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日立ソフトボール部

第67回国民体育大会:全国大会

第67回 試合結果

第67回国民体育大会 全国大会:ぎふ清流国体
昨年に続く連覇ならずも、堂々の準優勝

 第67国民体育大会全国大会(ぎふ清流国体)が10月6日〜8日にかけ、岐阜県大垣市浅中公園総合グラウンド(野球場,ソフトボール場)で行われた。2年連続8回目の優勝を目指す日立ソフトウェア単独チームの神奈川県は、関東第二代表で全国大会の出場権を獲得。山中、眞鍋の主力バッテリーが、ふるさと選手として地元岐阜県出場で不在となる厳しい状況の中、準々決勝から登場し、初戦は石川県と対戦。打線が6点を奪い、山口が6回を零封して順当に準決勝に駒を進める。続く準決勝は、京都府と対戦。この試合、打線が沈黙し、逆に山口が毎回の走者を背負う苦しい展開。しかし、最後は森田のサヨナラタイムリーで決着をつけて2年連続となる決勝進出を果たす。決勝戦は群馬県との対戦となったが、数少ないチャンスをものに出来ず、連投となった山口が3点を奪われて敗戦。この結果、昨年に続く連覇はならなかったが、主力を欠きながらも堂々の準優勝で幕を閉じた。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

[試合結果]国体全国大会

準々決勝 対 石川県(10月7日)

打線6点を奪い、山口6回を零封! 順当に準決勝に駒を進める

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
石川県
(選抜チーム)
0 0 0 0 0 0 3 3
神奈川県
(日立ソフトウェア)
1 1 2 0 0 2 x 6
  • 【バッテリー】☆山口(6回),高橋(1回)−粟倉
  • 【二塁打】溝江(2回),粟倉(3回) 【盗塁】杉山(2回),山田(4回)

試合レポート

初回表、先発の山口が内野エラーとボーク、四球などでニ死一、三塁とピンチを招くが、ここは踏ん張り無失点で切り抜ける。打線は初回裏、先頭の山田が平凡なショートゴロを足で稼ぐ内野安打にして出塁。その後、一死三塁とし、林のレフトライナーを外野手が落球し、まずは1点を先制。

2回裏には先頭の溝江が左中間二塁打で出塁し、杉山がセンター前に運んで追加点。さらに3回裏、林、濱本の連続ヒットでチャンスを作ると、粟倉が左中間への2点タイムリー二塁打を放って4点差と突き放す。

6回裏には田邊、山田のタイムリーでダメ押しの6点目。山口はランナーを出すものの、この日はチェンジアップを織り交ぜた緩急あるピッチングを披露。バックも好守備で盛り立て6回を零封。7回にリリーフした高橋が3点を返され、最後はピリッとしない締めくくりとなったが、順当に準決勝に駒を進めた。

[撮影]大木 浩
粟倉の2点タイムリー二塁打で4点差に突き放す

[撮影]大木 浩
山口、緩急をつけたピッチングで6回を零封!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(中)
山田
 
(遊)
西山
打 坂本
(三)

 
(一)
濱本
 
(捕)
粟倉
 
(二)
溝江
 
(右)
杉山
 
(左)
田邊
 
(DP)
森田
 

準決勝 対 京都府(10月8日)

山口、毎回のランナーを背負いながらも粘りの投球 森田のサヨナラタイムリーで決勝進出!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
京都府
(佐川急便&日立マクセル)
0 0 0 0 0 0 0 0
神奈川県
(日立ソフトウェア)
0 0 0 0 0 0 1x 1
  • 【バッテリー】☆山口−粟倉
  • 【二塁打】林(6回)
  • 【盗塁】粟倉(4回),杉山(7回)

試合レポート

この試合、ペースは完全に京都府のペース。先発の山口は毎回のヒットを許してピンチの連続。一方、打線は貧打でチャンスらしいチャンスを作れない展開。

4回まで毎回の走者を背負いながらも、なんとか凌いできた山口の最大のピンチは5回表。先頭打者にライト前ヒットを許すと、続く打者の送りバントを内野陣が間に合わない二塁に投げ、オールセーフで無死一、二塁。その後、ニ死までこぎ着けるが四球で満塁の走者を背負う。しかし、大きなピンチを踏ん張って切り抜ける。

6回表も先頭打者にヒットを許すが、ここは二塁を踏ませず無得点に抑え、7回表も一死一、二塁のピンチを凌ぐ粘りのピッチング。なんとか山口を援護したい打線であったが、5回まで濱本、粟倉、杉山の3本の単打に抑え込まれ、相手先発の信長の後略の糸口が見つからない。

6回裏、一死から林が左中間二塁打を放ち、この試合初の長打でチャンスを作るが、これも得点に結びつけることが出来ない展開となる。しかし、7回裏、一死から杉山がレフト前ヒットで出塁。すかさず盗塁を決めると、森田がレフト線を破るサヨナラタイムリー!! 苦しいゲーム展開ながらも2年連続決勝進出を果たした。

[撮影]大木 浩
森田、決着をつけるサヨナラタイムリー!!

[撮影]大木 浩
山口、毎回走者を背負うが粘って完封

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(中)
山田
 
(遊)
西山
 
(三)

走 坂本
(一)
濱本
 
(捕)
粟倉
 
(二)
溝江
 
(左)
田邊
 
(右)
杉山
 
(DP)
森田
 

決勝 対 群馬県(10月8日)

昨年に続く連覇はならずも、堂々の準優勝

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
神奈川県
(日立ソフトウェア)
0 0 0 0 0 0 0 0
群馬県
(ルネサス高崎&太陽誘電)
0 0 2 0 0 1 x 3
  • 【バッテリー】★山口−粟倉
  • 【二塁打】山田(6回)

試合レポート

決勝戦の対戦相手は、例年関東第一、二代表の座を争うだけでなく、全国大会でもここじばらく優勝を分け合ってきている群馬県との対戦。先発は前の試合から連投となる山口。その立ち上がりの初回裏、一死からヒットと四球で走者を背負うが、ここは無失点で切り抜ける。

一方、打線は群馬県の先発の上野の前に1,2回は三者凡退。しかし、3回表、一死から森田がチーム初ヒットをセンター前に弾き、続く田邊の送りバントが内野安打となり、一、二塁のチャンスを作る。しかし、頼みの山田、西山で先制出来ず。

直後の3回裏、山口は先頭打者にヒットを許し、送りバントで一死二塁とランナーを背負う。続く打者の当たりを内野陣が一塁へ悪送球し、この間にホームに生還されて失点。さらに続く打者にボール3から狙い打ちされ、右中間へのタイムリー二塁打を許し2点目を奪われる。

打線はその後、上野の前に4,5回と沈黙。6回表、一死から山田が右中間二塁打でチャンスを作るが、西山のレフトへの良い当たりは真っ正面。その裏、山口はヒットとパスボールで三塁に進まれ、エンドランで3点目を奪われて万事休す。

昨年に続く連覇はならなかったものの、主力バッテリーを欠く中、山口が2日間で19イニングを投げ抜く力投を見せ、堂々の準優勝で幕を閉じた。

[撮影]大木 浩
山口、2日間で19イニングを投げぬく力投

[撮影]大木 浩
連覇ならずも、堂々の準優勝

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(中)
山田
 
(遊)
西山
 
(三)

 
(一)
濱本
 
(捕)
粟倉
 
(右)
杉山
 
(二)
溝江
 
(DP)
森田
走 坂本
(左)
田邊
 

記録&記事:桐越 信一