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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第5節

2009年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第5節
1勝1敗 通算7勝4敗で前半折り返し

 6月6日〜7日にかけ、埼玉県戸田市営北部公園野球場で、前半の最後の節となる日本リーグ1部第5節が行われた。初日の戸田中央総合病院戦は途中逆転を許すものの、5回表、溝江、山田、馬渕の1イニング3本のホームランで再逆転。さらに7回表には林のホームランなど大量7点を奪う猛攻で大勝。翌日のレオパレス21戦は相手投手を攻略出来ず、藤原が先頭打者ホームランなど2発を喫し、前半戦の最終試合を勝利で飾れず1勝1敗。通算7勝4敗で前半戦を折り返した。
 後半の開幕である第6節は、9月5日〜6日、愛知県豊田市運動公園野球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 戸田中央総合病院戦(6月6日 日立ソフトウェア7勝3敗)

溝江、追撃3号 山田、逆転3号2ラン 馬渕、シーズン初の一発 林の3号2ランも飛び出し再逆転!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア 1 0 1 0 4 0 7 13
戸田中央総合病院 0 0 4 0 0 0 0 4
  • 【バッテリー】☆藤原(6回:7勝3敗),山口(1回)−鈴木,鮫島
  • 【本塁打】溝江3号(5回),山田3号(5回:2ラン),馬渕(5回),林3号(7回:2ラン)
  • 【二塁打】馬渕(1,3回),鈴木(7回),袴田(7回)
  • 【盗塁】山田(1回),溝江(7回)

試合レポート

1回表、二死から山田がレフト前ヒットで出塁。すかさず盗塁を決めて先制のチャンスを作ると、続く馬渕がセンターオーバーのタイムリー二塁打! さらに3回表、山田が四球で歩くと、馬渕がレフトフェンス直撃の二塁打を放ち、山田が一塁から一気にホームイン。3,4番で2点を奪い取る。

一方、先発の藤原は1,2回、ランナーを出すものの要所を締めて無得点に抑える立ち上がり。しかし3回裏、二死から2本のヒットと四球で満塁のピンチを招くと、続く打者にレフト前に運ばれて2点を失い同点とされる。なおも二死二、三塁のピンチに内野安打を許し、一塁送球の間に2者に生還され、この回一挙に4点を失って逆転される。

2点を追う打線は5回表、この回先頭の溝江が右中間へ3号ソロを放って1点差に追い上げる。さらに一死後、来條がセンター前ヒットで出塁すると、代走にホーム生還率100%を誇る杉浦。続く山田はフルカウントから、打った瞬間それと分かるライトへの3号逆転2ラン!! さらに続く馬渕が初球をレフトへ運ぶ待望の今シーズン初ホームラン!! この回3本のホームランで一気に再逆転し、制球に苦しむ藤原を援護する。

7回表には先頭の山田がライトへのヒットで出塁。一死後、それまで二度の得点機で凡退していた林がレフトへ特大の3号2ラン! 続く杉山がヒットで出塁すると、二死から鈴木のサード強襲の二塁打で二、三塁の追加点チャンス。続く溝江の内野安打の間に代走の横沢が生還すると、溝江の盗塁の間に鈴木も生還。さらに西山のセンター前タイムリーで追加点を挙げると、続く杉浦もレフト前に運んで二死二、三塁。打者一巡して山田の代打の袴田がレフトへの2点タイムリー二塁打を放ち、この回一挙7点を奪う猛攻。

投げては最終回、ルーキー山口が登板し、簡単に3人で退けてゲームセット。ホームランと打線の繋がりで見事、再逆転勝ちをおさめた。

[撮影]新留 幸一
5回表、山田、逆転の3号2ラン!!

[撮影]新留 幸一
馬渕、山田に続き今シーズン初ホームラン!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
 
(DP)
来條
走指 杉浦
 
(中)
山田
打 袴田
 
(左)
馬渕
打 手塚
 
(三)

 
 
(右)
杉山
走 横沢
 
(一)
濱本
 
 
(捕)
鈴木
打 栗原
捕 鮫島
(二)
溝江
 
 

対 レオパレス21戦(6月7日 日立ソフトウェア7勝4敗)

打線、繋がらず 藤原、完投も2本のホームランに沈み、前半の最終戦を勝利で飾れず

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 0 1 1
レオパレス21 1 0 1 0 0 1 x 3
  • 【バッテリー】★藤原(7勝4敗)−鈴木
  • 【二塁打】濱本(3回)

試合レポート

相手投手は今季から加入の外国人投手ティンチャー。打線は初回からチャンスを作るがあと一本がでない展開。初回表は、来條の四球と馬渕のセンター前ヒットで一死一、二塁。3回表は、先頭の濱本が左中間二塁打で出塁。一死三塁で打者来條の時にエンドランを仕掛け、ホームでの判定がセーフとコールされるものの、ランナーが本塁突入の際にラインアウトを取られて得点ならず。

一方、先発の藤原は初回裏、先頭打者にいきなり左中間ホームランを浴び1点を失う。さらに3回裏は、先頭打者のヒットなどで二死二塁とランナーを背負い、三塁線へのゴロがサードベースで大きくはねる間に生還を許し1点を追加される。さらに続く打者の三塁への強い当たりがレフトへ抜けるが、馬渕が本塁への見事な送球でアウトとし追加点は与えず。

追いつきたい打線は6回表、二死から山田が相手内野手のエラーで出塁。続く馬渕が四球を選び二死一、二塁のチャンスを作るが後続なし。逆にその裏、藤原は先頭打者にライトへのホームランを喫し3点目を奪われる。

最終回、先頭の杉山がヒットで出塁。相手エラーなどで迎えた一死一、三塁から、西山がライトへのタイムリーを放ち待望の1点を挙げるがここまで。

前半戦を7勝4敗で折り返したが、7勝のうち5試合が逆転勝ちという内容。それだけ打線が良いということであるが、裏を返せば先制点を取られているということ。昨年のチーム防御率から1点以上悪くなっている投手力を含め、内野の新守備陣の失策や連携ミスなど、前半戦を振り返ってみると守備に課題が残った印象が強い。さらに、4敗は全て新外国人ピッチャーとの対戦であり、打撃陣は今後どう攻略するか、後半戦の巻き返しを期待したい。

[撮影]深沢 高敏
馬渕のバックホームで失点を阻止

[撮影]新留 幸一
最終回、西山、完封を逃れる意地のタイムリー

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
 
(DP)
来條
走 横沢
打指 栗原
(中)
山田
 
 
(左)
馬渕
 
 
(三)

 
 
(右)
杉山
走 杉浦
 
(二)
溝江
 
 
(捕)
鈴木
 
 
(一)
濱本
 

記録&記事:徳田 政昭,古園 敏幸,奥田 透,桐越 信一