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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第6節

2010年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第6節
後半のリーグ戦開始 第6節、連勝を飾り同率3位に浮上

 9月4日〜5日にかけ、北海道函館市函館千代台公園野球場で、後半のリーグ戦である第6節が行われた。前半戦を昨年同様、7勝4敗、第4位と苦しい星勘定で折り返した我が日立ソフトウェアは、初戦、1差でつけている佐川急便と対戦。序盤、林の2号ソロなどで4点をリードすると、これを藤原、山中、山口が継投でシャットアウトし、まずは順調に白星発進。
 翌日の太陽誘電戦は初回に3点を挙げるものの、投手陣が制球定まらず再三の満塁のピンチを招く大苦戦。しかし、なんとか逃げ切り、後半戦連勝スタート。この結果、通算9勝4敗となり同率3位に浮上した。
 第7節は、9月11日〜12日、埼玉山県本庄市本庄総合公園市民球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 佐川急便戦(9月4日 日立ソフトウェア8勝4敗)

林、2号ソロ! 藤原、山中、山口の継投で4安打シャットアウト!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
佐川急便 0 0 0 0 0 0 0 0
日立ソフトウェア 1 3 0 0 0 0 x 4
  • 【バッテリー】☆藤原(4回:5勝4敗),山中(2回),山口(1回)−鮫島(3回),眞鍋(4回)
  • 【本塁打】林2号(2回)
  • 【盗塁】横沢(2回)×2,溝江(2回),山田(4回)

試合レポート

後半戦が開幕。打線は1回裏、先頭の西山がセンター前で出塁。溝江が二塁に送ると、続く山田がレフト前に運び、これを相手外野手がはじく間に西山が生還して先取点。さらに、2回裏、先頭の林が初球を豪快にレフトに運ぶ2号ソロで追加点。続く濱本が内野安打で出塁すると、一死からリーグ戦初スタメンの横沢が三遊間を破ってチャンスを広げる。二死となるが、溝江のセーフティバントが成功する間に、濱本がホームをついて3点目。なおも、機動力を使い、溝江と横沢がダブルスチールを仕掛けて4点目を奪う。

先発の藤原は2回表、自らのエラーで先頭打者を出塁させ、三塁まで進まれるが、ここは無失点で切り抜ける。続く3回表にはヒット2本と四球で二死満塁のピンチを招くが、相手4番をチェンジアップで三振に切って取り1点も与えない。一方、打線はその後、チャンスを作るものの、あと一本が出ずに追加点を奪えない展開となる。

しかし、この4点を投手陣が継投で危なげなく守りきる。まずは5回から山中が登板。4回から代わった眞鍋との若手バッテリーとなり、いきなりの連続ヒットで無死一、二塁と立ち上がりを攻められる。しかし、眞鍋の相手の裏をかく好リードもあり、後続を凡打に仕留め、続く6回は三者凡退。最終回は山口が登板し、2三振を奪う力投で3人を簡単に片付けてゲームセット。後半戦の開幕を3投手の継投で、4安打に抑える完封で白星発進した。

[撮影]新留 幸一
林、豪快な2号ソロでこの試合のMVP獲得!!

[撮影]新留 幸一
横沢、リーグ戦初スタメンで2安打2盗塁の活躍

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
二 栗原
(二)遊
溝江
打 袴田
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(右)
杉山
 
(三)

 
(一)
濱本
一 手塚
(捕)
鮫島
捕 眞鍋
(DP)
横沢
 

対 太陽誘電戦(9月5日 日立ソフトウェア9勝4敗)

投手陣、制球が定まらず大苦戦 再三の満塁のピンチを招くが、逃げ切りに成功

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア 3 0 0 0 2 0 1 6
太陽誘電 1 0 1 0 2 0 0 4
  • 【バッテリー】藤原(3回),山中(1回),☆山口(2回2/3:1勝),藤原(1/3)−眞鍋
  • 【二塁打】馬渕(1,7回),林(7回)
  • 【盗塁】山田(1回),溝江(2回)

試合レポート

相手の2,3,4番打者3人に対し、全12打席中11度の出塁を許し、その内訳は6安打5四死球。厳しいコースのストライクを取ってくれないこともあったが、バッテリーの配球が慎重すぎたのか、これが苦戦の原因となる。打線は初回表、先頭の西山が四球で出塁。溝江がきっちり二塁に送ると、山田がライト前に弾き一、三塁。山田はすかさず盗塁を決めて二、三塁とすると、前日ノーヒットの馬渕が左中間二塁打を放ってまずは2点を先取。さらに二死三塁で林がレフト前に運んで、いきなり3点を先行する。

先発の藤原はその裏、先頭打者を打ち取るが、2番打者から連続の四球とヒットで一死満塁とされ、二死を取るものの、続く打者に痛恨の押し出し四球。すぐに1点を返される。

2回表、先頭の来條がセンター前でチャンスを作るが、その後、二塁に進めることが出来ず、3回表はクリーンナップがあっさりと三者凡退。なかなかゲームの主導権が握れず嫌なリズムとなる。すると直後の3回裏、藤原は先頭の2番打者から3連続ヒットを許して無死満塁の大ピンチ。続く打者にレフトへの犠牲フライを許し1点を返されるが、ここはなんとか最小失点で切り抜ける。

追加点の欲しい打線は5回表、2つの四球で二死一、二塁とし、馬渕がセンター前に弾いて待望の追加点。さらに、杉山の内野安打でもう1点を挙げ、リードを3点差とする

しかし、この貯金を早くも吐き出す。4回からリリーフした山中は、立ち上がりを三者凡退で切り抜ける素晴らしい投球を見せるが、2点を追加した直後の5回裏、先頭の2番打者から連続の四球を与え、さらに続く4番に死球を与えて無死満塁の一打逆転の大ピンチ。ここで、山口にスイッチ。その山口はいきなりセンター前に運ばれて1点を返され、なおも無死満塁が続く。なんとか一死を取るが、レフトへの犠牲フライで2点の貯金を吐き出し、また1点差と迫られる。しかし、ここは踏ん張って同点、逆転を許さない。

なんとか突き放したい打線は7回表、馬渕のレフトフェンス直撃の二塁打でチャンスを作り、二死三塁から林がレフトオーバーのタイムリーを放って、その差2点と突き放す。7回裏、すんなりと終わりたいところであったが、山口が2本のヒットで二死一、三塁とされると、藤原が再び登板。藤原はボール先行ながら、最後の打者をなんとか仕留めて逃げ切りに成功。投手陣がピリっとしなかったものの、後半戦を連勝でスタートした。

[撮影]中山 友紀子
林、2本のタイムリーでこの試合2打点を挙げる

[撮影]新留 幸一
馬渕、2本のタイムリーで3点を叩き出し、MVP賞を獲得!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
 
 
(二)
溝江
 
 
 
(中)
山田
 
 
 
(左)
馬渕
 
 
 
(右)
杉山
 
 
 
(三)

 
 
 
(一)一
濱本
打 杉浦
一 手塚
打 栗原
(DP)
来條
走 斎藤
 
 
(捕)
眞鍋
打 横沢
 
 

記録&記事:奥田 透,桐越 信一