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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第9節

2008年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第9節
連勝で2年ぶり11回目の決勝トーナメント進出決定

 10月18日〜19日にかけて、岐阜県岐阜市長良川球場で日本リーグ1部第9節が行われた。初戦は日立マクセルと対戦。打線が繋がらず、先発の瀬川は制球難から四死球で毎回走者を背負い、下位チーム相手に互角の展開となるが、この日スタメンで起用された田中の犠打が決勝点となり辛勝。翌日の太陽誘電戦は打線が沈黙するものの、終盤のワンチャンスに山田の3ランが飛び出し、藤原が完封勝利。
 この結果、昨年逃した決勝トーナメント進出を2年ぶりに果たすと共に、2位以上での進出を確定した。
 最終節の第10節は10月25日〜26日、地元神奈川県横浜市保土ヶ谷公園野球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 日立マクセル戦(10月18日 日立ソフトウェア16勝3敗)

田中、値千金の決勝犠打! 決勝トーナメント進出を決める

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立マクセル 0 0 0 0 0 0 0 0
日立ソフトウェア 0 0 0 1 0 0 x 1
  • 【バッテリー】☆瀬川(6勝2敗)−鈴木
  • 【三塁打】西山(3回) 【二塁打】濱本(4,6回),来條(4回)
  • 【盗塁】西山(1回),山田(1回),溝江(3回)

試合レポート

勝てば決勝トーナメント進出が決まる試合。気持ちよく勝って決めたい所だが攻守ともに苦しい試合内容。 先発の瀬川は初回表、立ち上がりから制球に苦しみ、先頭打者への死球等から一死一、二塁といきなりのピンチを迎える。しかしここは後続を2者連続三振に打ち取りピンチを脱する。瀬川は2回以降も制球は安定せず、4回まで毎回ランナーを背負う展開となるが要所は締め、相手に得点は与えず無失点で切り抜ける。

一方、打線はチャンスは作るもののあと一本がでない立ち上がり。まずは初回裏、先頭の西山がヒットで出塁。自らの盗塁等により一死一、二塁の先制のチャンスを作るが後続が続かず。3回裏は、西山のライトへの三塁打をきっかけに、一死一、三塁の先制のチャンスを再び作るが、あと一本が出ず得点できない。

しかし4回裏、この試合スタメンに起用された地元岐阜出身の田中が、期待に応える活躍をみせ先制点を挙げる。まずは先頭の濱本が左中間を破る二塁打を放ちチャンスメイク。鈴木がきっちり三塁へ送って作った一死三塁から、続く田中がセンターへ犠牲フライを放ち濱本が生還。田中の値千金の犠打により決勝点を挙げる。

瀬川は、5回以降ランナーは背負うが、ヒットは一本も許さずに抑え込んで試合終了。打線はクリーンナップがノーヒット、投げては瀬川が制球難で四死球を連発し、下位チーム相手に投打共精彩を欠く試合内容となったが、チームはこの勝利により、昨年は逃した決勝トーナメント進出を決めた。

[撮影]大木 浩
田中、故郷へ錦を飾る勝利打点

[撮影]大木 浩
田中の犠打で濱本生還 この試合二塁打2本の大活躍

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(二)
溝江
 
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(右)
杉山
 
(指)
濱本
 
(捕)
鈴木
 
(一)
田中
 
(三)
来條
走 栗原

対 太陽誘電戦(10月19日 日立ソフトウェア17勝3敗)

山田、決勝3ラン! 藤原3安打完封で2位以上での決勝進出を確定

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 3 0 3
太陽誘電 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】☆藤原(11勝1敗)−鈴木
  • 【本塁打】山田(6回:3ラン) 【盗塁】西山(6回)

試合レポート

昨日の試合で決勝トーナメント進出を決め、今日勝てば2位以上での進出が決まる大事な一戦。先発の藤原はランナーを出すものの、西山、山田の再三のファインプレーにも助けられ、要所を締めて5回まで無得点に抑える。

太陽誘電の先発は北京五輪日本代表の坂井。立ち上がりからコーナーを突く投球に打たされる格好になり、打線は5回まで西山の1安打に抑え込まれ、息づまる投手戦が続く。

終盤の6回表、一死後、溝江、西山の連続ヒットで一、三塁。さらに、西山の盗塁で二、三塁とし、この試合始めての得点チャンスを作る。森下は内野ゴロに倒れるが、迎えるバッターは前の打席で一度もバットを振ることなく、3球三振に倒れた山田。山田が高めの球を強振すると、打った瞬間にそれと分かるレフトスタンドへのホームラン!! オリンピックの決勝を思い起こさせるバッティングで息詰まる投手戦にピリオドを打つ。

3点をもらった藤原は6回、7回と危なげなく落ち着いた投球で相手打線を抑え、11勝目を見事完封勝利。チームもこの勝利で決勝トーナメント2位以上での進出が決まった。

[撮影]仲 賢
山田、投手戦にピリオドを打つ決勝の3ラン!!

[撮影]磯崎 千嘉
藤原、散発3安打完封で11勝目!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(一)
森下
 
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(DP)
濱本
 
(右)
杉山
 
(捕)
鈴木
打 林
(三)
来條
打 田中
(ニ)
溝江
 

記録&記事:奥田 透,徳田 政昭,古園 敏幸,桐越 信一