2008年度 試合結果
ソフトボールリーグ1部 決勝トーナメント
連敗を喫し、シーズン3位で幕を閉じる
11月8日〜9日にかけて、京都府京都市西京極球場で日本リーグ1部の決勝トーナメントが行われた。リーグ戦2位で決勝に進出した我が日立ソフトウェアは、初戦で1位のルネサス高崎と対戦。全日本のエース上野から、2回に馬渕のホームランで先制するものの、終盤に逆転を許し惜敗。翌日の3位決定戦では、前日、リーグ戦3,4位対決を制した豊田自動織機と対戦。勝てば再度優勝決定戦に臨める試合であったが、序盤、シーズン中は堅守を誇っていた守備の乱れにより失点し、さらに打線もM・スミスに3安打に抑えられて完敗。最後の決戦という大舞台でミスが飛び出し、さらには2試合で3安打ずつの計6安打と打線が抑え込まれて連敗。この結果、今シーズンは3位で幕を閉じた。
選手の皆様、今シーズンも数々の感動をありがとうございました。そして、職場、父兄の皆様をはじめ、全国の数多くの方々の心温まるご声援、本当にありがとうございました。今後ともチームに対する激励をお願いしますとともに、ソフトボール競技の五輪復帰に向け、引き続きご支援をお願いします。
馬渕の本塁打で先制するも、終盤に逆点され惜敗 3位決定戦へ望みを託す
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日立ソフトウェア | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
ルネサス高崎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | x | 2 |
勝てば決勝戦へ進出する決勝トーナメントの1,2位対決。先発の藤原は初回裏、先頭打者を四球で出塁を許し、続く打者にヒットを浴びるなどして、立ち上がりにいきなり二死満塁のピンチを招く。しかし、続く打者を内野ゴロに打ち取って切り抜ける。
一方打線は2回表、相手先発の上野から先頭の馬渕がライナーでレフトフェンスを越える本塁打! 1点を先制して試合の主導権を握る。追加点の欲しい打線は、3回表、先頭の来條が右中間への二塁打で出塁。続く溝江が体制を崩しながらも見事送りバントを成功させ、一死三塁のチャンスを作るが後続なし。
5回表、当たっている先頭打者の濱本がヒットで出塁。続く鈴木が送りバントを二回失敗の後、エンドランをかけるが内野フライに打ち取られ、飛び出した濱本が一塁に帰れず併殺にとられるなど、ランナーは出すもののなかなか追加点を奪えない。
これで流れが変わったか、直後の5回裏、藤原が四球とヒットを許し一死一、二塁。続く打者に一、二塁間を破られ杉山のバックホームも間に合わず、ついに同点とされる。さらに一死二、三塁のピンチから、続く4番打者の際、エンドランのサインの見落としか三塁走者が飛び出し二死三塁となるも、レフト線を破る連続タイムリーを浴びて逆転される。
6回からは瀬川に交代。瀬川は四球で走者を背負うが、なんとか無失点で切り抜けて打線に託す。しかし、その後は上野の前にランナーを出すことができず試合終了。序盤に先制するも、追加点の欲しい場面での小さなミスで得点を奪えず、終盤に逆転されて惜敗。これにより明日の3位決定戦へまわる事となった。
馬渕、2回表、上野から先制のホームラン!
横浜からバスで駆けつけた大応援団
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(遊) 西山 |
(一) 森下 |
(中) 山田 |
(左) 馬渕 |
(右) 杉山 |
(DP) 濱本 |
(捕) 鈴木 |
(三) 来條 走 片山 |
(二) 溝江 |
序盤に守備の乱れから失点 2年ぶりの決勝進出ならず、シーズン3位で終了
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日立ソフトウェア | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
豊田自動織機 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | x | 4 |
昨日の敗戦で優勝へ後が無くなり、この試合は落とせない大事な一番。先発を任されたのは、昨日に引き続きエース藤原。藤原は初回裏、三者凡退と上々の立ち上がりを見せる。しかし、2回裏、内野の悪送球とヒットで二死一、二塁のピンチ。続く打者を内野ゴロに打ち取りチェンジと思った瞬間、またもや一塁への悪送球。その間にランナー2人が一気にホームイン。許したヒットは1本のみで先制の2点を奪わる。
一方、相手投手は先日引退表明はしたものの、長年日本ソフトボール界に君臨し続けるM・スミスが先発。昨日3安打と元気の無い打線は、3回まで四球と相手エラーによりランナーは出すものの、後続が打ち取られ無得点。4回表、一死後、馬渕がチーム初ヒットとなるライト線を襲う三塁打を放つと、続く杉山もセンター前にしぶとく運び、ようやく1点を返して1点差に迫る。
しかし、4回裏、藤原は先頭打者のヒットと送りバントで一死二塁と得点圏に走者を背負う。二死後、後続にセンター前に運ばれ、山田のバックホームも逸れて追加点を許す。さらに次の打者にもレフト前に連続タイムリーを浴び、4点目を奪われる。
5回からピッチャーは瀬川に交代。瀬川は5回、6回とランナーは出すものの、無得点に抑えて打線の奮起を待つ。決勝進出への思いから何としても追いつきたい打線だったが、その後もスミスの前に、四球と代打林のヒット1本に押さえ込まれ、決定的なチャンスも無く試合終了。リーグ戦では堅守を誇っていた守備の乱れが飛び出し、打線も元気なく連敗。これにより、2年ぶりの決勝進出を逃すとともに、8年ぶりのリーグ優勝の夢も消滅し、シーズン3位で今年の幕を閉じた。
馬渕、チーム初ヒットは反撃の狼煙を上げる三塁打!
杉山、1点差に詰め寄るセンター前タイムリー!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(遊) 西山 |
(一) 森下 打 林 |
(中) 山田 |
(左) 馬渕 |
(右) 杉山 |
(DP) 濱本 |
(三) 来條 |
(捕) 鈴木 走 片山 |
(ニ) 溝江 |
記録&記事:奥田 透,徳田 政昭,古園 敏幸,桐越 信一