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日立ソフトボール部

第69回国民体育大会:関東予選

第69回 試合結果

第69回国民体育大会 関東予選
見事、第一代表で長崎国体の出場権を獲得

 第69回国民体育大会の関東予選が、8月16(土)〜18日(月)にかけて、栃木県大田原市美原公園野球場で開催された。日立単独チームの神奈川県は、全日本代表として世界選手権出場中の西山、山田を欠く厳しいチーム編成ながらも初戦で茨城県を5回コールドで下し、雨のため翌日に持ち越された第一代表決定戦の準決勝で山梨県と対戦。2回に1点を挙げるものの、その後なかなか打線の援護が無い中、小薗が6回を二塁を踏ませぬ好投で決勝に進出。群馬県との対戦となった第一代表決定戦決勝は延長9回までもつれるのの、小薗の熱投と長谷川の一打で決着。昨年逃した全国大会の切符を見事、第一代表で獲得した。
 なお、全国大会(長崎がんばらんば国体)は10月18日(土)〜10月20日(月)にかけて、長崎県壱岐市大谷公園ソフトボール球場、壱岐市ふれあい広場多目的広場で開催される。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

[試合結果]国体関東予選

第一代表決定戦 一回戦 対 茨城県(8月16日)

田邊、先制打! 杉山の2ランなど8点を奪い、5回コールド勝ち

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
茨城県 0 0 0 0 1     1
神奈川県(日立) 2 0 6 0 x     8
  • 【バッテリー】☆山中(4回),畑迫(1回)−清原
  • 【本塁打】杉山(3回)
  • 【二塁打】林(1,3回),田邊(1回)
  • 【盗塁】田邊(3回),長谷川(4回)

試合レポート

リーグ戦なら中止になりそうな激しい雨の中の試合。初回裏、先頭の林がライトへの二塁打でチャンスを作ると、続く田邊もライトへタイムリー二塁打を放ち先制。なおも無死三塁で杉山がセンターへ犠牲フライを打ち上げ、早くも2点を先行する。

3回裏には先頭の田邊が内野安打で出塁し、ワイルドピッチなどで三塁に進むと、続く杉山がセンターへライナーで放り込む2ラン! なおも濱本、長谷川のヒットと濱名の死球で一死満塁とすると、清原がレフトへ2点タイムリー。二死後、林がレフトオーバーの二塁打を放ち、さらに2点を追加してこの回、一挙6点を奪う。

先発の山中は安定したピッチングで4回を1安打零封。5回からは畑迫が登板。先頭打者をストレートの四球で歩かせ、一死後、左中間を破られるタイムリーで失点するが、2者を連続三振に切って取りコールド勝ち。続く第一代表決定戦の準決勝は雨のため翌日に順延となった。

[撮影]森下 そのみ
杉山、4点目を奪う2ランホームラン!

[撮影]森下 そのみ
山中、4回を1安打零封

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)
(左)
田邊
(右)
杉山
(一)
濱本
(二)
奥田
(中)
長谷川
(遊)
濱名
(捕)
清原
(DP)
川村

第一代表決定戦 準決勝 対 山梨県(8月17日)

濱名、先制のタイムリー! 小薗、二塁を踏ませぬ好投で6回を零封

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
山梨県 0 0 0 0 0 0 0 0
神奈川県(日立) 0 1 0 0 0 2 x 3
  • 【バッテリー】☆小薗(6回),山中(2/3),畑迫(1/3)−清原
  • 【二塁打】奥田(2回)
  • 【盗塁】長谷川(4,6回)

試合レポート

山梨学院大学主体の山梨県との対戦は、2回裏、先頭の奥田がセンターオーバーの二塁打を放ちチャンスを演出すると、一死三塁から濱名がレフト前に落として先制。

先発の小薗は3回まで毎回の走者を背負うが、清原が盗塁2つを刺すなどして守備で盛り立てる。一方、打線は4回まで毎回得点圏に走者を進めるものの、あと1本が出ず2回の1点のみ。

5回にも二塁走者を還せなかった打線であったが、6回裏、濱本の死球、奥田のヒットで無死一、二塁とすると、続く長谷川の送りバントを相手野手が一塁へ悪送球し、この間に1点。なおも一死ニ、三塁で清原がセンターへ犠牲フライを打ち上げ3点目を奪う。

