ページの本文へ

Hitachi

日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第7節

2009年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第7節
1勝1敗で単独6位に後退

 9月12日,14日(13日が雨天順延)に岩手県盛岡市県営球場で第7節が行われた。初日のHonda戦は、先発の瀬川が序盤で3点を先行される苦しい展開。4回表に相手投手のボークで1点を返し、終盤の6回表、馬渕の2号ソロで1点差に追い上げると、杉山、鈴木のヒットなどで満塁とし、続く濱本が貴重な同点打。なおも二死満塁で、栗原が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、この回で一気に逆転。翌日のルネサス高崎戦は、先発の藤原が小刻みに失点。打線は最終回に二死満塁と、一打逆転サヨナラの場面を作るものの、相手エース上野の前に3安打と沈黙。この結果、この節を1勝1敗とし、通算、9勝6敗で単独6位に後退。決勝トーナメント進出の4位以内に入るため、残り7試合は非常に厳しい戦いを強いられることとなった。
 第8節は、10月10日〜12日、大分県大分市新大分球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 Honda戦(9月12日 日立ソフトウェア9勝5敗)

終盤の6回表、馬渕の2号ソロを口火に、濱本、同点タイムリー! 栗原の3点適時打で一気に逆転!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア 0 0 0 1 0 5 0 6
Honda 1 0 2 0 0 0 0 3
  • 【バッテリー】瀬川(2回1/3),山口(2回),☆藤原(9勝5敗:2回2/3)−鮫島,鈴木
  • 【本塁打】馬渕2号(6回)
  • 【二塁打】溝江(4回),栗原(6回)
  • 【盗塁】山田(1回),馬渕(4回)

試合レポート

打線は、3回まで相手ピッチャー金尾のゆったりとした投球テンポの前に、濱本の1安打のみと完全に沈黙。一方、今シーズン初先発の瀬川、鮫島のバッテリーは初回裏、先頭打者にストライクを取りにいった初球を狙い打ちされ、いきなりの左翼線への二塁打を許す。さらに、犠打によりランナーを三塁進められ、犠牲フライにより早くも1点を先制される。

続く、2回裏、やはり先頭打者に初球を狙われてセンター前ヒット。さらにヒットと盗塁などで一死一、三塁とされ、続く打者に左中間レフト寄りの飛球を上げられる。これをチームの申し合わせどおり、センターの山田がキャッチし、ホームへダイレクトの送球。主将山田のレーザービームで2点目を阻止する。

しかし、3回裏、瀬川は3連続四球で自ら作ったピンチの後、タイムリーとパスボールにより、合わせて2点の追加点を与えてしまい、ランナーを残したまま途中で山口に交代。開幕戦以来の登板となった山口であったが、一死二、三塁のピンチをなんとか切り抜け追加点を与えない。

一方、打線は4回表、先頭打者の馬渕が相手エラーで出塁。二塁盗塁の後に杉山のセカンドゴロで三塁へ進塁。ここで相手ピッチャーのボークにより、ラッキーな1点を取るものの打線は依然沈黙のまま。

3回途中から交代した山口は、その後、失点はしないものの、4,5回と連続して満塁のピンチを招き、5回途中で藤原に交代。代わった藤原、鈴木のバッテリーは一死満塁のピンチに、続く打者二人を凡打と三振に切って取り、貫禄の違いを見せつける。

なんとかしたい打線は6回表、前の回に代わった相手ピッチャーのオークスから、先頭打者の馬渕がレフトへ豪快に2号ソロ!! 1点差に迫る主砲の反撃の狼煙を合図に、一気に打線が目を覚ます。続く杉山がライト前で出塁すると、一死から溝江が四球、打撃好調の鈴木が三遊間を破って満塁のチャンスを作る。さらに、続く濱本がレフトへのタイムリーを放ってついに同点!! ここで相手ピッチャーは先発の金尾がリエントリー。西山が倒れ二死満塁となるものの、この日2番スタメンで起用された栗原が右中間を破る走者一掃の3点タイムリー二塁打!! この回、一気に5点を奪って逆転に成功する。

途中から代わった藤原は、相手打者をまったく寄せつけず、6,7回をそれぞれ3人で打ち取りゲームセット。チームは、負けるわけにはいかないこの戦いを、辛くも逆転でものにした。

[撮影]磯崎 千嘉
馬渕、1点差に追い上げる追撃の2号ソロ!!

[撮影]深沢 高敏
栗原、走者一掃の逆転タイムリー二塁打!!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(DP)
栗原
 
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(右)
杉山
打 袴田
(三)

 
(二)
溝江
打 横沢
(捕)
鮫島
捕 鈴木
(一)
濱本
 

対 ルネサス高崎戦(9月13日 日立ソフトウェア9勝6敗)

打線、沈黙 最終回に見せ場を作るものの、相手エース上野を攻略出来ず

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
ルネサス高崎 1 0 1 0 0 0 1 3
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】★藤原(9勝6敗)−鈴木
  • 【盗塁】馬渕(2回)

試合レポート

地元出身のエース藤原は、初回表、一死からセンター前ヒットの後、フルカウントから四球を与えて一、二塁と走者を背負う。続く4番打者に右中間を破られるタイムリー二塁打を打たれ、早々と失点。さらに、後続の走者がホームを狙うが、ここは中継プレーでホームタッチアウトにし、何とか最少失点に留める。

さらに3回表、一死後、センター前ヒットを喫して盗塁を許す。この盗塁はあきらかにアウトと思われたが、塁審の判定はセーフ。藤本監督が猛抗議するものの認められず、ランナー二塁。次の打者のレフト線を抜けるヒットで一、三塁。さらに盗塁を許して二、三塁のピンチを招き、続く打者にレフト前ヒットを許して2点目。

一方、打線は5回裏までMax117kmの速球の上野の前に三者凡退の山。藤原は4回から6回まで打者を追い込んだ後、なかなか決め球をストライクと取ってもらえず、毎回の得点圏走者を背負う苦しい展開。それでもなんとか無失点に抑える我慢の投球。

5回裏、先頭の馬渕がチーム初のレフト前で出塁。さらに盗塁で二塁に進むが、後続が倒れ、なかなか上野を攻略できない。藤原は最終回、二死満塁からレフト前ヒットで失点。その裏、先頭打者の来條がレフト前ヒットで出塁。続く山田も意地のレフト前ヒット。二死後、溝江がフルカウントから四球を選んで満塁。ホームランが出れば逆転サヨナラの場面を作るものの、最後は三振でゲームセット。チームは上野の前に3安打のみで今シーズン初の完封負け。この節、1勝1敗で通算9勝6敗となり、単独6位に後退した。

[撮影]中山 友紀子
最終回、チーム2本目のヒットで来條がチャンスを作る

[撮影]中山 友紀子
続く、山田の一打でこの後満塁のチャンスを作るものの・・・

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(DP)
来條
走 杉浦
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(右)
杉山
 
(二)
溝江
 
(三)

 
(捕)
鈴木
打 栗原
(一)
濱本
 

記録&記事:奥田 透,徳田 政昭,桐越 信一