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2006 ジャパンカップ 遠藤、鈴木、西山、馬渕、山田が出場
日本はアメリカに敗れ2位で終わる

遠藤 有子 鈴木 由香 西山 麗
馬渕 智子 山田 恵里 斎藤 春香

 11月17〜19日、横浜スタジアムにおいて2006ジャパンカップが行なわれた。    
 我が日立ソフトウェアからは日本代表として遠藤有子、鈴木由香、西山麗、馬渕智子、山田
恵里の5選手が出場。(コーチとして斎藤春香監督)                  
 日本、アメリカ、中国、オランダの4チームが1試合ずつ総当りで予選を行い、1,2位の
チームが再度対戦して優勝を決定する試合方式。日本は初日、オランダと対戦。西山、山田、
馬渕の3連打で初回に早くも2点を先行すると、6回には馬渕のホームランでダメ押し。投げ
ては遠藤−鈴木のバッテリーが1点を奪われるものの、要所を締めて完投。        
 続けて行なわれた中国戦は、初回に山田のエンタイトル二塁打と馬渕の内野安打でチャンス
を作り、馬渕が一、二塁間に挟まれている隙に山田がホームを陥れて先制。途中、満塁ホーム
ランで逆転されるが、4回に一気に4点を奪って再逆転。翌日のアメリカ戦は相手の強力打線
に序盤から4点をリードされるものの、土壇場の6回に伊藤が同点満塁アーチ!! しかし、
直後にお返しの満塁ホームランを浴びて敗戦。                     
 翌日は1,2位どおしでの決勝戦となり、再度アメリカと対戦。しかし、強力打線に投手陣
が打ち込まれ、さらには打線が沈黙して無念の5回コールド。結果、アメリカの強さを見せつ
けられ、残念ながら2位で終わった。                         

日本チームの構成
 守備氏  名所属チーム
1投手上野 由岐子日立&ルネサス高崎
2投手遠藤 有子日立ソフトウェア
3投手後藤 真理子太陽誘電
4投手藤原 麻起子東北福祉大
5投手増淵 まり子デンソー
6捕手乾  絵美日立&ルネサス高崎
7捕手鈴木 由香日立ソフトウェア
8内野手伊藤 幸子トヨタ自動車
9内野手上西 晶太陽誘電
10内野手内藤 恵美豊田自動織機
11内野手西山 麗日立ソフトウェア
12内野手廣瀬 芽太陽誘電
13内野手三科 真澄日立&ルネサス高崎
14外野手狩野 亜由美豊田自動織機
15外野手国吉 早乃花日立&ルネサス高崎
16外野手馬渕 智子日立ソフトウェア
17外野手山田 恵里日立ソフトウェア
 ヘッドコーチ井川 英福トヨタ自動車
 アシスタントコーチ斎藤 春香日立ソフトウェア


予選リーグの戦績
チーム日本アメリカ中国オランダ勝敗順位
日本 ●4-8○8-4○4-12勝1敗
アメリカ○8-4 ○8-0○2-03勝
中国●4-8●0-8 ○8-71勝2敗
オランダ●1-4●0-2●7-8 3敗
  
決勝 1,2位決定戦
アメリカ(1位) 7−0 日本(2位)
 
3,4位決定戦
中国(3位) 6−0 オランダ(4位)


予選 対オランダ戦(11/17)
馬渕、先制打&ダメ押しホームラン!
 3打点を挙げる4番の仕事
チーム名
オランダ 0 0 0 1 0 0 0 1
日 本 3 0 0 0 0 1 x 4
【バッテリー】☆遠藤鈴木
【本塁打】馬渕(6回) 【三塁打】馬渕(1回) 【盗塁】狩野(2回)

