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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第9節

2015年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第9節
連勝を飾り、次節の地元大会に望みを繋ぐ

 9月26日〜27日にかけて、岩手県一関市一関運動公園野球場で第9節が行われた。決勝トーナメント進出に向け絶対に負けられない状況の中、初日の豊田自動織機戦は清原、山田、松畑の本塁打を含む9安打8得点と打線が力を発揮して勝利。翌日のHonda戦は序盤2点を先制されるが、地元一関市出身の那須の5号ソロで反撃を開始すると、林のサードゴロが相手のエラーを誘い2者が生還して逆転に成功。投げては小薗がロングリリーフを1失点の好投で本節連勝を飾る。この結果、通算成績11勝7敗となり、次節地元大会に望みをつなぐ。
 最終節となる第10節は、10月10日〜12日、地元神奈川県横浜市サーティーフォー保土ヶ谷球場(旧保土ヶ谷・神奈川新聞スタジアム)で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 豊田自動織機戦(9月26日 通算成績:10勝7敗)

清原、山田、松畑の3本塁打含む9安打8得点 打線が力を発揮し貴重な1勝を挙げる!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立 0 0 1 0 3 4 0 8
豊田自動織機 0 0 0 0 2 0 1 3
  • 【バッテリー】☆山中(6勝4敗)−清原
  • 【本塁打】清原1号(3回),山田4号(5回:3ラン),松畑1号(6回:3ラン)
  • 【盗塁】佐々木(4回)

試合レポート

決勝トーナメント進出をかけて残り2節は上位陣との直接対決で絶対に落とせない試合が続く中、この節は現在3、4位につけるチームとの戦い。初日の対戦相手は先週の全日本総合選手権で優勝し、好調を維持している豊田自動織機。前日から雨が続き試合開始が遅れた事でナイターとなったこの試合、1回裏、先発の山中は先頭打者を四球で出塁させるが、那須の好フィールディングでショート併殺などに打ち取り、立ち上がりのピンチを切り抜ける。

一方、打線は1回二死から林が、さらに2回無死から佐々木が死球で出塁するが、進塁させることもできずに凡退。しかし、3回に試合は動く。一死から清原がドンピシャのタイミングで振り抜いた打球は、ライナーで左中間に飛び込むホームラン! この試合の初安打が貴重な先制打となる。その裏、ヒット性の当たりを那須や林が好フィールディングでさばき、出塁を許さない。

4回表、先頭の長谷川が死球で出塁すると、林が進塁打、佐々木が2打席連続の死球で一死一、二塁。続く地元一関出身の那須の当たりは右中間への大飛球。惜しくもセンターに好捕されるも、二死一、三塁とチャンスを広げる。しかし、後続無く追加点ならず。その裏、山中は二死からツーベースヒットを浴びるが、続く打者の強烈なライナーを那須がジャンピングキャッチ! 抜ければ確実に失点していたピンチを救う。

すると5回表、前の打席のホームランで警戒したか、清原が四球で出塁すると、田邊がピッチャーの後ろにポトリと落とすヒットで続く。ここで打席には山田。山田は初球を狙い澄まし、センターオーバーの3ランホームラン! 先発のリケッツ投手を引き摺り下ろす。

山中はその裏、先頭打者に四球を与えると、一死からレフトオーバーのツーベースヒットと、二死から死球を与えて満塁とされる。ここで続く打者にレフト前への2点タイムリーヒットを許して2点差。なおも四球を与えて満塁の走者を背負うが、次打者をセカンドライナーに打ち取り、この試合最大のピンチを凌ぐ。

2点差に迫られた6回表、簡単に二死となるが、ここは流れを渡してはいけない場面。濱本の代打粟倉、松岡が連打で二死一、二塁とすると、清原がセンターへのタイムリーヒット! さらに続く代打松畑が右中間へ公式戦初の3ランホームラン! 代打攻勢がズバリ的中し、決定的な3点を追加する。

山中は最終回にエラーが続き1点を失ったものの完投勝利。調子の良い強豪相手に堂々の勝利を挙げ、負けられない試合をものにした。

[撮影]田邊 昌幸
清原、先制の1号を含む2打点の活躍

[撮影]田邊 昌幸
松畑、公式戦初ホーマーはダメ押し3ラン!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(中)
山田
 
