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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第4節

2010年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第4節
1勝1敗で通算6勝3敗

 5月22日〜23日にかけ、広島県福山市民球場で日本リーグ1部第4節が行われた。初日の佐川急便戦は、先発の瀬川が制球に苦しみ初回に1点を先行されるなどピンチの連続となるが、打線が3回に打者一巡の猛攻。一挙に7点を奪って勝負を決める。翌日のデンソー戦は、山田の2号2ランなどで先行するが、終盤に一挙に5点を奪われまさかの逆転負け。この結果、この節の連勝はならず、通算成績6勝3敗で前節同様、単独4位につけている。
 前半の最終節となる第5節は、5月29日〜30日、千葉県習志野市秋津野球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 佐川急便戦(5月22日 日立ソフトウェア6勝2敗)

3回表、打線爆発、一挙に7点! 打者一巡の猛攻で勝負を決定!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア 0 0 7 0 0 0 0 7
佐川急便 1 0 1 0 0 0 0 2
  • 【バッテリー】☆瀬川(5回:2勝),山中(1回),山口(1回)−鮫島
  • 【三塁打】山田(3回),林(3回)
  • 【二塁打】栗原(2回),鮫島(3回) 【盗塁】山田(6回)

試合レポート

決勝トーナメントを争う上で、1敗差でつけているチームとの直接対決は、是が非でも勝っておかなければならない試合。先発は瀬川−鮫島のバッテリー。しかし、制球に苦しみ毎回ランナーを背負う展開となる。初回裏、先頭打者をフルカウントから四球で歩かせると、一死後、またもフルカウントからの四球。二死をとるものの続く打者にレフト前に運ばれて失点。さらに続く打者にもライト前にヒットを許し、ランナーがホームに生還するが、ベースを踏んでいないという判定に助けられる。

続く2回裏、先頭打者にヒットを許すと、またしてもフルカウントから四球というパターンで2者を歩かせて一死満塁と大ピンチ。続く打者にもフルカウントとなるが、やや高めのボールを相手が見逃し三振、さらに続く打者はセンターフライと、なんとかピンチを凌ぐ。この試合、バッテリーの配球が慎重すぎるのか、5イニングで6四球と制球に苦しむことになる。

一方、相手先発は今シーズンから加入したスメサート。全豪代表で北京オリンピックの準決勝で全日本がなかなか攻略できなかった投手。しかし、打線が見事にこの投手を打ち崩す。初回表、先頭の西山がセンター前ヒット。西山は二塁を狙ってアウトとなるが、2回表には栗原が会心の当たりの左中間二塁打。いずれも得点には繋がらないものの、各打者がスメサートの速球を芯で捕らえ始める。

そして3回表、先頭の西山がレフト前で出塁。溝江が二塁に送ると、山田がレフト線を破るタイムリー三塁打を放ってまずは同点。続く馬渕がレフト前であっさりと逆転に成功すると、林のライトオーバーの三塁打で追加点。さらに連続死球で一死満塁とすると、鮫島が左中間を破る走者一掃の3点タイムリー! 打者一巡して西山がレフト前タイムリーを放って7点目。この回、6本の長短打を集中して、一挙に大量点を奪い試合を決定する。

その裏、瀬川は味方エラーと四球などで走者を背負い、タイムリーで1点を返されるピリッとしない内容。5回裏にはヒットで出塁したランナー2人を背負うと、またしてもフルカウントからの四球で二死満塁。打者を追い込んでからの勝負球がなかなか決まらず、粘られて最後は四球となるパターンを繰り返す。しかし、ここもなんとか踏ん張って抑え、6,7回は山中、山口が危なげなくリレーしゲームセット。この試合、ピンチの連続ながらも打線の援護で負けられない直接対決を制した。

[撮影]大木 浩
3回表、山田、同点となるタイムリー三塁打!!

[撮影]大木 浩
馬渕、すかさず逆転のタイムリー!!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(指)遊
西山
打指 袴田
(遊)ニ遊
溝江
打 手塚
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(右)
杉山
打右 杉浦
(三)

打 横沢
(一)
濱本
打 玉利
(二)
栗原
ニ 来條
(捕)
鮫島
走 齋藤

対 デンソー戦(5月23日 日立ソフトウェア6勝3敗)

山田の2号先制2ラン実らず、終盤に一挙に5点を奪われ逆転負け

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア 2 1 0 0 0 0 0 3
デンソー 0 0 0 0 0 5 x 5
  • 【バッテリー】☆藤原(3勝3敗)−鮫島
  • 【本塁打】山田(1回:2ラン)

試合レポート

この対戦相手も決勝トーナメントを争うだけに、なんとしても直製対決は制しておきたいところ。初回表、一死後、溝江が三遊間を破るヒットで出塁。続く山田は相手先発、染谷の初球を狙い、ライトへの第2号先制2ラン!! いきなり2点を先行し主導権を握る。続く2回表には濱本のヒットと相手エラーなどで一死一、三塁の好機を作ると、打率5割を越える西山がレフトへタイムリーを放ち追加点。

一方、先発の藤原はストライクを先行させ、打たせて取る持ち前のピッチングで、5回を散発4安打と、まったく危なげない内容。打線はその後、代わった新外国人投手アイリーンから、ランナーは出すものの離塁アウトなどでチャンスを生かせず、ダメ押し点が奪えない。

それまで好調な投球を続けていた藤原であったが、終盤の6回裏、先頭から連続ヒットを許し無死一、二塁とピンチを招く。続く打者の絶好のダブルプレーコースの打球も内野陣の送球ミスで二塁封殺のみとなり、一死一、三塁。ここで続く打者にライト前に運ばれて1点を返される。さらに相手の送りバントを内野陣が致命的な悪送球。二死二、三塁となるところが、1点を献上し、さらに二、三塁とランナーを残して傷口を広げてしまう。続く打者にはエンドランをあっさりと決められて同点。なんとか踏ん張りたい藤原であったが、これで気落ちしたか、連続の右中間二塁打を喫して逆転、突き放される。

今シーズンは堅守で投手陣を盛り立てていたが、この試合、その守備の綻びが絡んで大量失点し、まさかまさかの逆転負け。この結果、通算成績6勝3敗とし、前節同様、単独4位につけている。

[撮影]廣田 亜矢
山田、初回に第2号先制2ラン!!

[撮影]廣田 亜矢
打撃絶好調の西山がタイムリーで追加するが・・・

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(二)
溝江
 
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(右)
杉山
 
(三)

 
(一)
濱本
 
(DP)
来條
走 齋藤
(捕)
鮫島
打 栗原

記録&記事:奥田 透,桐越 信一