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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第4節

2009年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第4節
1勝1敗で通算6勝3敗

 5月23日〜24日にかけ、藤本監督の故郷、北海道帯広市帯広の森野球場で、日本リーグ1部第4節が行われた。初日のシオノギ製薬戦は終盤まで1点を先行されるが、6回裏に杉山の2号2ランで逆転!! さらに林の2者連続ホームランで突き放し、これで4試合連続の逆転勝ち。翌日のデンソー戦は、お互いに同じようにランナーを出すものの、走攻守のミスの差で1点差負け。この節、1勝1敗として通算6勝3敗となった。
 前半の最終節となる第5節は、6月6日〜7日、埼玉県戸田市営北部公園野球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 シオノギ製薬戦(5月23日 日立ソフトウェア6勝2敗)

6回裏、杉山、逆転の2号2ラン!! 林、前節に続く2者連続ホームラン!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
シオノギ製薬 1 0 1 0 0 0 0 2
日立ソフトウェア 1 0 0 0 0 3 x 4
  • 【バッテリー】☆藤原(6勝2敗)−鮫島
  • 【本塁打】杉山2号(6回:2ラン),林2号(6回)
  • 【二塁打】山田(1回),馬渕(4回).溝江(5回)

試合レポート

この試合の先発は藤原−鮫島のバッテリー。次代を担うバッテリーの先発となったが、初回表、先頭打者を内野安打で出塁させ、さらに盗塁と送りバントで二死三塁とされる。ここで、相手4番打者にセンター前に運ばれ、いきなり1点を失う苦しい立ち上がり。

その裏、先頭の西山が四球で出塁。来條が確実に送ると、山田がチェンジアップを救い上げ、ライトオーバー二塁打で一死二、三塁。続く馬渕がレフトへ犠牲フライを打ち上げて、すぐに同点に追いつく。しかし、打線はその後、相手先発の松村を攻略出来ず、3者連続三振なども含め、2,3回は三者凡退に切って取られる。

藤原は3回表、二死二塁からライト前にヒットを許し、さらに盗塁などで揺さぶられ、二、三塁のピンチ。ここで続くバッターにセンター前に運ばれて、また1点を先行される。2者ともに2ストライク後の勝負球を弾き返される結果となり、ランナーを気にしてか、初回からバッテリーの詰めの甘さが目立つ内容で3回まで6安打を許す苦しい展開。

なんとかしたい打線は4回裏、馬渕の左中間二塁打、5回裏には溝江の右中間二塁打で、得点圏にランナーを置くものの決定打が出ない。しかし、終盤の6回裏、一死から馬渕が死球で出塁。ここで杉山がフルカウントからセンターオーバーの起死回生の2号逆転2ラン!! 土壇場で試合をひっくり返すと、さらに続く林が初球を狙い、レフトへのホームラン!! 林の前節に続く2者連続ホームランで一気に相手を突き放す。

藤原−鮫島のバッテリーは4回から配球を変え、チェンジアップを交えた緩急のある配球から一転して、ストレート主体のピッチング。これが功を奏し、5,6回はテンポの良い投球で三者凡退。最終回、二死二、三塁のピンチも、最後のバッターを三振に切って取りゲームセット。これでチームは4試合連続の逆転勝ちで5連勝を飾った。

[撮影]浜口 弘志
6回裏、杉山、起死回生の2号逆転2ラン!!

[撮影]浜口 弘志
林、前節に続く2者連続ホームランで突き放す

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(DP)
来條
 
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(右)
杉山
 
(三)

 
(一)
濱本
打 栗原
(捕)
鮫島
打 杉浦
(二)
溝江
 

対 デンソー戦(5月24日 日立ソフトウェア6勝3敗)

走攻守のミスが影響し、1点差負け

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
デンソー 1 0 2 0 0 0 0 3
日立ソフトウェア 0 0 2 0 0 0 0 2
  • 【バッテリー】★藤原(6勝3敗)−鈴木
  • 【二塁打】馬渕(3回)

試合レポート

同じようにランナーを出しながら、ミスが出た方が負けるという定石通りの結果となった試合。まずは初回表、先頭打者のセーフティバントの処理を一、三塁の連携のまずさで二塁まで進め、さらに送りバントで一死三塁とされる。ここで藤原が相手3番にチェンジアップを救い上げられ、レフトへの犠牲フライでノーヒットながら早くも1点を先行される。

さらに、3回表、先頭打者にヒットを許し、続く打者のエンドランが絶好の併殺コースに転がるものの、内野手が弾いて二死のところが無死一、二塁。四球などで一死満塁となり、4番打者にライトへの2点タイムリーを喫して3点目を奪われる。なおも一死一、二塁と得点圏に走者を背負うが、ここは藤原が自らの守備で併殺に仕留めピンチを脱する。

一方、打線は相手先発のギブソンから2回裏、馬渕の四球と杉山のライト前のエンドランで無死一、三塁の大きなチャンスを作る。しかし、続く林が初球に手を出して内野フライ。続く濱本のエンドランは内野正面のゴロとなり本塁アウト。鈴木は見逃し三振と絶好の得点機を生かせない。

3点をリードされた3回裏、一死から西山がライト前ヒットで出塁。続く来條がエンドランを内野安打とするものの、三塁を狙った西山が二、三塁間に挟まれてチャンスをつぶす。しかし、山田が四球で歩いた二死一、二塁で、馬渕が鋭い打球をセンター横に放ち、一塁走者の山田も生還する2点タイムリー!! 一気に1点差まで詰め寄る。

藤原は4回表には一死二塁、5回表は二死三塁、7回表にも二死満塁と走者を背負うが得点を与えず、粘りのピッチングで味方打線の逆転に託す。

その打線は5回裏と6回裏に、共に二死一、二塁の同点、逆転機を作るものの良い当たりが野手の正面をついたり、さらに相手の好守備に阻まれるなど、なかなか点を奪えない。最終回、先頭の西山が鋭い当たりをセンターに放つものの、相手外野手のファインプレーに阻まれて三者凡退。

同じようにランナーを出しながら、相手の犠打4に対し送りバント併殺などもあり犠打0、エンドランなど強攻策が良い面と悪い面に出て、さらに相手の好守備の連発に対して失策2、走塁ミスも出るなど、全体的に走攻守の差が出て1点差負けを喫した。

[撮影]仲 賢
藤原、粘りのピッチングも実らず

[撮影]仲 賢
馬渕、センターへの痛烈な2点適時打で1点差に追い上げる

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(DP)
来條
走 杉浦
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(右)
杉山
 
(三)

 
(一)
濱本
 
(捕)
鈴木
打 栗原
(二)
溝江
 

記録&記事:奥田 透,桐越 信一