ページの本文へ

Hitachi

日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第10節

2009年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第10節(最終節)
2連勝で有終の美を飾るも、決勝トーナメント進出ならず

 10月24日〜25日にかけて、地元神奈川県横浜市保土ケ谷公園硬式野球場で、1部リーグの最終節である第10節が行われた。決勝トーナメント進出に他力ではあるが、まだわずかな望みが残る中、初日の伊予銀行戦は初回に馬渕の2ランで先行。終盤にも馬渕、鈴木のタイムリーで4点目を奪い、藤原、山口、瀬川が完封リレー。この時点でレオパレス21、デンソーとともに勝ち星が並ぶ。翌日の豊田自動織機戦は、馬渕のタイムリーで挙げた1点を藤原が守り抜く連日の完封勝利。通算15勝7敗でレオパレス21と並ぶものの、お互いの対戦の得失点差でわずかに及ばず、決勝進出はならず5位で今シーズンを終えた。

 今シーズンも多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 伊予銀行戦(10月24日 日立ソフトウェア14勝7敗)

馬渕、先制の第3号2ランなど3打点! 藤原、山口、瀬川の完封リレー

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
伊予銀行 0 0 0 0 0 0 0 0
日立ソフトウェア 2 0 0 0 2 0 x 4
  • 【バッテリー】☆藤原(5回:14勝7敗),山口(1回2/3),瀬川(1/3)−鈴木
  • 【本塁打】馬渕3号(1回:2ラン)
  • 【盗塁】溝江(1,6回),西山(4回),山田(5回)

試合レポート

他力ではあるが決勝進出へのわずかな望みは、この試合、絶対に負けないことが条件。初回裏、溝江が四球で出塁すると、二死二塁で馬渕がチェンジアップを救い上げ、ライトへの第3号2ランを放っていきなりの2点を先行する。

一方、先発の藤原は初回、2回とランナーを得点圏に背負うが、後続を断ち無失点で切り抜ける。4,5回も得点圏にランナーを進められるが、要所を締めて1点も与えない気迫のピッチング。初回にいきなりの失策を犯した守備陣も、途中から降り出した雨の中、その後は良く守り、先発の藤原を盛り立てる。

追加点の欲しい打線は、2回から4回まで毎回の走者を出すものの、あと1本の決定打が出ないもどかしい展開が続く。しかし、5回裏、先頭の山田が内野安打で出塁し、すかさずの盗塁と悪送球で無死三塁の好機を演出。ここで、初回にホームランを放った馬渕が、きっちりとライト前に運んで待望の追加点。さらに、二死三塁で鈴木がしぶとく三遊間を破り4点目を奪う。

藤原はランナーは出すものの、5回を散発の3安打。6回からは山口が登板し、1回2/3を内野安打1本のみに抑える好投。最後の打者には瀬川が投げてレフトフライに打ち取り、3投手での完封リレー。いよいよ、明日の豊田自動織機戦に全てをかける。

[撮影]大木 浩
馬渕、先制の2ランなど3打点を挙げる活躍!

[撮影]大木 浩
鈴木、三遊間を破るタイムリーで4点目を奪う

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(二)
溝江
 
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(三)

 
(右)
杉山
 
(捕)
鈴木
走 横沢
(一)
濱本
 
(DP)
栗原
打 袴田

対 豊田自動織機戦(10月25日 日立ソフトウェア15勝7敗)

馬渕、リーグ通算安打タイ記録の決勝タイムリー! 藤原、散発4安打完封で最終戦を飾る

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
豊田自動織機 0 0 0 0 0 0 0 0
日立ソフトウェア 0 0 0 1 0 0 x 1
  • 【バッテリー】☆藤原(15勝7敗)−鈴木
  • 【二塁打】馬渕(4回)
  • 【盗塁】林(4回),山田(6回)

試合レポート

地元でのリーグ最終戦であること、さらに他力ではあるが決勝進出の可能性があるだけに、なんとしても勝利したい試合。連日の大応援団が見守る中、初回表、いきなり内野の失策、ヒットと四球で一死満塁の大ピンチを招くが、先発の藤原はここを切り抜けると、2,3回を三者凡退に片付ける気迫の投球。4回表に先頭打者にヒットを許すが、これを併殺に切って取るなどバックも守備で盛り立てる。

一方、打線は相手先発のバークハートの高めの速球に手が出ず、3回まで溝江が四球で出塁したのみで4三振を奪われ完全に抑えられる苦しい展開。4回からバークハートは、登板イニング制限を2イニング残して江本に交代。

この機を打線が見逃さず、まずは溝江が投手強襲ヒットで無死のランナーとして出塁。続く山田がエンドランで二塁に進めると、主砲の馬渕がライト線を破るタイムリー二塁打を放って先制点。なお、馬渕はこのヒットでリーグ通算安打を221本とし、タイ記録を樹立する。さらに林のヒット、杉山の四球で一死満塁の追加点チャンスを作るが後続なし。

しかし、この1点を藤原が守り抜く。6,7回にヒットでランナーを出し得点圏に進められるが、後続を完璧に抑えて見事完封勝利。この結果、地元での最終節で連勝し、有終の美を飾りレオパレス21と勝ち星で並ぶものの、お互いの対戦成績は同じながら、得失点差でわずかに及ばなかった。これにより、残念ながら決勝トーナメントには進出ならず、5位で今シーズンを終了した。

今シーズンは1勝、1点の重みを痛感したシーズンとなり、結果、決勝進出は逃したものの、選手の皆様、今年も数々の感動をありがとうございました。また、全国のファンの皆様、ご父兄、職場の皆様、今年も温かいご声援ありがとうございました。

[撮影]新留 幸一
馬渕、リーグ通算安打のタイ記録が決勝タイムリー!

[撮影]新留 幸一
藤原、散発4安打完封で最終戦を飾る

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
(二)
溝江
(中)
山田
(左)
馬渕
(三)
(右)
杉山
(捕)
鈴木
(DP)
来條
(一)
濱本

記録&記事:徳田 政昭,古園 敏幸,奥田 透,桐越 信一