
 
(DP)
佐々木
打 木村
(右)
粟倉
 
(二)
松岡
 
(捕)
清原
 

記録&記事:奥田 透,森下 そのみ,古園 敏幸,徳田 政昭,桐越 信一