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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第7節

2014年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第7節
後半節スタート 1勝1敗で決勝に向け厳しい状況変わらず

 8月30日〜31日にかけて、千葉県習志野市秋津野球場で後半節となる日本リーグ第7節が行われた。決勝進出に向けて負けられない一戦が続く中、初日のSGホールディングスグループ戦は、小薗があわやノーヒットノーランを達成するかと思わせる投球を見せ、後半節のスタートを会心の勝利。翌日のデンソー戦は、投手陣が四球絡みで序盤に3失点。終盤に1点差に詰め寄るも手痛い敗戦。この結果、後半節のスタートは1勝1敗で前半同様単独7位となり、決勝トーナメント進出への厳しい状況は変わらず。
 第8節は9月6日〜7日、岩手県一関市一関運動公園野球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 SGホールディングスグループ戦(8月30日 通算成績:8勝6敗)

小薗、惜しくもノーヒットノーランを逃すも6回1安打! 杉山、2本の長打で援護し、後半節会心の勝利でスタート

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立 1 0 1 0 2 0 2 6
SGホールディングスグループ 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】☆小薗(6回:3勝3敗),泉(1回)−清原
  • 【三塁打】山田(1回),杉山(5回)
  • 【二塁打】杉山(3回)
  • 【盗塁】濱名(7回)

試合レポート

後半節の開幕、初回表、先頭の山田がバーナビー投手の初球を狙い、ライト線へのいきなりの三塁打。さらに西山の3球目が相手捕手のパスボールとなり、労せず山田が生還し相手のミスで早くも先制。

なおも打線は3回表、一死から林、佐々木の連続ヒットで一、二塁のチャンスを作ると、続く杉山のセンターオーバーの二塁打で2点目。一塁走者の佐々木もホームを狙うが、佐々木はタッチアウト。

一方、先発の小薗は緩急をうまく使い、打たせて取る投球で、初回から4回まで四球一つ与えただけでノーヒットに抑える素晴らしい内容。

その小薗を楽にしたい打線は5回表、山田、西山の連続ヒットで一死一、三塁とすると、佐々木のショートゴロを一塁に送球する隙を狙い、代走の川村が三塁からホームを陥れて貴重な追加点。なおもニ死三塁から杉山がライトオーバーの三塁打を放ち4点目を奪う。

5回も3人で片付けた小薗は6回裏、先頭打者にレフトオーバーの大きな当たりを打たれるが、背走した田邊が追い付いてキャツチするスーパープレー。守備にも助けられ依然ノーヒットを続ける。

7回表、先頭の川村が相手エラーで出塁。代打の濱名がセンター前で続き盗塁を決めて無死ニ、三塁とすると、地元出身の代打倉本がセンターへ犠牲フライを打ち上げ、自身リーグ戦初打点。なおも一死三塁で代打の木村もセンターへ犠牲フライを放ち6点目を挙げる。

最終回、小薗は先頭打者にライト前に初ヒットを許しノーヒットノーランが消滅したところで泉に交代。その泉は続くクリーナップを危なげなく簡単に3人で退けて終了。投げては二塁を踏ませず1安打完封、打っては3本の長打を含む10安打と、投打共に会心の内容で後半節の開幕試合に快勝した。

[撮影]田邊 昌幸
杉山、 2本の長打で小薗を援護

[撮影]田邊 昌幸
小薗、惜しくもノーヒットノーランを逃す

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(中)
山田
走中 川村
(遊)
西山
打遊 濱名
(三)

打三 倉本
(DP)
佐々木
打 木村
(右)
杉山
打右 西嶋
(一)
濱本
 
(左)
田邊
 
(捕)
清原
走 長谷川
(二)
奥田
 

対 デンソー戦(8月31日 通算成績:8勝7敗)

投手陣、四球絡みで序盤に 3失点 打線、終盤に1点差に追い上げるも手痛い敗戦

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
デンソー 1 0 2 0 0 0 0 3
日立 0 0 0 0 1 1 0 2
  • 【バッテリー】★山中(2回1/3:1敗),小薗(1回2/3),泉(3回)−清原
  • 【二塁打】田邊(2回),清原(5回),佐々木(6回)
  • 【盗塁】杉山(4回)

試合レポート

負けられない上位との対戦、先発の山中は初回表、先頭打者に初球をレフト前に運ばれ、その後、四球を挟んでニ死一、三塁とされると、ライト前に落とされる不運な一打で失点。

1点を追いかける打線は、先の世界選手権にも全米代表として出場したヘンダーソン投手の前に2回裏、ニ死から濱本、田邊の連続ヒットで二、三塁と好機を作るが、あと1本が出ず。

3回表、山中は先頭打者にフルカウントから四球を与え、 さらに盗塁とセーフティバントを決められ、無死一、三塁のピンチを招く。さらに盗塁で二、三塁とされ、続く打者の三塁ゴロをバックホームするも判定はセーフ。なおも無死一、三塁のピンチが続き、一死後、四球を与え満塁となったところで小薗に交代。小薗はいきなりストレートの四球で押し出しの1点を与えるが、続く2者を断ち切り追加点を許さない。

5回からは泉が登板し、先頭打者に死球を与えるものの後続を退けると、その裏、4回から代わった近藤投手に対し、先頭の田邊がエラーで出塁。続く清原が右中間を深々と破るタイムリー二塁打で1点を返して反撃の狼煙を上げると、相手はヘンダーソン投手がリエントリー。一死後、山田の四球で一、三塁とするが、西山のレフトへの浅いファウルフライで代走の西嶋がタッチアップ失敗で1点止まり。

直後の6回表、泉は先頭打者に内野安打を許し、一死から内野エラー、死球で満塁の走者を背負うが、続く3,4番を打ち取りピンチを脱する。するとその裏、一死から佐々木が一塁手のグラブを弾く二塁打で出塁。ここで杉山がレフトへのタイムリーを放って1点差。しかし、続く濱本の当たりはピッチャーライナーとなり、杉山が塁に戻れず併殺でチャンスを広げられない。

7回表を泉がこの試合、初めて3者凡退に抑えて最後の反撃に託すと、先頭の田邊がレフト前で出塁。清原が確実に二塁に進め一打同点の場面を作るが、代打川村の一塁ライナーに田邊が戻れず、この試合3度目の併殺でゲームセット。ヒットの数はほぼ同じながら、投手陣は四球が失点に結び付き、打者は走塁での一瞬の判断の遅れが敗因となった。

[撮影]来條 美穂
清原、反撃の狼煙を上げるタイムリー二塁打!

[撮影]来條 美穂
杉山、連日のタイムリーで1点差に迫る!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(中)
山田
 
(遊)
西山
 
(三)

 
(DP)
佐々木
走 長谷川
(右)
杉山
 
(一)
濱本
 
(左)
田邊
 
(捕)
清原
走 西嶋
(二)
奥田
打 川村

記録&記事:中山 友紀子,古園 敏幸,徳田 政昭,奥田 透,桐越 信一