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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第5節

2008年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第5節
連勝で通算10勝1敗 単独2位で前半折り返し

 5月24日〜25日にかけて、富山県上市町丸山総合運動公園野球場で、日本リーグ1部の前半の最後の節となる第5節が行われた。
 雨天の中、初日は昨年、連敗を喫した佐川急便との対戦。初回に山田の犠牲フライで先制すると、馬渕が豪快に第2号をライトに放り込み、さらには続く2回に林のリーグ戦初ホームランなども飛び出して序盤で大量6 点のリード。投げては藤原が毎回の10三振を奪って完投し、まずは一つ昨年のリベンジを果たす。翌日のシオノギ製薬戦は、3回までチャンスは作るものの、なかなか得点できない展開。しかし、4回に来條のタイムリーで均衡を破ると、5回に2点を追加し、さらに最終回にも1点を追加。投げては瀬川が6三振を奪う力投を見せ、ピンチではバックも良く守り、散発3安打完封勝ち。
 この結果、この節も連勝を飾り第2節から7連勝。通算成績を10勝1敗とし、単独2位で前半を折り返した。
 後半の第6節は9月6日〜7日、愛知県安城市安城総合運動公園ソフトボール場 で行われる。

 雨天の中、多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 佐川急便戦(5月24日 日立ソフトウェア9勝1敗)

馬渕、豪快な第2号! 林のリーグ戦初本塁打など打線爆発! 藤原、毎回の10三振を奪い完投!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
佐川急便 0 0 0 0 0 1 0 1
日立ソフトウェア 2 4 0 1 0 0 x 7
  • 【バッテリー】☆藤原(7勝)−鈴木,鮫島
  • 【本塁打】馬渕2号(1回),林(2回:2ラン) 【三塁打】西山(1,2回)
    【二塁打】濱本(2回),林(4回) 【盗塁】濱本(3回)

試合レポート

雨天の中、初日は昨シーズン2敗を喫した佐川急便との対戦であり、なんとしてもリベンジしたいところ。昨年苦手とした相手左投手の帰山を打線が打ち崩せるかが鍵。その打線は初回表、先頭打者の西山がライト頭上を越える三塁打を放ち、無死三塁といきなりの先制のチャンスをお膳立て。一死後、山田がセンターへ犠牲フライを打ち上げ、まずは1点を奪うと、続く馬渕が豪快にライナーでライトへ放り込む2号ホームラン! オリンピック代表選手3人で初回から2点を先行する。

なおも続く2回裏、先頭の濱本がライトへの二塁打で出塁し、一死二塁から来條のレフト前タイムリーが出て3点目。さらに溝江が送った二死二塁で、西山が2打席連続のライトへの三塁打を放ち4点目。まだまだ攻撃は続き、森下に代わった林が自身リーグ戦初となる左中間への2ランを放ち、この回一挙4点を奪う猛攻で試合を決定付ける。なお、林のリーグ戦初ホーマーは濱本、溝江に続き今シーズン、チーム3人目

一方、先発の藤原は低めへのコントロールがよく、緩急を織り交ぜた投球で相手打者を翻弄。初回、2回はランナーは許すが、後続を三振などで仕留める無難な立ち上がり。3,4回はヒットを許さない投球で相手に付け入る隙を与えない。すると4回裏、ヒットで出塁の来條を二塁に進め、西山がレフト前タイムリーを放ち7点目を挙げる。

藤原は6回表、この試合初となる連打を浴び、二死一、二塁からヒットで1点を失う。最終回もランナー許すが、最後の打者に対し、毎回となる10個目の三振を奪い無傷の7勝目。打線は相手左投手を打ち崩し、投げては藤原がニ桁三振を奪って楽々完投。投打がガッチリと噛み合い完勝し、まずは昨年の借りを一つ返した。

[撮影]新留 幸一
林、自身リーグ戦初のホームラン!

[撮影]新留 幸一
藤原、毎回の10奪三振で完投! 無傷の7勝目を挙げる

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
打 袴田
(一)
森下
指 林
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(右)
杉山
 
(DP)一
濱本
 
(捕)
鈴木
捕 鮫島
(三)
来條
三 手塚
(二)
溝江
ニ 栗原

対 シオノギ製薬戦(5月25日 日立ソフトウェア10勝1敗)

来條、均衡を破る先制タイムリー! 瀬川 2試合連続の完封勝利!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア 0 0 0 1 2 0 1 4
シオノギ製薬 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】☆瀬川(3勝1敗)−鈴木
  • 【二塁打】林(2回),馬渕(5回) 【盗塁】西山(3回),来條(4回),濱本(5,7回),山田(7回)

試合レポート

前半戦最後の試合。勝利で締めたい戦いに打線は序盤、得点圏にランナーを進めるが、あと一本がでず得点できない展開。2回表は、濱本と林のヒットで作った二死二、三塁。3回表は、西山のヒット、溝江の四球で作った一死一、二塁のチャンスで得点出来ず。

一方、先発の瀬川は初回、制球に苦しむ立ち上がり。先頭打者にヒットで出塁を許すと、その後四球で一死一、二塁のピンチを招く。しかし、ここは後続を打ち取り得点は与えない。2回、3回は立ち直り、三人ずつ簡単に退け味方の攻撃に繋げる投球を披露。

すると打線は4回表、先頭の濱本がセンターへの鮮やかなヒットで出塁。続く杉山の進塁打、鈴木の四球などで作った二死一、三塁のチャンスに、来條が一、二塁間をしぶとく抜くタイムリーを放ち均衡を破る。続く5回表は、ヒットで出塁した先頭打者の溝江を山田がきっちり送り一死二塁。ここで馬渕がレフトへタイムリーを放ち、溝江が相手捕手のブロックをかわし本塁突入を成功させ1点を追加。この間に馬渕はすかさず三塁まで進塁し、その後の杉山のライトへの犠牲フライで3点目を追加する。

さらに7回表は先頭の山田がヒットで出塁し、すかさず二塁へ盗塁を決めると、一死二塁から濱本がこの日3本目となるヒットをセンターへ弾き返してダメ押し点。

瀬川は、4回以降ランナーは出すが、後続を打ち取る粘りの投球を披露。守備陣もピンチにファインプレーで盛り立て、相手に付け入る隙を与えない。最終回、最後の打者は三振で仕留めゲームセット。結局散発3安打、2試合連続の完封勝利でチームはこれで第2節から7連勝。前半戦を10勝1敗とし、単独2位で折り返した。

[撮影]新留 幸一
来條、均衡を破る先制タイムリー!

[撮影]新留 幸一
瀬川、散発3安打で2試合連続完封勝利!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(ニ)
溝江
 
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(一)
濱本
 
(右)
杉山
打 鮫島
(DP)

 
(捕)
鈴木
走 栗原
(三)
来條
打 袴田

記録&記事:奥田 透,古園 敏幸