 ◎今回、日本代表として出場している日立ソフトウェア5人の選手全員が先発。
  バッテリーは遠藤−鈴木で初回表を簡単に三者凡退で退ける。するとその裏、
  一死から西山が三遊間を破って出塁。続く3番の山田もセンター前に強烈に
  弾き返すと、4番馬渕が左翼線を破る三塁打で2点を先制。さらに続く伊藤
  の犠牲フライで日本は早くも3点をリードする。            
 ◎遠藤は立ち上がりの3回を1安打に抑える好投。しかし4回表、自らの失策
  とヒットで二死一、三塁とされ、続く打者にチェンジアップをレフト前に運
  ばれて1点を失う。さらに四球で満塁とされるが、ここは踏ん張って得点を
  与えない。                             
 ◎追加点が欲しい打線は5回まで、西山が3安打、山田が2安打、馬渕、伊藤
  のヒットで7安打を放つが初回を除くと散発の4安打に抑えられ、なかなか
  追加点を奪えない。                         
 ◎しかし終盤の6回裏、この回の先頭の馬渕がチェンジアップを豪快に右中間
  に放り込んで待望の追加点。先発の遠藤を援護する。          
 ◎その遠藤は5回以降、3イニングで4三振を奪う力投。結局、散発6安打で
  完投勝利。日本は優勝に向けて好発進した。              
 先発オーダー
(二)  上西
(D)  西山
(中)  山田
(左)  馬渕
(一)  伊藤
(遊)  内藤
(三)  三科
 打   廣瀬
(捕)  鈴木
 打   国吉
(右)  狩野
撮影:中山友紀子 撮影:中山友紀子


予選 対中国戦(11/17)
山田、馬渕で初回に先制!
 逆転されるも、4回に一気に再逆転!
チーム名
中 国 0 0 4 0 0 0 0 4
日 本 1 0 1 4 2 0 x 8
【バッテリー】☆増淵(4回),藤原(3回)−鈴木
【本塁打】廣瀬(5回:2ラン) 【二塁打】山田(1回),三科(3回) 【盗塁】馬渕(1回)

 ◎初回裏、二死から山田がレフトへのエンタイトル二塁打で出塁。続く馬渕が
  ショート内野安打で一、三塁とすると、ここで馬渕が二塁に盗塁。馬渕は一、
  二塁間に挟まれるが、この隙に山田が一気にホームを陥れ早々と1点を奪う。
 ◎一方、先発は増淵−鈴木のバッテリー。増淵は2回までノーヒットに抑える
  が3回表、当ててくる相手打者に3本のヒットで二死満塁とされ、相手4番
  にレフトへ満塁ホームランを喫して逆転される。            
 ◎3点を追いかける日本はその裏、先頭の狩野がレフト前で出塁。トップに戻
  り三科が右中間を破ってまずは1点を返して反撃開始。さらに4回裏、先頭
  の馬渕がセンター前で出塁。その後、四球、FCで無死満塁と絶好のチャンス。
  一死後、鈴木の強烈なゴロをショートが弾き二者が還って一気に同点。さら
  に三科がセンターに運んで逆転に成功。続く西山もレフトに落として2点を
  勝ち越す怒涛の攻撃。                        
 ◎さらに5回裏、二死から四球の走者を塁に置き、廣瀬がボール3から狙って
  センターオーバーの2ランホームラン。大量8点を奪って勝負を決める。 
 ◎投げては5回から大学生の藤原が登板。藤原は落ちる変化球で3イニングを
  1安打に抑える好投。この勝利で日本は決勝進出を大きく引き寄せた。  
 先発オーダー
(D)  三科
(二)  西山
(中)  山田
(左)  馬渕
(一)  伊藤
(遊)  内藤
(三)  廣瀬
(捕)  鈴木
(右)  狩野
 打   国吉
撮影:中山友紀子 撮影:中山友紀子


予選 対アメリカ戦(11/18)
伊藤、起死回生の同点満塁アーチ!
 しかし、直後に同じく満塁アーチで突き放される
チーム名
日 本 0 0 0 0 0 4 0 4
アメリカ 0 1 2 0 1 4 x 8
【バッテリー】★後藤(2回2/3),増淵(3回1/3)−鈴木
【本塁打】伊藤(6回:満塁) 【二塁打】馬渕(4回)

