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日立ソフトボール部

第70回国民体育大会 全国大会:紀の国わかやま国体
見事に連覇を達成!! 2年連続9度目の栄冠に輝く

 第70国民体育大会全国大会(紀の国わかやま国体)が10月3日〜5日にかけ、和歌山県紀の川市粉河運動場で行われた。2年連続9度目の優勝を目指す日立単独チームの神奈川県は、2回戦からの登場となり開催県の和歌山県と対戦。初戦を山田、那須のホームランで圧倒し順当に準決勝へ駒を進める。準決勝の愛媛県戦は初回に3点を奪われる苦しい展開。終盤に松岡の逆転打が出るも土壇場で追いつかれて延長戦に突入。決着は延長8回、林が試合を決める3ランを放ち、苦しみながらも決勝進出。昨年と同じ顔合わせとなった群馬県との決勝は、山田の先制打などで終始リードを奪い、山中、小薗のリレーで勝利し連覇達成! 見事に9度目の栄冠を手にした。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

[試合結果]国体(全国大会)

二回戦 対 和歌山県(10月4日)

山田、先制ホームラン! 那須、試合を決める3ラン! 順当に準決勝に駒を進める

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
神奈川県(日立) 1 0 5 0 0 1 0 7
和歌山県(選抜) 0 0 0 1 0 0 0 1
  • 【バッテリー】☆小薗−清原
  • 【本塁打】山田(1回),那須(3回:3ラン)
  • 【三塁打】清原(6回)
  • 【二塁打】濱本(3回),那須(5回)
  • 【盗塁】長谷川(4回),松岡(7回)

試合レポート

2回戦から登場した日立単独チームで構成された神奈川県は、1回戦を勝ち抜いた開催県の地元和歌山県と対戦。初回表、二死から山田がライトに放りこんで、まずは1点。

打線は3回表、先頭の清原のレフト前ヒット、田邊、長谷川の内野安打などで一死満塁のチャンスを作ると、山田のレフト前タイムリー、佐々木の犠牲フライでさらに2点を追加。なおも走者2人を置き、那須がレフトへ豪快に放り込む3ラン! この回、一挙5点を奪って試合を決定付ける。

4,5回とランナーを出しながらも得点できなかった打線は6回表、先頭の清原が左中間を破る当たりを放つと、野手がもたつく間に三塁まで進んでチャンスを演出。ここで一死から林がセンター前に落として7点目。

先発の小薗は4回裏、先頭打者にヒットを許し、二死三塁からタイムリーを喫して1点を失うも、要所を締めて完投。順当に準決勝に駒を進めた。

[撮影]金本 康宏
山田、初回、ライトへの先制のホームラン!

[撮影]金本 康宏
那須、試合を決めるレフトへの豪快な3ラン!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)

 
(右)中
長谷川
 
(中)
山田
右 粟倉
(DP)
佐々木
 
(遊)
那須
打 川村
(一)
濱本
 
(二)
松岡
 
(捕)
清原
 
(左)
田邊
 

準決勝 対 愛媛県(10月5日)

松岡、逆転タイムリー! 土壇場で追いつかれるも、延長8回、林の3ランで決勝進出を決める

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8
神奈川県(日立) 0 2 0 0 3 0 1 3 9
愛媛県(伊予銀行) 3 0 1 0 0 0 2 0 6
  • 【バッテリー】山中(3回),☆小薗(5回)−清原
  • 【本塁打】林(8回:3ラン)
  • 【二塁打】濱本(2回),清原(2回)
  • 【盗塁】長谷川(5回),濱本(5回),那須(7回)

試合レポート

準決勝の相手は先の全日本総合で終盤までリードを許し、最後は逆転勝利したものの、苦戦を強いられた伊予銀行主体の愛媛県。初回、打線が簡単に3人で終わると、その裏、先発の山中はボール先行の苦しい立ち上がり。一死から四球で走者を出し、続く打者のピッチャーゴロを二塁に悪送球。一死一、二塁と傷口を広げるとニ死を取るものの、続く打者にカウントを悪くし、ストライクを取りに行った球を狙い打たれ、左中間に手痛い3ランを喫する。

早くも3点を追いかける展開となった打線は直後の2回表、先頭の佐々木がセンター前で出塁。那須が二塁に送ると、続く濱本が左中間二塁打を放ち1点を返す。さらにニ死から清原のレフトフェンス直撃の二塁打で1点差に迫る。

2回裏を山中が3人で退けると直後の3回表、先頭の林がピッチャー強襲ヒットで出塁。長谷川が確実に二塁に進め山田が四球で歩き一、二塁。続く佐々木のセンター前で満塁の絶好機を作るが、那須、濱本が倒れてチャンスを生かせない。

するとその裏、山中が先頭打者にライトへの一発を許し2点差に広げられる。4回から小薗がリリーフし、3者凡退で流れを引き寄せると、5回表、先頭の長谷川が足で稼ぐ内野安打で出塁。さらに二盗を決めると、一死三塁から佐々木のセンター前で1点差。なおもニ死から濱本のピッチャー強襲ヒットと盗塁で二、三塁とすると、続く松岡がセンター前に2者を迎え入れる逆転タイムリー!

