第69回国民体育大会：神奈川県予選

第69回国民体育大会　神奈川県予選決勝
辛勝ながらも、関東予選に駒を進める

　第69国民体育大会県予選の決勝が6月15日、相模原市ひばり球場で行われた。決勝戦から登場の我が日立は、予選を勝ち抜いた2部リーグのカネボウ化粧品小田原と対戦。若手中心の先発オーダーで臨むも先制を許し、打線は凡打で繋がらない苦しい展開。しかし、レギュラークラスの活躍で4回に同点、6回に突き放して辛勝し、関東予選への進出を果たした。その関東予選は、8月16日(土)〜18日(月)、栃木県大田原市美原公園野球場で行われる。

　多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

決勝　カネボウ化粧品小田原(6月15日)

若手中心のメンバーで臨むも打線繋がらず　辛勝で関東予選に駒を進める

試合結果

チーム名	1	2	3	4	5	6	7	計
カネボウ化粧品小田原	0	1	0	0	0	0	0	1
日立	0	0	0	1	0	1	x	2

• 【バッテリー】山口(3回)，畑迫(2回1/3)，☆山中(1回2/3回)−清原
• 【三塁打】田邊(6回)
• 【盗塁】川村(1,3,5回)，長谷川(3回)，杉山(4,6回)，山田(4回)

試合レポート

ひばり球場は両翼70m、センター80mと、いつものリーグ戦よりも広い球場。そのリーグ戦では見ることの出来ない、若手中心のスターティングオーダーで試合開始。

今季公式戦初先発の山口は2回表、二死からセンターオーバーの三塁打を喫し、続く打者にボール3からストライクを取りにいった球を狙われ、三遊間を破られて先制を許す。

打線は3回裏、長谷川、川村のヒットと盗塁などで一死二、三塁のチャンスを作るが、3番奥田の当りは痛烈ながらも三塁ライナーとなり、飛び出した長谷川が戻れず併殺打。なかなか得点出来ない。

4回裏、先頭の4番杉山がセンター前で出塁。すかさず盗塁を決め、続く濱本の内野ゴロで三塁に進むと、田邊がエンドランを転がして同点に追い付く。

4回からリリーフした畑迫は6回表、先頭打者にライトオーバーの三塁打を許す大ピンチ。一死後、ベンチは山中をリリーフに送ると、その山中は後続を三振、外野フライで退けて貫禄を見せる。

その裏、先頭の杉山がレフト前ヒットで出塁し、すかさず盗塁。続く濱本が送って4回と同じ場面を作ると、続く田邊がレフト線を破る勝ち越しのタイムリー三塁打。

最後は山中が2三振を奪うなど、完璧な投球で締めて関東予選に駒を進めた。しかし、勝つには勝ったが、結局、レギュラークラスの活躍に頼る勝ち方であり、先発した若手は実力を十分に発揮出来ず、今後の奮起を期待したい。

先発オーダー

先発オーダー

1	2	3	4	5	6	7	8	9
（中） 長谷川	（右） 川村	（二） 奥田	（DP） 杉山	（一） 濱本	（左） 田邊	（捕） 清原 走　山田	（三） 倉本 打三　林	（遊） 濱名

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