2011年度 試合結果
ソフトボールリーグ1部 第3節
連勝を飾り、通算成績5勝2敗
5月21日〜22日にかけ、岩手県金ヶ崎町森山総合公園野球場で、日本リーグ1部第3節が行われた。初日のシオノギ製薬戦は、初回に2点を先行するものの、失策が多く飛び出すなどして途中で追い付かれる展開。流れは完全に相手側ペースとなるが、なんとか終盤に突き放し、苦戦しながらの勝利。翌日の靜甲戦は初回に溝江のホームランで先制。その後、田邊、濱名のリーグ戦初ホームランが飛び出すなど、14安打で大量11点で圧勝。この結果、この節の連勝を飾り通算成績5勝2敗とした。
第4節は5月28日〜29日、地元開催であり、神奈川県横浜市神奈川新聞スタジアム硬式野球場(旧保土ヶ谷球場)で行われる。
多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
眞鍋、決勝タイムリー! 林、今シーズンの第1号は、センターへの大きなダメ押し2ラン!!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日立ソフトウェア | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 6 |
シオノギ製薬 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 |
この日の打順は3番濱本、4番山田、5番杉山の今シーズン初組合せでのクリーンナップ。打順入替えの効果は出たものの、守備のミスを連発して自ら苦しい展開とさせてしまう。打線は初回表、先頭の西山がヒットで出塁。送りバントは失敗に終わるが、濱本の四球などで二死一、二塁とすると、5番に下がった杉山が今シーズン初打点となるタイムリーをレフト線に放ち、まずは1点。さらに、6番に下がった林もセンター前タイムリーで初回に早くも2点を先行する。
一方、地元での凱旋登板となった先発の藤原は、初回を簡単に三者凡退。楽勝かと思われた試合内容も、その後、打線がランナーを出しながらも追加点を挙げられない展開で、徐々に流れは相手側に傾きかける。藤原は2回裏、先頭から2者連続ヒットを許し、送られて一死二、三塁の同点ピンチを招く。しかし、ここは踏ん張って得点を与えない。
3回裏、先頭打者を今度は内野の失策で出塁させ、二死二塁からセンター前に落とされて失点。さらに、4回裏には四球で先頭打者を歩かせるが、続く打者の送りバントを林が判断良く二塁に送球して見事な併殺プレー! これでピンチを脱したが、続く打者に初球を狙われ、レフトへのホームランを喫して同点に追い付かれるリズムの悪さ。
続く5回裏には内野の連続失策で無死一、二塁の大きなピンチ。送られて二、三塁とされるが、ここから藤原が気迫の投球を見せて無失点で凌ぐ。しかし、これで4イニング連続、先頭打者の出塁を許し、さらに確実に得点圏に走者を進められて試合は完全に相手のペース。
突き放したい打線はランナーは出すものの、初回からバント失敗、あるいはバントで送れずにエンドランを掛けても空振りするなど、相手が確実に二塁に進めるのとはまったく対照的。しかし、6回表、先頭の林が四球で出塁すると、続く来條がキッチリ送り、これが初めての送りバント成功でチャンスを作る。続く真鍋の打球は三塁ベースに当たり、ファウルグラウンドを転々とするラッキーなヒット。これで林が生還してやっと勝ち越し。
7回表には先頭の溝江が左中間二塁打でチャンスを演出。しかし、ここでも送るべきところをセーフティバントを仕掛けて失敗するなど拙攻が繰り返される。その後、杉山が四球を選んで二死一、三塁としたところで、林の打席でダブルスチールを敢行。これが相手の焦りを誘って1点追加。さらに、林はフルカウントからセンターへの特大の当たり。今シーズン第1号となる2ランを高々と舞い上げてダメ押し点。
投げては途中からリリーフした山中、山口が無失点で抑えて勝利。勝つには勝ったが、苦戦の原因はランナーを確実に送るべきところで送れず、さらに無理なセーフティバントなどの拙攻が多く、守っては先頭打者を四球や失策で出塁させ、自らピンチを招いたこと。この反省をぜひとも以降の試合に生かして欲しい。
打撃好調の眞鍋、決勝タイムリー!
林、今シーズンの1号は高々と舞い上がるダメ押し2ラン!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(遊) 西山 |
(二) 溝江 |
(一) 濱本 |
(中) 山田 |
(右) 杉山 |
(三) 林 |
(DP) 来條 打 森田 |
(捕) 眞鍋 走 杉浦 |
(左) 田邊 打 横沢 |
溝江、田邊、濱名のホームラン!! 14安打で大量11点を奪って圧勝
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日立ソフトウェア | 1 | 2 | 5 | 2 | 0 | 0 | 1 | 11 |
靜甲 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
昨日に続き、この日も打順を大幅変更。1番に林、3番に西山を配置する新オーダー。まずは初回表、一死から溝江の当たりは右中間へライナーで飛び込む先制のホームラン! 続く2回表には一死からヒットの眞鍋を塁に置き、田邊がリーグ戦初ホームランをライトへ放り込む。
打線は3回表、西山、山田の連続ヒットなどで一死二、三塁とし、杉山がセンターへ2点タイムリー。さらに、眞鍋、田邊の連続タイムリーと鮫島の犠牲フライで、この回一挙5点を奪って試合を決定付ける。勢いの止まらない打線はなおも4回表、濱本と途中出場の杉浦にもタイムリーが飛び出し10点目。
一方、先発の藤原は2回を三者凡退と完璧な立ち上がり。3回からは瀬川が登板。4回裏に四球とヒットで1点を返されるが、大量点に守られて3回を2安打に抑える。
7回表、代打の濱名がリーグ戦初打席でいきなり右中間へ豪快なホームラン! これで14安打で11点。6回からは山中が登板し、最後はルーキーの佐藤がリーグ戦初登板するなど、4人のピッチャーで3安打に抑えてゲームセット。今シーズン初の2桁安打2桁得点と打線が爆発し、投手陣も1点に抑えて圧勝。さらに、田邊、濱名、佐藤など今年からの新戦力が力を発揮してこの節の連勝を飾り、通算成績を5勝2敗とした。
田邊、リーグ戦初ホームランなどこの試合3打点!!
濱名、なんと、リーグ戦初打席がホームラン!!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(三) 林 |
(二)遊 溝江 打遊 濱名 |
(遊) 西山 二 森田 |
(中) 山田 打左 横沢 |
(一) 濱本 打 斎藤 |
(右) 杉山 打右 玉利 |
(DP) 眞鍋 走DP 杉浦 |
(左)中 田邊 打 粟倉 |
(捕) 鮫島 |
記録&記事:奥田 透,山田 智仁,桐越 信一