 ◎アメリカの超強力打線相手に先発は後藤−鈴木のバッテリー。初回はノーヒ
  ットで抑えるが、2回裏、7番打者にレフトフェンスぎりぎりに放り込まれ
  1点を先制される。さらに3回裏、先頭打者からの3連打で2点を追加され
  る苦しい展開。                           
 ◎一方、打線は3回まで四球のランナー一人だけのノーヒット。しかし、4回
  表、一死から山田が内野安打でチーム初ヒット。続く馬渕との間でベンチは
  エンドランを敢行するが、外角の球を馬渕が空振り。山田が二塁で刺されて
  チャンスをつぶす。直後に馬渕の左中間へのエンタイトル二塁打が飛び出す
  ものの後が続かず。                         
 ◎3回途中からリリーフに立った増淵が5回に1点を失い4点差。このままで
  は終われない日本は6回裏、狩野、三科の連続の内野安打でチャンスを作る。
  二死から馬渕が死球で出塁して満塁とすると、伊藤がセンターへ同点のグラ
  ンドスラム!! 主将の起死回生の一発で試合を振り出しに戻す。    
 ◎しかし、直後に相手強力打線の底力を見せつけられる。連続ヒットと四球で
  無死満塁のピンチを招き、お返しとばかり相手4番に豪快にレフトへグラン
  ドスラムを運ばれて万事休す。なんとか終盤に粘るものの、強力打線に13
  安打を放たれ完敗。決勝は同カードのため、翌日のリベンジに期待したい。
 先発オーダー
(三)  三科
(二)  西山
(中)  山田
(左)  馬渕
(一)  伊藤
(遊)  内藤
(D)  廣瀬
(捕)  鈴木
 打   上西
(右)  狩野
撮影:中山友紀子 撮影:中山友紀子


決勝(1,2位決定戦) 対アメリカ戦(11/19)
遠藤、強力打線を抑えられず
 山田、三科のヒット2本に封じられ、無念のコールド
チーム名
アメリカ 3 2 0 0 2     7
日 本 0 0 0 0 0     0
【バッテリー】★遠藤(1回1/3),増淵(3回),藤原(2/3)−鈴木

 ◎雨中の決勝戦は北京を意識してか日本のエース上野の登板は見られず、先発
  は遠藤−鈴木のバッテリー。アメリカの超強力打線を以下に抑えるかが課題
  であったが、初回、いきなり二者連続ヒットを許し、一死後、左中間を破ら
  れて2失点。さらに連続ヒットで3点目を奪われる。          
 ◎続く2回には果敢に内角を攻めるも、連続死球となり、さらにヒットで無死
  満塁のピンチを招く。一死は取るが、続く打者にセンター前に運ばれ4点目
  を奪われて増淵と交代。その増淵は押し出しの死球で5点目を奪われる。 
 ◎一方、打線は初回、二死から山田がライト前で出塁するが点に結びつかず。
  さらに2回には、三科のヒット、死球、四球などで二死満塁のチャンスを作
  るが得点出来ず。その後、打線は左のアボットの前に、5回まで三者凡退で
  退けられ、攻略の糸口を見い出せず。                 
 ◎増淵は3,4回をヒット1本で抑えるが、5回、四球とヒットなどで満塁と
  され藤原と交代。その藤原はライト前、犠牲フライで2点を許して7点目。
 ◎結局、投打共に良いところなく無念の5回コールド負け。連日、アメリカの
  強さを見せつけられた試合内容となったが、強力打線相手にエース上野以外
  のピッチャーが対戦を経験できたことは、北京五輪に繋がる良い材料になっ
  たことと信じ、北京でのリベンジに期待したい。            
 ◎選手の皆さん、雨天の中、本当にご苦労様でした。           
 先発オーダー
(二)遊 西山
(遊)  内藤
 二   上西
(中)  山田
(左)  馬渕
(一)  伊藤
(D)  三科
(三)  廣瀬
(捕)  鈴木
 打   国吉
(右)  狩野
撮影:中山友紀子 撮影:中山友紀子

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