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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:予備節

2015年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 予備節
逆転で有終の美を飾り、通算成績14勝8敗、単独5位でシーズン終了

 10月19日に、静岡県伊豆市天城ドームで日本リーグ予備節が行われ第7節の雨天順延となっていたトヨタ自動車戦が行われた。試合は中盤まで2点をリードされるものの、4回に松岡の3ランで試合をひっくり返すと、終盤に粟倉が勝利を決定付ける2ランを放つなどして勝利。最終戦、見事な逆転勝ちで有終の美を飾り、通算成績14勝8敗、単独5位でシーズンを終えた。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 トヨタ自動車戦(10月19日 通算成績:14勝8敗)

松岡の逆転3ランなどで、最終戦、見事に有終の美を飾る

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
トヨタ自動車 0 0 1 1 0 0 0 2
日立 0 0 0 3 1 2 x 6
  • 【バッテリー】山中(2回1/3),☆小薗(4勝1敗:4回2/3)−清原
  • 【本塁打】松岡2号(4回:3ラン),粟倉2号(6回:2ラン)
  • 【二塁打】濱本(5回)

試合レポート

第7節富山大会の雨天順延を受け、最終節の後に設けられた予備節。リーグ戦順位1位を確定し、決勝トーナメント進出を決めているトヨタ自動車と、最終節、逆転での決勝トーナメント進出を惜しくも逃した日立の対戦。チームにとっては、今シーズン最後の試合であり、悔いの残らない試合を期待したい。

日立の先発は今シーズン、エースとしてフル回転した山中。対するトヨタ自動車の先発は、山中の高校時代の同級生である細野投手。ワトリー選手、長崎選手、アボット投手、渡邉捕手など、主力を休ませたトヨタ自動車に負けられない。

1回表、山中は二死からファースト強襲ヒット、センター前ヒットの連打を浴びるが、続く打者を見逃し三振に切ってとる。その裏、先頭の山田が四球で出塁すると、長谷川がピッチャーへの内野安打、林の進塁打で一死二、三塁とするが、佐々木、那須の良い当たりも野手の正面を突き得点ならず。

2回表、山中は2四球を与えて二死一、二塁のピンチを迎えると、ホームラン性の当たりを打たれるも、ドームの天井に当たるファウル。天井に当たった場所により、ファウルかホームランかが決まる天城ドーム特別ルールにより難を逃れる。続く3回表も四球を与え、ワイルドピッチで二塁まで進塁を許すと、4番打者に右中間を破られるタイムリーツーベースヒットを浴び、山中はここで小薗に交代。自滅に近い形で毎回のように四球で得点圏に進めては交代もやむなしの投球内容。

打線は3回裏、先頭の田邊が内野安打で出塁。長谷川のピッチャー強襲のライナーで進塁し、二死二塁とすると、林はチェンジアップを右中間へ。しかし、この当たりはライトに好捕されて点に結び付かない。逆に4回表、山中の後を受けた小薗が天城ドームの天井に当たる認定ホームランを浴び、点差を2点に広げられる。

反撃したい打線は4回裏、一死から那須がショート内野安打で出塁すると、濱本がセンター返しで続き一死一、二塁のチャンス。ここで松岡がセンターへ文句無しの特大の第2号逆転3ランホームラン! 松岡の一振りで試合をひっくり返す。

さらに5回表、那須と濱本のファインプレーが出て、この試合初めての3者凡退に抑えると、佐々木のセンター前ヒット、那須の送りバントで二死二塁のチャンス。ここで濱本が右中間にタイムリーツーベースヒットを放ち追加点。さらに6回裏、田邊が四球で出塁した後、代打の粟倉がセンター天井にぶつける認定の2号2ランホームラン。この一発で勝利を決定付ける。

最終回、エラーと四球でピンチを招いたものの、小薗は何とか踏ん張り逆転勝利。今シーズン最後の試合で有終の美を飾り、通算14勝8敗、単独5位で幕を閉じた。

■[撮影]来條 美穂
松岡、起死回生の特大の逆転3ラン!

■[撮影]来條 美穂
粟倉の2ランで試合を決定付ける

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(中)
山田
 
(右)
長谷川
打 粟倉
(三)

 
(DP)
佐々木
走 川村
(遊)
那須
 
(一)
濱本
 
(二)
松岡
 
(捕)
清原
 
(左)
田邊
 

記録&記事:中山 友紀子,山田 智仁,徳田 政昭,古園 敏幸,桐越 信一