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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第6節

2009年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第6節
後半のリーグ戦開始 第6節、1勝1敗で通算8勝5敗、同率5位

 9月5日〜6日にかけ、愛知県豊田市運動公園野球場で、後半のリーグ戦である第6節が行われた。前半戦を7勝4敗と、苦しい星勘定で折り返した我が日立ソフトウェアは、初戦、太陽誘電と対戦。2回表に林の4号ソロで先制すると、馬渕の適時二塁打などで追加点を挙げ、投げては藤原が散発3安打に抑えて快勝スタート。翌日のトヨタ自動車戦は序盤に1点を先行されるが、5回裏に鈴木のタイムリーで試合を振り出しに戻しタイブレークへ。しかし、延長8回裏の絶好のサヨナラチャンスを逃し、9回表に3ランを喫して敗戦。この結果、この節、1勝1敗となり通算8勝5敗で同率5位。決勝トーナメント進出へ向けて厳しい状況が続いている。
 第7節は、9月12日〜13日、岩手県盛岡市県営球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 太陽誘電戦(9月5日 日立ソフトウェア8勝4敗)

林、先制の4号ソロ! 馬渕の2二塁打など計12安打! 藤原、今季初完封の快勝で後半戦白星発進!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア 0 1 1 0 0 1 1 4
太陽誘電 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】☆藤原(8勝4敗)−鈴木
  • 【本塁打】林4号(2回)
  • 【二塁打】馬渕(1,7回),溝江(6回)
  • 【盗塁】山田(5回),溝江(6回),横沢(7回)

試合レポート

打線は初回表、来條と馬渕のヒットで一死一、二塁のチャンスを作るが、後続が打ち取られ、先制はならず。しかし続く2回表、先頭の林が左中間への第4号本塁打を放ち一点を先制。

さらに3回表、二死から山田が投手強襲のヒットで出塁すると、続く馬渕が右中間フェンスに当てる二塁打を放ち、山田が俊足を飛ばして一塁から生還。序盤で2点を先制し試合の主導権を握る。

一方、先発の藤原は立ち上がりから丁寧な投球で、初回、2回と三者凡退に打ち取る投球を披露。その後も緩急をうまく使った投球で4三振を奪うなど、5回まで単発のヒット2本を許しただけで、試合の流れを相手に渡さない。

すると6回表、二死から溝江が三塁とレフトの間に落とすヒットを好走塁で二塁打とし、すかさず相手の隙を付き、三塁への盗塁を決めて二死三塁のチャンスを作る。ここで、続く鈴木がセンターへタイムリーを放ち、チャンスを確実に得点に結びつける攻撃で貴重な追加点をあげる。

最終回にはヒットで出塁した山田を一塁に置き、続く馬渕が左中間を深々と破る2本目の二塁打を放ち、山田が一気にホームイン。ダメ押しの4点目を挙げる。

最後は、藤原がきっちり三人で片付けてゲームセット。チームは、打撃陣が5回の攻撃を除いて毎回の12安打を放ち、投げては藤原が散発の3安打に抑え今シーズン初の完封。後半戦を白星発進した。

[撮影]磯崎 千嘉
林、先制の4号ソロでチームの本塁打王!!

[撮影]磯崎 千嘉
藤原、散発3安打で今季初完封!!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(DP)
来條
 
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(右)
杉山
打 横沢
(三)

 
(二)
溝江
 
(捕)
鈴木
走 杉浦
(一)
濱本
打 栗原

対 トヨタ自動車戦(9月6日 日立ソフトウェア8勝5敗)

鈴木の同点打で追いつくが、その後決定打が出ず 藤原、力投実らず、延長9回に力尽きる

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9
トヨタ自動車 0 0 1 0 0 0 0 0 3 4
日立ソフトウェア 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1
  • 【バッテリー】★藤原(8勝5敗)−鈴木
  • 【二塁打】鈴木(5回)
  • 【盗塁】鈴木(7回)

試合レポート

連投の藤原は初回から得点圏にランナーを背負う苦しい立ち上がり。1回表は先頭打者ヒットと盗塁、四球で二死一、二塁。2回表もヒットと犠打で二死二塁とピンチを招くが、いずれも踏ん張って得点を与えない。しかし、続く3回表、先頭打者ヒットと盗塁、犠打で一死三塁とされ、レフトへ犠牲フライを打ち上げられて1点を奪われる。

一方、打線は相手エース、アボットの前に沈黙。4回まで馬渕と山田のヒット2本のみ。さらに、出塁しても送りバントや盗塁失敗で二塁にも進められず、4イニングで7三振を奪われる内容で、攻略の糸口が掴めない。

5回表、初めて藤原が三者凡退で片付けて流れを変えると、その裏、先頭の林がライト前に運んで無死のランナーとして出塁。ここも送りバントを失敗するが、一死から溝江がこの試合始めてバントを成功させ、二死二塁とワンチャンスに賭ける。続く鈴木は左中間への強烈な当たり。これがエンタイトル二塁打となる値千金の同点打。試合を振り出しに戻す。

藤原は6,7回も三者凡退と尻上がりに調子を上げると、打線も6回裏の西山、7回裏の代打鮫島のヒットでランナーを出すが、得点に結びつけることが出来ず、タイブレークへ突入。

延長8回表、ランナーを三塁に進められるが、藤原の力投で0に抑えると、その裏、打撃好調の鈴木がバントの構えからプッシュ気味にヒッティング。これが一塁後方に落ちるヒットとなり無死一、三塁。さらに盗塁を決めて二、三塁と絶好のサヨナラチャンスを作る。エンドラン、あるいは外野フライでもサヨナラという場面であったが、アボットの投球の前に後続の3者が三振と内野フライでランナーを返せない。この回の大きなチャンスをものに出来ず、これで流れは一変。

延長9回表、送りバントを守備陣が三塁に投げてオールセーフ。さらに盗塁で無死二、三塁とされると、続く打者にレフトへの3ランを喫して万事休す。前半戦を含め、上位との直接対決が1勝5敗と、決勝トーナメント進出に向け厳しい状況が続く。

[撮影]磯崎 千嘉
5回裏、鈴木の値千金の一打で林が同点のホームイン!

[撮影]磯崎 千嘉
延長8回裏、鈴木のヒットでサヨナラチャンスを作るが

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(DP)
来條
走 横沢
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(三)

 
(右)
杉山
打 鮫島
(二)
溝江
 
(捕)
鈴木
走 杉浦
(一)
濱本
打 栗原

記録&記事:古園 敏幸,浜口 弘志,桐越 信一