その裏、小薗は簡単にニ死を取るが四球と内野エラーで一、二塁の走者を背負う。続く打者のセンターへ抜けそうな強烈なライナーを松岡が横っ飛びで好捕。松岡の超ファインプレーでピンチを脱する。

7回表、先頭の山田がライトエラーで二塁まで進み、川村が三塁に送ると、続く那須が頭部への死球で出塁。さらに那須が盗塁を決めてニ、三塁とチャンスを広げると、濱本が追い込まれながらもエンドランを成功させ、貴重な追加点を挙げる。

しかし、この2点を守れない。その裏、小薗は一死からヒットで走者を背負い、ニ死まで漕ぎつけるもレフトへの手痛い2ランを喫し、土壇場で追いつかれる。

タイブレークの8回表、清原が故意四球で一、二塁。田邊が送ってニ、三塁とすると、続く林が右中間に放り込む3ラン! その裏、小薗はヒットでニ死一、三塁の走者を背負うが、無失点で切り抜けてゲームセット。苦しみながらも決勝進出を果たした。

[撮影]金本 康宏
松岡、逆転の2点タイムリー!

[撮影]金本 康宏
延長8回、林の3ランで決着をつけ決勝進出

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)

 
(右)中
長谷川
 
(中)
山田
 
(DP)
佐々木
走 川村
(遊)
那須
 
(一)
濱本
 
(二)
松岡
 
(捕)
清原
 
(左)
田邊
 

決勝 対 群馬県(10月5日)

山田、先制打! 小薗、見事なリリーフで連覇達成! 9度目の栄冠に輝く

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
神奈川県(日立) 0 0 2 1 0 0 0 3
群馬県(選抜) 0 0 1 0 0 0 0 1
  • 【バッテリー】☆山中(4回1/3),小薗(2回2/3)−清原
  • 【盗塁】山田(3回)

決勝の相手は昨年同様、ビックカメラ高崎、太陽誘電で構成された群馬県。打線は初回、2回と群馬先発の藤田投手の前に3人ずつで退けられる。一方、先発の山中は初回の一死一、二塁のピンチを脱すると、2回裏、先頭打者にヒットで出塁されるが、続く打者を併殺に切って取るなど粘りの投球。

3回表、先頭の松岡が一、二塁間を破るチーム初ヒットで出塁。清原が確実に二塁に進めると、長谷川が三塁強襲ヒットで続き一、二塁。ここで山田がレフト前に弾いて先制点。なおも山田が盗塁を決め、一死ニ、三塁から田邊がレフトへ大きな犠牲フライを打ち上げて2点目を奪う。

しかしその裏、山中は一死からヒットを許し、続く打者に右中間を破られるタイムリーを喫し1点を返される。なおも三塁に走者を残すが、ここは最小失点で切り抜ける。

直後の4回表、一死から那須が三塁強襲ヒットで出塁。続く濱本がライト前で一、三塁とすると、群馬県はエースの上野投手に交代。ここで松岡がエンドランを難なく決めて3点目。

5回裏、山中がレフト前ヒットを許し一死からワイルドピッチで二塁に進まれたところで小薗に交代。小薗は後続を退ける見事な火消しでピンチを脱する。

小薗は6回裏、先頭打者に内野エラーで出塁されるも、続く打者を併殺と三振に切って取り1点も与えない力投。7回裏も小薗はキッチリ3人で退け、見事なリリーフで、2年連続9度目の栄冠を勝ち取った。

[撮影]金本 康宏
昨年に続き群馬県を下し、見事、連覇達成!

[撮影]金本 康宏
2年連続9度目の栄冠に輝く

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(中)
山田
 
(左)
田邊
 
(三)

 
(DP)
佐々木
 
(遊)
那須
 
(一)
濱本
 
(二)
松岡
 
(捕)
清原
TR 松岡
(右)
長谷川
打 粟倉

記録&記事:中山 友紀子,森下 そのみ,桐越 信一