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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第1節

2011年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第1節
この節の連勝を飾り、通算成績2勝1敗で白星先行!

 4月23日〜24日にかけ、佐賀県佐賀市みどりの森県営球場で第1節が行われた。初日の大鵬薬品戦は先発の山口が序盤に3失点。山田の同点3ランで一度は追い付くが、すぐに2ランを喫して突き放される。しかし、相手のミスにも助けられ、5回に4点を奪って逆転すると、リリーフの山中が4インニングを無失点に抑えて初勝利。翌日のデンソー戦は初回に林、濱本のタイムリーで先制すると、藤原が相手打線を4安打1失点に抑える力投。この結果、この節連勝を飾り、通算2勝1敗と白星が先行した。
 第2節は5月14日〜15日、岐阜県揖斐川町健康広場ビックランドで行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 大鵬薬品戦(4月23日 日立ソフトウェア1勝1敗)

山田、同点3ラン! 一度は突き放されるが、相手のミスで逆転! 山中、4回無失点で初勝利!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
大鵬薬品 1 2 0 2 0 0 0 5
日立ソフトウェア 0 0 3 0 4 0 x 7
  • 【バッテリー】山口(3回),☆山中(4回)−鮫島(3回),眞鍋(4回)
  • 【本塁打】山田(3回:3ラン)

試合レポート

開幕黒星スタートとなったため勝って勢いをつけたい試合だったが、内野の守りのミスなどで初回から先制を許す苦しい展開。先発は山口。まずは初回表、ヒットと死球で迎えた二死一、三塁からショートへの内野安打を喫し1点を先制される。

続く2回表は先頭打者を内野ゴロに打ち取るが、お手玉のエラーが出て出塁を許す。その後、二死二塁からライトオーバーのタイムリーを喫し1点を追加される。さらに続く打者も内野ゴロに打ち取るが、守備陣が一塁へ悪送球。その間に1点を追加され、序盤から3点を追いかける展開となる。

一方、打線は3回裏、西山が一、二塁間を破るヒットで出塁すると、続く溝江が内野安打で繋ぎ一死一、二塁とチャンスを広げる。ここで続く山田が右中間に今シーズン第1号の3ランを放ち、一気に同点に追いつく!!

ここからはしっかり守って突き放していきたいところだったが、4回表、山口は先頭打者に初球をライトオーバーの二塁打、続く打者には2球目をセンターオーバーの2ランと、わずか3球で2失点。初回からファーストストライクを積極的に狙ってくる相手打線に対し、いずれも高めの甘い球で長打を許すというバッテリーの配球の悪さが目立ち、ここで山中と眞鍋のバッテリーに交代。

リリーフの山中は、出塁は許すも緩急を使ったピッチングで三振を取るなど要所を締め、この回を切り抜けると、続く5回表はこの試合初めて三者凡退に切って取り、チームに流れを呼び戻す。

すると直後の5回裏、先頭の眞鍋が四球で出塁。続く西山は相手野手の送球ミスで出塁。さらに溝江がきっちり送り、山田が四球を選んで一死満塁。続く杉山はショートゴロで本塁へ送球されるが、相手捕手の足が離れて1点を返す。さらに、林が押し出しの四球、濱本の犠牲フライと田邊の相手野手のエラーなどにより、この回ノーヒットで4点を挙げて相手を突き放す。

山中はフルカウントピッチングが続くなど、制球は今ひとつの内容であったが、ランナーを出しても後続を切って取る力投。結局、リリーフ後の4イニングを6奪三振無失点に抑え、自身、チーム共に今シーズンの初勝利を飾った。

[撮影]柴田 兼一
山田、今シーズンの初アーチは同点3ラン!!

[撮影]柴田 兼一
リリーフの山中、4回無失点で初勝利!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(DP)
西山
 
(二)
溝江
 
(中)
山田
 
(右)
杉山
 
(三)

 
(一)
濱本
 
(左)
田邊
 
(遊)
手塚
打 杉浦
(捕)
鮫島
捕 眞鍋

対 デンソー戦(4月24日 日立ソフトウェア2勝1敗)

藤原、エースの貫禄 好調のデンソー打線を4安打1失点に抑え連勝!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア 2 0 1 0 0 0 0 3
デンソー 0 0 0 1 0 0 0 1
  • 【バッテリー】☆藤原(1勝1敗)−眞鍋
  • 【二塁打】山田(3回)
  • 【盗塁】林(1回),濱本(3回)

試合レポート

今年から新加入の3選手がクリーンナップを組む好調のデンソー打線。昨年も決勝トーナメントを争った相手だけに、なんとしても勝っておきたいところ。初回表、相手先発のキャニーから西山がセンター前で出塁。一死後、山田が一、二塁間を破ってチャンスを広げると、二死から林がセンター前にクリーンヒット。今シーズン初ヒットがタイムリーとなる。さらに、濱本もショート強襲タイムリーが今シーズンの初ヒットとなり、いきなり2点を先行する。

一方、先発の藤原は3回までわずか1安打に抑える立ち上がり。持ち前の打たせて取るピッチングで相手に付け入る隙を与えない。

3回表、先頭の山田が左中間二塁打で出塁。一死後、林の浅いライトフライで山田は俊足を飛ばし三塁を陥れる。さらに、続く濱本の打席で相手投手がワイルトピッチし山田が生還。山田のヒットだけで追加点を挙げる。

藤原は4回裏、先頭打者にヒットを許し、二死二塁から相手5番に左中間へのタイムリー二塁打を喫して失点。続く5回裏には二死から2つの連続失策で二、三塁の一打同点のピンチを招くが、ここは気迫の投球で切り抜ける。さらに6回裏、先頭打者に不運な内野安打で出塁され、続く4番にホームラン性の大ファウルを打たれてヒヤッとさせられるが、ここも併殺などで切り抜ける。

最終回には先頭打者に左中間へのヒット性の当たりを放たれるが、山田がスライデイングキャッチする超ファインプレー! 守備にも助けられた藤原は終わってみれば散発4安打。エースの力投でこの節連勝を飾り、通算2勝1敗と白星が先行した。

[撮影]新留 幸一
林、今シーズンの初ヒットは先制タイムリー!

[撮影]新留 幸一
藤原、エースの貫禄、散発4安打に抑え込む!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(二)
溝江
 
(中)
山田
 
(右)
杉山
 
(三)

 
(一)
濱本
一 手塚
(捕)
眞鍋
 
(DP)
来條
走 杉浦
(左)
田邊
 

記録&記事:古園 敏幸,桐越 信一