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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第1節

2010年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第1節
連勝を飾り、開幕から3連勝!!

 4月24日〜25日にかけ、地元神奈川県厚木市営玉川球場で第1節が行われた。開幕節を白星スタートした勢いそのままに、初日は戸田中央総合病院と対戦。初回にいきなり2点を先行するが、すぐに追いつかれる展開。しかし、3回に杉山の勝ち越し打でリードを奪うと、終盤に鮫島の3点タイムリーなどが飛び出し8-2と快勝。翌日のHonda戦は、初回に杉山が足で稼ぐタイムリー内野安打で1点を先制。その後、打線は相手エースのネルソンを攻略できず追加点が奪えない展開。一方、藤原は2度の満塁のピンチを粘りの投球で凌ぎ、初回の1点を守って今シーズンの初完封。この節の連勝を飾り、開幕から3連勝のスタートダッシュとなった。
 第2節は5月8日〜9日、栃木県宇都宮市宮原運動公園野球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 戸田中央総合病院戦(4月24日 日立ソフトウェア2勝)

杉山、勝ち越し打! 鮫島、走者一掃の3点タイムリー!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
戸田中央総合病院 0 2 0 0 0 0 0 2
日立ソフトウェア 2 0 1 0 4 1 x 8
  • 【バッテリー】☆藤原(2勝:5回),瀬川(1回1/3),山中(1/3),山口(1/3)−鮫島
  • 【ニ塁打】馬渕(3回),鮫島(5回)
  • 【盗塁】溝江(1,6回),杉山(1回),山田(5回)

試合レポート

初回裏、打線がいきなりの先制パンチ。西山、溝江が連続のセンター前で出塁し一死ニ、三塁とチャンスを作ると、馬渕もセンター前に弾いて2点を先行する。しかし、続く2回表、先発の藤原が先頭打者にヒットを許し、一死三塁で7番打者にフルカウントから外角を右中間に持っていかれ、タイムリー三塁打を喫して1点を返される。さらに続く打者にレフト前に落とされて試合は振り出しに。

突き放したい打線は3回裏、一死から馬渕が左中間二塁打で得点圏に進むと、続く杉山がセンター前に勝ち越し打! 一方、藤原は4回まで毎回の走者を出すものの、相手の送りバントを濱本、林がことごとく二塁で封殺。さらに鮫島の盗塁阻止、西山の華麗な守備、内野陣での併殺完成など、開幕でも見せた堅守がこの日も藤原を盛り立てる。

藤原が5回表を初めての三者凡退で片付けると、その裏、先頭の山田が四球、盗塁で三塁まで進んでチャンスを作る。ここで、打撃好調の馬渕がライトへ痛烈なタイムリー。さらに、濱本、代打栗原が四球を選んで二死満塁とすると、前の打席で今シーズン初ヒットを放っている鮫島が、センターオーバーの走者一掃の3点タイムリー二塁打!! 一気に相手を突き放す。続く6回裏には死球と相手エラーで得た一死一、三塁からダブルスチールを敢行。重量打線だけでなく、抜け目のないプレーでノーヒットで1点を奪う。

6回からは瀬川が今シーズンの初登板。一昨年から制球に苦しんでいたが、キレのあるストーレートでストライクを先行し相手打線を封じると、7回一死からルーキーの山中が開幕節に続いて登板。山中は角度のある外角球で見逃し三振に切って取る。さらに最後の打者には山口がシーズン初登板。山口も内野ゴロで退け、相手打線をノーヒットに押さえ込むリレーで締めくくった。

[撮影]大木 浩
杉山、センター前に勝ち越し打!

[撮影]大木 浩
鮫島、相手を突き放す走者一掃の3点タイムリー!!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(二)
溝江
 
(中)
山田
 
(左)
馬渕
走左 横沢
(右)
杉山
 
(一)
濱本
 
(三)

打 杉浦
(DP)
袴田
打 栗原
(捕)
鮫島
走 齋藤

対 Honda戦(4月25日 日立ソフトウェア3勝)

藤原、2度の満塁のピンチを凌ぎ、初回の1点を守って今シーズン初完封!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア 1 0 0 0 0 0 0 1
Honda 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】☆藤原(3勝)−鮫島
  • 【盗塁】山田(1回),杉山(1回)

試合レポート

初回表、今年から加入した相手エース、ネルソンから西山がいきなりのライト前ヒットで出塁。さらに一死二塁で山田がセンター前に落とし、さらに盗塁で二、三塁と先制のチャンス。馬渕は三振に倒れるが、杉山がキャッチャーゴロを足で稼いで内野安打とし、この間に西山が生還してラッキーな1点をもぎ取る。しかし、その後はネルソンの緩急をつけたピッチングに3回まで7三振を奪われる苦しい展開。

一方、先発の藤原は初回こそ三者凡退に切って取るが、その後は応援している者にとっては痺れる展開が続く。2回裏、ヒットと死球で招いた二死一、三塁のピンチは切り抜けるが、3回裏、先頭打者にヒットを許すと、内野陣がダブルエラーを犯して無死満塁と絶体絶命のピンチ。しかし、ここで内野陣がエラーを挽回する。次の打者の一塁ゴロを濱本がホームで封殺し、さらに一塁に鮫島が転送し併殺完成! まだピンチは続くが、藤原が次の打者を三振に切って取り、窮地を脱して1点も与えない。

なんとか追加点を挙げて藤原を援護したい打線は、4回から6回まで毎回ランナーを出すものの、なかなかネルソンを攻略できず、1点をリードしたまま最終回の守備に。

7回裏、前の打席で痛烈なヒットを打たれた5番ローランを警戒したか、藤原は四球を与えて無死のランナーを出し、さらに一死からまたも四球で一、二塁。長打が出れば逆転サヨナラのランナーを背負うが、次の打者を三振に仕留めてあと一人まで漕ぎ着ける。しかし、続く打者の鋭い打球を藤原が弾いて二死満塁とピンチが広がる。さらに、この日当たっているトップバッターに対してボール3となり、押し出しでも同点の絶体絶命の大ピンチ。次の球はストライクとなるものの、もはや1球もボール球は投げられない状態。その次のストライクをバッターが強振すると、打球はレフトへの痛烈なライナー。馬渕がグラブからこぼしそうになりながらもキャッチし、初回の1点を守って開幕からの3連勝を飾った。

[撮影]中山 友紀子
杉山の内野安打で初回に1点を先制しベンチも盛り上がる

[撮影]中山 友紀子
藤原、再三のピンチを凌いで今シーズン初完封!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(二)
溝江
 
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(右)
杉山
 
(一)
濱本
 
 
(三)

 
(DP)
袴田
打指 来條
(捕)
鮫島
打 杉浦

記録&記事:古園 敏幸,奥田 透,桐越 信一