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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第2節

2011年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第2節
1勝1敗で通算成績3勝2敗

 5月14日〜15日にかけ、岐阜県揖斐川町健康広場ビックランドで、日本リーグ1部第2節が行われた。初日の太陽誘電戦は、初回に藤原が先頭打者ホームランとタイムリーなどで2点を先制される苦しい展開。しかし、終盤の6回に来條のタイムリーで追撃すると地元出身の真鍋が逆転打! 7回には山田が2号2ランで突き放す。藤原は最終回、2ランで1点差に追い上げられるものの、なんとか逃げ切って勝利。翌日のルネサスエレクトロニクス高崎戦は、先発の瀬川が序盤に4失点。リリーフの山中が好投するが、打線が上野に抑え込まれ今シーズン初の完封負け。この結果、この節を1勝1敗とし、通算成績3勝2敗となった。
 第3節は5月21日〜22日、岩手県金ヶ崎町森山総合公園野球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 太陽誘電戦(5月14日 日立ソフトウェア3勝1敗)

眞鍋、地元での逆転打! 山田、突き放しの第2号2ラン! 藤原、苦しみながらも逃げ切る

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 3 2 5
太陽誘電 2 0 0 0 0 0 2 4
  • 【バッテリー】☆藤原(2勝1敗)−眞鍋
  • 【本塁打】山田2号(7回:2ラン) 【ニ塁打】眞鍋(6回)

試合レポート

ライト方向への強い風が吹き、外野フェンスが幾度となく風で倒れる中、ボールを低めに集めようとする先発の藤原。しかし、制球がいまいち安定せず、また厳しい判定もありボール先行の苦しいピッチングとなる。初回裏、先頭打者への初球、いきなりホームランを喫し、続いてヒット、二塁打を浴びて序盤から2点を追う展開となる。

追い付きたい打線は、やはりボール先行の相手先発に対して狙い球を絞れないのか、3回まで溝江のヒット1本に沈黙。4回表、林、濱本の連続ヒットで一死一、二塁とし、この試合初めてのチャンスを迎えるが、後続の来條、眞鍋が倒れて得点出来ず。

初回にいきなり2点を奪われた藤原はその後も風を意識してかコースも慎重になりカウントを悪くし、ストライクを取りに行く球を狙われて毎回の走者を背負うピンチの連続。5回裏には3連打で一死満塁とされるが、ショートゴロで6-2-3の併殺に打ち取り、追加点を与えない。

このファインプレーで流れが変わったか直後の6回表、先頭の山田が四球で出塁し、林のライト前ヒットなどで二死一、三塁のチャンスが訪れる。ここで来條がライト前に運ぶ追撃のタイムリーを放ってまずは前の回の借りを返す。さらに続く眞鍋の当たりは前の回と同様、引っ張ってレフトへのファウルフライとなるが、風の影響なのか相手外野手が落球。これで救われた眞鍋は、今度は引っ張らずにセンター頭上を越える会心の当たり!! 二塁走者の林が生還して同点となり、さらに代走の齋藤が好走塁を見せ、一塁から長躯ホームを陥れて逆転に成功。眞鍋は地元岐阜での大声援の中、殊勲の一打で期待に応える。

7回表、追加点が欲しいこの場面で、四球で出塁した先頭の西山をきっちり溝江が送り、一死二塁で山田の当たりは打った瞬間分るセンターへの豪快な一発。打球は風にも乗り、センターのスコアボードを越える超特大のホームラン!! 山田の値千金の勝ち越し2号2ランで3点差に突き放す。藤原はその裏、相手4番に2ランを喫して1点差まで追い上げられるが、なんとか逃げ切っての勝利。エースが制球に苦しむ中、中盤まで良いところがなかった打線が終盤に奮起し、逆転勝ちで3勝目を飾った。

[撮影]新留 幸一
眞鍋、故郷に錦を飾る逆転タイムリー!

[撮影]新留 幸一
山田、突き放しの第2号2ラン!!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
 
(二)
溝江
 
 
(中)
山田
 
 
(右)
杉山
 
 
(三)

 
 
(一)
濱本
 
 
(DP)
来條
走 齋藤
打 森田
(捕)
眞鍋
走 杉浦
 
(左)
田邊
打 横沢
 

対 ルネサスエレクトロニクス高崎戦(5月15日 日立ソフトウェア3勝2敗)

序盤に4失点 打線、上野の前に4安打に押さえ込まれ、今シーズン初の完封負け

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
ルネサスエレクトロニクス高崎 3 1 0 0 0 0 1 5
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】★瀬川(1敗:3回1/3),山中(3回2/3)−鮫島(3回1/3),眞鍋(3回2/3)

試合レポート

この試合の先発は今シーズン初登板の瀬川。その瀬川は初回表、一死から自身への強襲ヒットで走者を許すと、次の打者にストレートの四球を与えて一、二塁。続く4番に初球を狙い打ちされ、レフトに運ばれるタイムリー。さらにその後、3つの四死球で押し出しの2点を与え、初回で早くも3失点。

続く2回表は二死からヒットと四球でピンチを広げ、続く打者に三塁線を破られるタイムリーを喫して4点目。二人目のランナーもホームを突くが、鮫島の好ブロックで5点目は阻止する。一方、打線は相手先発上野の前に3回までパーフェクトに抑えこまれる。

4回表、一死から瀬川がレフトへの二塁打を許したところで、山中、眞鍋の地元出身バッテリーに交代。このバッテリーは後続を危なげなく退けて打撃陣の反撃を待つ。

直後の4回裏、先頭の西山がショート内野安打でチーム初ヒットを放って出塁。その後、送りバントと四球などで二死一、二塁とするが、あと1本が出ない。さらに5回裏、濱本、来條の連続ヒットで無死で2人のランナーを出して絶好のチャンスを作る。しかし、その後、一死一、三塁でエンドランを仕掛けて失敗。終盤近くで4点差ということを考えた場合、あまりにも消極策に映る。なんとか1点でも取り返そうとする姿勢なのかもしれないが、それでもホームは遠く得点出来ず。

4回からリリーフした山中は6回まで1安打に抑える好投を見せるが、7回表、先頭打者に二塁打で出塁され、一死後、ショート横を抜けるタイムリーでついに失点。最後に眞鍋が二死から意地のヒットをセンターに放つが結局4安打完封。今シーズン初の零封負けを喫した。

[撮影]柴田 兼一
山中、地元での好リリーフを披露

[撮影]柴田 兼一
打撃好調の眞鍋、最終回に意地のヒットを放つが・・・

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(二)
溝江
 
(中)
山田
 
(右)
杉山
 
(三)

 
(一)
濱本
 
(DP)
来條
走 杉浦
(捕)
鮫島
捕 眞鍋
(左)
田邊
 

記録&記事:奥田 透,中山 友紀子,滝野 大輔,桐越 信一