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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第5節

2010年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第5節
1勝1敗 通算7勝4敗、単独4位で前半折り返し

 5月29日〜30日にかけ千葉県習志野市秋津野球場で、前半の最後の節となる日本リーグ1部第5節が行われた。前節、嫌な負け方を喫しているため、この節はなんとしても連勝で前半を締めくくりたいところ。初日のシオノギ製薬戦は、2回裏、満塁のチャンスに鮫島が先制の2点タイムリー! その後も着々と加点し、藤原、瀬川で散発4安打完封リレー。前半の最終戦となった太陽誘電戦は、ミスが重なり中盤に大量失点。その後追撃するも最後までミスが響いて連勝ならず。この結果、通算成績が7勝4敗となり、昨シーズンとまったく同じ勝敗数で単独4位で前半戦を終了した。
 後半の開幕である第6節は、9月4日〜5日、北海道函館市函館千代台公園野球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 シオノギ製薬戦(5月29日 日立ソフトウェア7勝3敗)

鮫島、先制のタイムリー! 濱本、3安打3打点! 横沢のランニングホームランも飛び出し大勝

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
シオノギ製薬 0 0 0 0 0 0 0 0
日立ソフトウェア 0 2 3 0 3 3 x 11
  • 【バッテリー】☆藤原(5回:4勝3敗),瀬川(2回)−鮫島
  • 【本塁打】横沢(6回) 【二塁打】鮫島(2回),濱本(3回),林(6回)
  • 【盗塁】溝江(1回),杉山,林(3回),馬渕,栗原,濱本(5回)

試合レポート

先発の藤原は初回表、先頭打者にチェンジアップを左中間に運ばれ、さらに三塁に送られていきなりのピンチを招くが、ここは踏ん張り無失点で切り抜ける。さらに3回表、先頭打者にヒットを許すと内野エラーで無死一、二塁のピンチ。しかし、ここも併殺などで切って取り1点も与えない。

一方、打線は2回裏、杉山、濱本のヒットなどで一死満塁のチャンスを作ると、満塁には滅法強い鮫島が左中間を深々と破る2点タイムリーヒットを放って先制。続く3回裏には、溝江、山田の連続ヒットと相手エラーで追加点。さらに濱本が右中間への2点タイムリー。この回3点を追加する理想的な展開。

打線の勢いはまだまだ止まらず、5回裏、二死一、二塁から濱本が、この日3本目のヒットをレフトに放って追加点。さらに相手エラーとダブルスチールで3点を挙げる。続く6回裏には、杉浦、溝江のヒットでチャンスを作ると、代打の横沢がライト線へランニングホームラン! この回3点を追加して大量11点目!

藤原は序盤こそランナーを背負うものの、4,5回は三者凡退。5回からは瀬川がリリーフし、2回をヒット1本に抑える締めくくり。散発4安打の完封リレーで大勝した。

[撮影]大木 浩
満塁には滅法強い鮫島、先制タイムリー!!

[撮影]柴田 兼一
濱本、この日は3安打3打点の固め打ち!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(DP)
西山
打 杉浦
 
(遊)
溝江
 
 
(中)
山田
 
 
(左)
馬渕
打 横沢
 
(右)
杉山
打 手塚
右 玉利
(三)

打 袴田
 
(一)
濱本
打 浅見
 
(二)
栗原
 
 
(捕)
鮫島
走 齋藤
 

対 太陽誘電戦(5月30日 日立ソフトウェア7勝4敗)

守備のミスから大量失点 追撃及ばず、単独4位で前半戦を折り返す

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
太陽誘電 0 0 0 5 0 0 2 7
日立ソフトウェア 0 0 0 1 2 1 0 4
  • 【バッテリー】★藤原(4勝4敗:3回1/3),山中(3回2/3)−鮫島
  • 【本塁打】馬渕2号(5回:2ラン)

試合レポート

前半戦の負けた試合を振り返ると、ピンチに守備のミスが出るとなかなか歯止めがかからず、一挙に大量失点するという内容。この試合もそのパターンが繰り返される。

先発の藤原はこの日はボール先行の投球内容。3回まで四球なとで毎回のランナーを背負うが、序盤はランナーを出しても粘りのピッチングで切り抜ける。しかし、4回表、先頭打者にヒットを許すと、二塁に送られた一死後、センター前に運ばれて一、三塁のピンチを招く。さらに続く打者を四球で歩かせて満塁。ここで次の打者のサードゴロを来條がバックホーム。しかし、ボールがランナーと交差し見にくかったためか、鮫島がバックホームのボール弾き、一挙2者に還られる。こういう場面で今シーズンは藤原が踏ん張れず、連続タイムリーでさらに3点を追加され、一挙に大量5失点。

この5点を追う打線はその裏、一死から濱本、来條、林の3連打で満塁の絶好のチャンス。ここで鮫島が押し出しの死球で1点を返し、なおも満塁が続く。しかし、ここで追加点が奪えない。

続く5回裏、一死二塁で馬渕が2号2ランをセンターに放り込み2点を返すと、6回裏には来條の内野安打を足掛かりに二死二塁で西山がタイムリーを放ち、その差1点と迫る。なおも二死一、二塁と同点チャンスが広がるが、あと1本が出ず追い付けない。

3回表の一死二塁から藤原をリリーフした山中は、6回までをノーヒットに抑える見事なピッチング。しかし、7回表、先頭打者にヒットを許すと、内野陣が連続の失策を犯して無死満塁。ここでレフトに2点タイムリーを喫し、リーグ戦初失点。開幕で堅守を見せた守備の土台が少しずつほころびを見せ、この試合も大量失点に繋がる内容。後半戦への課題となった。

[撮影]新留 幸一
馬渕、センターオーバーの追撃の2号2ラン

[撮影]新留 幸一
山中、好リリーフするも守備の乱れで初失点

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(二)
溝江
 
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(右)
杉山
 
(一)
濱本
 
(三)
来條
走 齋藤
(三)

 
(捕)
鮫島
走 横沢

記録&記事:徳田 政昭,古園 敏幸,奥田 透,桐越 信一