小薗は6回を散発4安打で二塁を踏ませぬ好投。7回は山中がリリーフし2者連続三振、最後は畑迫が登板して最後のバッターを三振に仕留めてゲームセット。打線は4安打と湿りがちの内容ながら、順当に第一代表決定戦の決勝に駒を進めた。

[撮影]森下 そのみ
濱名、レフト前に落とす先制のタイムリー

[撮影]森下 そのみ
小薗、二塁を踏ませず6回を零封

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)
(左)
田邊
(右)
杉山
(一)
濱本
(二)
奥田
(中)
長谷川
(遊)
濱名
(捕)
清原
(DP)
西嶋

第一代表決定戦 決勝 対 群馬県(8月17日)

小薗、延長9回を熱投! 長谷川のサヨナラ打で長崎国体の出場権を獲得

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9
群馬県 1 0 0 0 0 0 0 1 0 2
神奈川県(日立) 0 1 0 0 0 0 0 1 1x 3
  • 【バッテリー】☆小薗−清原
  • 【盗塁】濱本(2回)

試合レポート

第一代表決定戦の決勝は、1部リーグのルネサス高崎、太陽誘電、ペヤング連合の群馬県との対戦。この日、連投となった先発の小薗は初回表、簡単にニ死を取るものの、3番打者にレフトへの一発を許して早くも失点。

打線は2回裏、先頭の濱本のヒット、奥田の送りバントなどで一死三塁のチャンスを作ると、続く長谷川の打席でエンドランを敢行。長谷川の打球は一、二塁間を破るタイムリーとなり、すぐに同点に追い付く。

3回裏には川村、杉山のヒットと死球などでニ死満塁と攻め立てるも得点ならず。一方、小薗は初回にホームランを許すも、2回から5回まで1人の走者も出さないパーフェクトピッチング。

しかし6回表、内野守備の乱れと不運な内野安打2本でニ死満塁の走者を背負う大ピンチ。続く打者にフルカウントまで粘られるが、ここは小薗が気迫の投球で切り抜ける。

さらに7回表、内野エラーなどでニ死二塁とされ、続く打者にレフト線に落とされるヒットを許す。1点を覚悟するも、田邊が素早く処理しバックホームでタッチアウト。田邊のファインプレーに救われる。

試合は結局、タイブレークに突入。8回表、小薗は走者を三塁に進められると、続く打者のセカンドゴロがイレギュラー気味にライトに抜けて失点。その裏、タイブレーク走者を三塁に進め、清原がエンドランを仕掛けるがビッチャーゴロ。バックホームは完全にアウトのタイミングながら、代走西嶋がスライディングすると捕手がボールをこぼし、試合を振り出しに戻す。

9回表、小薗は二塁走者釘付けのままニ死を取るが、続く打者にカウントを悪くしたところでベンチは故意四球で一塁を埋める。しかし、続く打者に四球を与えて満塁の走者を背負うが、ここも気迫で切り抜ける熱投。

その裏、杉山の打席でパスボールが飛び出し労せずして走者は三塁へ。ここで相手ベンチは杉山、濱本を故意四球で歩かせて満塁策を取る。このビッグチャンスに決定打が出ず、一死から長谷川の打席でエンドランを仕掛けるが空振り。この空振りで飛び出した走者が挟殺プレーによりニ死ニ、三塁とチャンスが萎む。しかし、長谷川の一打が三塁頭上を軽く越えるサヨナラ打! 快打での幕切れとはならなかったが、ミスを取り戻す打撃で見事、関東第一代表(第一代表は2008年以来)で長崎国体の出場権を獲得した。

[撮影]森下 そのみ
長谷川の一打で劇的なサヨナラ勝ち!!

[撮影]森下 そのみ
見事、第一代表で長崎国体の出場権獲得

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)

 
(左)
田邊
 
(右)
杉山
 
(一)
濱本
 
(二)
奥田
 
(中)
長谷川
 
(遊)
濱名
走 西嶋
(DP)
川村
 
(捕)
清原