| HITACHI HOME | UP | HITACHI

 
Top Page Jump Up


2007 日本女子ソフトボールリーグ1部 第5節

第5節、連敗で通算4勝7敗
大きく負け越し、前半折り返し

 6月9日〜10日にかけて、北海道釧路市球場で前半戦の最後の節となる日本リー
グ1部第5節が行われた。我が日立ソフトウェアは、初日の靜甲戦はヒットは出るも
のの決定打に欠く展開。馬渕の通算100打点で先制するが、逆に足でかき回されて
3点を奪われ逆転され、その後の反撃もあと一歩届かず。これで佐川急便戦に続いて
今年から1部リーグに昇格したチーム相手に、2つ目の白星を献上。翌日の豊田自動
織機戦は、再三得点圏にランナーを進めて、相手エースのM・スミスを攻め立てるが、
あと一本が出ず。逆に好投の藤原が一発を浴びて0−2で惜敗。この結果、チームは
前半を4勝7敗と大きく負け越しての折り返し。8年間連続で出場してきた決勝トー
ナメント進出が非常に苦しくなったが、最終戦の豊田自動織機戦はそれまでのチーム
の雰囲気とは異なり、選手一人一人の気迫が伝わってくる試合内容であり、後半戦の
ミラクルな巻き返しに大いに期待したい。                   

 後半戦となる第6節は9月1〜2日、宮城県仙台市シェルコムせんだいで行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
撮影:深沢高敏 撮影:大木浩

 
対 靜甲戦(6/9 日立ソフトウェア4勝6敗)
馬渕の通算100打点も実らず、逆転負け
チーム名
靜甲 0 3 0 0 0 0 0 3
日立ソフトウェア 1 0 1 0 0 0 0 2
【バッテリー】★遠藤(1勝1敗)−鈴木由
【二塁打】山田(1回),木村(2回),杉山(3回)
【盗塁】馬渕(3回),栗原(5回),山田(7回)

 ◎今年から1部に昇格した相手に対し、佐川急便戦に続き、この日もまさかの
  白星献上。打線はヒットは出るものの、打率1割前後に低迷する打撃不振の
  選手にチャンスが回ってくるめぐり合わせとなる。           
 ◎まずは先発の遠藤が初回を3人で片付けたその裏、二死から山田がレフトへ
  の二塁打でチャンスを作ると、馬渕の強烈なセカンドゴロを相手野手が弾き
  (記録はヒット)いきなりの先制点。馬渕はこの打点が通算100打点目。
 ◎しかし、続く2回表、遠藤が先頭打者に内野安打を許し、二塁に送られると
  守備陣が簡単に三盗を決められる。遠藤は続く打者を四球で歩かせ、二盗を
  決められて一死二、三塁。ここで続く打者にスクイズを許して同点とされる。
  さらにこの打者は野選で生かし、すぐに二盗を決められて二、三塁とピンチ
  が続き、次の打者にセンター前に運ばれ、この回一気に3点を奪われる。 
 ◎その裏、二死から濱本、木村の連打で二、三塁の同点機を作るがチャンスを
  生かせず。遠藤は3回表にもヒットと外野の失策、四球で二死満塁のピンチ
  を招くが、ここはなんとか踏ん張って追加点を与えない。        
 ◎3回裏、一死から山田がセンター前で出塁。馬渕が倒れて二死二塁となるが
  杉山がレフトオーバーの二塁打を放って、その差1点に詰め寄る。    
 ◎遠藤は4,5回を三者凡退。6回は先頭打者に二塁打を許し三塁まで送られ
  るが、ここも踏ん張り無得点に抑えて味方の逆転を待つ。        
 ◎しかし頼みの打線がクリーンナップ以外繋がらない。4回裏には先頭の鈴木
  がヒットで出塁し二死一、三塁のチャンスを作るが得点出来ず。5回裏には
  先頭の山田が一人気を吐き、この日3本目のヒットで出塁。その後二死満塁
  のチャンスも得点出来ず。                      
 ◎最終回、先頭の山田が四球を選びこの試合4回目の出塁。山田は簡単に盗塁
  を決めて無死二塁とチャンスを広げるが、馬渕が見逃し三振、杉山、来條は
  外野フライに倒れてゲームセット。2,4,5回の得点チャンスに打撃不振
  の選手に打順が回ってくるめぐり合わせの悪さで10残塁。これで今年昇格
  したチームに連敗を喫し早くも6敗目。                
 
撮影:大木浩 撮影:大木浩

 
対 豊田自動織機戦(6/10 日立ソフトウェア4勝7敗)
藤原、好投するも一発に沈む
 打線、必死の反撃もあと一歩届かず
チーム名
豊田自動織機 0 0 0 2 0 0 0 2
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 0 0 0
【バッテリー】★藤原(5回:2勝5敗),瀬川(2回)−鈴木
【二塁打】溝江(5回)

 ◎前日の負けからチームの雰囲気が一転。先発の藤原は初回に2本のヒットを
  許すが、ここを切り抜けると、2,3回を三者凡退で切って取る気迫の投球。
 ◎一方、今まで覇気のなかった打線は2回裏、一死から杉山がセンター前に弾
  き返し、さらに来條が送り二死二塁と相手エースのM・スミスを攻め立てる。
  続く鈴木はセンターフライに倒れるが、この日は打者全員が食らいつくバッ
  ティングを披露。                          
 ◎4回表、藤原は先頭打者にセンターへうまく運ばれ、一死一塁で相手主砲の
  5番リベラにセンターへ運ばれる2ラン。アウトコースに甘く入った球を力
  で持って行かれる痛恨の一球となる。しかし、その後は危なげないピッチン
  グで相手の強力打線を無失点に抑える好投。              
 ◎打線は2点を取られたその裏、先頭の山田がセンター前で出塁。二塁まで進
  むが、後続の良い当りが野手の正面をついて得点出来ず。さらに5回裏には
  一死から溝江がサード強襲の二塁打でチャンスを作る。しかし、ここはスミ
  スに力でねじ伏せられ2者連続の三振。                
 ◎6回からは瀬川がリリーフ。速球でグイグイ押す投球で相手に付け入る隙を
  与えず、2イニングをきっちり三人で片付ける好リリーフ。       
 ◎最終回も二死走者無しから鈴木の代打、鮫島が内野安打で出塁。続く溝江は
  四球を選んで一、二塁。木村の当りはセカンドの頭上を越すかに思われたが
  あと一歩伸びず。試合には惜しくも敗れたものの、今までの試合とは異なり、
  選手一人一人の気迫がスタンドに伝わってくる雰囲気があり、やっとチーム
  本来の形になってきた。後半戦の巻き返しに期待したい。        
撮影:深沢高敏 撮影:深沢高敏

記録&記事:奥田透,桐越信一

Top Page Jump Up
All Rights Reserved, Copyright (C) 2007, Hitachi, Ltd.
WRITTEN BY SOFTWARE DIVISION
WWW-mk@itg.hitachi.co.jp