 
(右)
長谷川
 
 
(三)

 
 
(DP)
佐々木
走 西嶋
 
(遊)
那須
 
 
(一)
濱本
打 粟倉
 
(二)
松岡
 
 
(捕)
清原
走 槌谷
TR 濱本
(左)
田邊
打 松畑
 

対 Honda戦(9月27日 通算成績:11勝7敗)

那須、地元での追撃の5号ソロ! 小薗、ロングリリーフの好投で連勝し、地元大会に望みを繋ぐ

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
Honda 1 1 0 0 0 0 1 3
日立 0 1 2 0 1 0 X 4
  • 【バッテリー】山中(1回2/3),☆小薗(5回1/3:2勝1敗)−清原
  • 【本塁打】那須5号(2回)
  • 【二塁打】山田(5回)
  • 【盗塁】松岡(4回),長谷川(5回)

試合レポート

2日目の対戦相手は昨日ビックカメラ高崎の上野投手を打ち崩し、勝利を挙げているHonda。今シーズン、ノーヒットノーランも記録している外国人左腕のメロー投手を先発にし、必勝態勢を敷いてきた。対する日立の先発は2日連続で山中、左腕同士の対戦となる。

1回表、山中はボール先行の立ち上がり。先頭打者にストレートの四球を出すと、送りバントは濱本の好フィールディングで二塁フォースアウトにするが、続く打者にレフト前ポテンヒット。さらに死球で一死満塁のピンチを招く。ここで右中間へ大きな犠牲フライを打たれ、早くも先制を許す。

続く2回も山中は先頭打者に右中間へのヒットを許し、暴投もあり二死二塁にされると、ライトへのタイムリーヒットを浴び1回2/3を投げ2失点降板。ベンチは早めの継投策に出て小薗をマウンドへ送る。

反撃の狼煙は、地元一関出身の那須の一撃から。那須は2回裏、左中間へのライナー性の5号ホームランを放ち、まずは1点差。3回裏には清原の四球の後、田邊が送りバントからのバスターで内野安打にすると、山田の故意四球もあって無死満塁の大チャンス。一死から林のサードゴロが相手のエラーを誘い2者が生還、逆転に成功する。

山中の後を受けた小薗は、安定したピッチングを披露。那須、林、田邊のファインプレーもあり、4回まで完璧に抑える投球。5回表、アンラッキーな内野安打と死球で一死一、二塁のピンチを招くも、上位打線をフライアウトに仕留めて追加点を待つ。

するとその裏、日立の攻撃は1番からの好打順。山田がセカンド強襲ヒットで二塁まで進むと、長谷川のセンター前ヒットと盗塁で無死二、三塁のチャンス。このチャンスに一死から佐々木がレフトへのタイムリーヒットを放ち、待望の追加点を挙げる。

小薗は6回表、センター前ヒットとショートへの内野安打で二死一、三塁のピンチを招き、昨日上野投手から代打3ランホームランを打った大塚選手との勝負に。この勝負はファーストゴロに打ち取り、力でねじ伏せる。

小薗は7回表、先頭打者にライトへのにホームランを浴びて1点差に追い上げられ、さらにレフト前ヒットと死球で一死一、二塁と、同点、逆転のピンチを招く。しかし、最後はライトフライとショートゴロに抑え、薄氷を踏みながらも勝利をもぎとる。この結果、決勝トーナメントの枠を争うチームとの直接対決に連勝し、最終節の地元保土ヶ谷大会に望みをつないだ。

[撮影]来條 美穂
那須、地元での一発は追撃の5号ソロ

[撮影]来條 美穂
小薗、ロングリリーフを1失点と好投

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(中)
山田
 
 
(右)
長谷川
 
 
(三)

 
 
(DP)
佐々木
走 槌谷
 
(遊)
那須
 
 
(一)
濱本
打 粟倉
 
(二)
松岡
 
 
(捕)
清原
走 西嶋
TR 松岡
(左)
田邊
 
 

記録&記事:山田 智仁,古園 敏幸,奥田 透,桐越 信一