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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第3節

2010年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第3節
1勝1敗で単独4位に後退

 5月15日〜16日にかけ、静岡県富士市富士総合運動公園野球場で、日本リーグ1部第3節が行われた。初日の大鵬薬品戦は、2回に杉山のホームランで先制すると、続く3回に馬渕が2ランを放ち、さらに馬渕は5回にもタイムリーを放って3打点。投げては瀬川がホームラン1本に抑え、山中、山口と繋いで4-1での勝利。翌日はここまで全勝のトヨタ自動車と対戦。相手エースのアボットから打線が5点を奪って逆転、突き放しと攻略するものの、それ以上に投手陣が踏ん張れず大量失点。この結果、通算5勝2敗と単独4位に後退した。
 第4節は5月22日〜23日、広島県福山市民球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 大鵬薬品戦(5月15日 日立ソフトウェア5勝1敗)

杉山、先制ホームラン! 馬渕、2ランを含む3打点! 瀬川、今シーズンの初勝利!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
大鵬薬品 0 0 0 0 0 1 0 1
日立ソフトウェア 0 1 2 0 1 0 x 4
  • 【バッテリー】☆瀬川(5回:1勝),山中(1回),山口(1回)−鮫島
  • 【本塁打】杉山(2回),馬渕(3回:2ラン)
  • 【二塁打】馬渕(5回) 【盗塁】山田(1,5回)

試合レポート

この日も前節の伊予銀行戦に続き、セカンド栗原、ショート溝江、トップバッターに林、先発瀬川という近い将来のチームを見据えたオーダーで試合開始。その瀬川はボールカウントが悪くなっても四球を与えることなく、3回までヒット1本に抑える立ち上がり。4回表、先頭打者に右中間二塁打を喫して得点圏に走者を背負うが、そのピンチにも冷静な投球で後続3人を切って取る素晴らしい内容。

一方、打線は2回裏、先頭の杉山が逆風をものともせず、打った瞬間それと分かる今シーズン第1号をライトへ運んで先制。続く3回裏、前の試合からなかなか勝負をしてもらえず、四球で歩かされることの多い山田がチェンジアップをセンター前に運んで出塁。続く馬渕が杉山同様、シーズン第1号の2ランを豪快にライトへ運んで3点目を奪い瀬川を援護する。

さらに5回裏、一死から山田が四球で歩き、この日2つ目の盗塁を決めると、チェンジアップにタイミングを外される打者が多い中、馬渕がお手本となるようにそのチェンジアップを引き付け、センターオーバーのタイムリー二塁打を放って4点目を追加する。

瀬川は5回を散発の3安打無四球と好投。しかし、6回表、先頭打者に甘く入った球をセンターへ運ばれるホームランで1点を返される。ここで新人の山中がリリーフ。その山中は先頭打者に自身への強襲ヒットを許すが、後続を危なげなく抑えて最終回は山口が登板。山口は2三振を奪うなど、3人で退ける完璧な投球を披露してゲームセット。

相手投手のチェンジアップにタイミングを外される打者が多い中、クリーンナップで得点を奪い、投手陣が1点に抑えるリレーを見せて通算成績を5勝1敗とした。

[撮影]浜口 弘志
杉山、逆風をものともせず先制の今シーズン第1号!

[撮影]浜口 弘志
瀬川、安定したピッチングで今シーズン初勝利!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)

 
 
 
(遊)
溝江
打 杉浦
 
 
(中)
山田
 
 
  
(左)
馬渕
 
 
  
(右)
杉山
 
 
  
(一)
濱本
 
 
 
(DP)
来條
走 齋藤
打 袴田
走 横沢
(二)
栗原
 
 
  
(捕)
鮫島
打 玉利
 
 

対 トヨタ自動車戦(5月16日 日立ソフトウェア5勝2敗)

打線、アボットから5点を奪って攻略するも、投手陣が大量失点

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア 0 0 0 0 3 2 0 5
トヨタ自動車 1 0 1 0 1 6 x 9
  • 【バッテリー】藤原(4回),山中(2/3),山口(1/3),★藤原(3勝2敗:1/3),瀬川(2/3)−鮫島
  • 【ニ塁打】西山(5,6回) 【盗塁】溝江(5回)

試合レポート

この試合、投手陣が相手打線を抑え、打線がアボットを如何に攻略するかがポイント。結果は打線は予想以上にアボットから点を奪うものの、一方の投手陣が予想外の失点を重ねる内容となる。まずは打線は2回までアボットの高めのライズボールにつられ、早くも5三振を奪われる。

一方、先発の藤原は初回、先頭打者のワトリーに左中間二塁打を許し、一死三塁から犠牲フライで早々と失点。さらに3回裏、この回の先頭のワトリーにライトオーバーのホームランを喫し2点目を奪われる。

打線は3回表、得点には繋がらないものの、濱本、鮫島に流し打ちのヒットが出て少しづつアボットを攻略し始める。4回表、先頭の溝江がセーフティバントで出塁。山田がライズをセンター前に弾き、続く馬渕の送りバントが内野安打となり、無死満塁の同点、逆転チャンス!! しかし、後続が凡打に倒れて絶好のチャンスを逸する。

それでも打線は5回表、先頭の来條がラッキーな内野安打で出塁。鮫島が送った一死二塁で続く西山が左中間二塁打を放ちまずは1点を返す。さらに溝江が前の打席同様、セーフティバントを成功させ盗塁で二、三塁とチャンスを広げ、二死から馬渕が高めの球を強引に打つと、打球は一塁後方に落ちるラッキーな2点タイムリーとなり一気に逆転!!

 しかし、逆転した直後の5回裏、藤原はまたもや先頭のワトリーにフルカウントからチェンジアップをセンターに放り込まれる同点打を浴び、リードを守れずにここで降板。その回を山中、山口がリレーする。

なんとか突き放したい打線は6回表、一死から濱本がライト前で出塁。さらに相手エラーと死球でまたもや満塁のチャンスを作ると、西山が高めを強引に引っ張り、ライトオーバーの2点タイムリーで相手を突き放す。

2点をリードした6回裏、藤原が再び登板。しかし、この日のバッテリーは2ストライクに追い込んだ後の配球に苦労する。一死後、いずれも追い込んでからヒットと連続四球で満塁とされ、続く2番打者に痛恨の逆転満塁ホームラン。代わった瀬川も長短打で2点を失い、この回6点の大量失点。打線が奪ったリードを投手陣が守れず、勝てる試合を落とす結果となった。これにより通算成績が5勝2敗となり、単独4位に後退した。

[撮影]仲 賢
西山、2本の二塁打でアボットから3打点!

[撮影]仲 賢
馬渕、高めのボール球を強引に打つ逆転タイムリー!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(二)
溝江
 
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(右)
杉山
打 栗原
(三)

 
(一)
濱本
 
(DP)
来條
走 齋藤
(捕)
鮫島
走 横沢

記録&記事:奥田 透,桐越 信一