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2004 日本女子ソフトボールリーグ1部 第7節

第7節、連勝で通算13勝2敗
単独首位に踊り出る

 9月11日〜12日にかけて、日本リーグ1部第7節が大阪府八尾市立山本球場で
行なわれた。我が日立ソフトウェアは初日の豊田自動織機戦では、初回に1点を先行
されるものの、すぐにその裏、馬渕の右中間三塁打で同点。3回裏には一死満塁のチ
ャンスに亀田の内野安打で勝ち越し点を挙げると、この1点を遠藤が最後まで守り抜
いて完投勝ち。翌日のデンソー戦は相手エースの攻略の糸口をつかめず、さらに守っ
てはピンチの連続。しかしながら投手陣の踏ん張りでなんとか凌ぎ、タイブレークへ。
延長8回、二死三塁で西山がセンター前に貴重な決勝タイムリー! 苦しみながらも
連勝を飾り、後半戦すべて1点差勝ちの4連勝。                
 この結果、通算成績を13勝2敗とし、単独首位に踊り出た。         
 第8節は10月9日〜11日、群馬県高崎市城南野球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
撮影:磯崎千嘉 撮影:磯崎千嘉


対 豊田自動織機戦(9/11 日立ソフトウェア12勝2敗)
馬渕、同点三塁打!
 亀田の勝ち越し打を遠藤が守り抜く
チーム名
豊田自動織機 1 0 0 0 0 0 0 1
日立ソフトウェア 1 0 1 0 0 0 x 2
【バッテリー】☆遠藤(7勝1敗)−鈴木
【三塁打】馬渕(1回) 【二塁打】亀田(5回) 【盗塁】来條(4回)

 ◎初回表、先発の遠藤が先頭打者を四球で歩かせ、さらに守備陣のフィルダー
  スチョイスで無死一、二塁といきなりのピンチ。一死後、遠藤はさらに死球
  を与え満塁の走者を背負う。続く打者の当たりはセンターへのフライ。三塁
  走者は山田の強肩を恐れタッチアップを控えたが、山田がまさかの本塁暴投。
  遠藤はノーヒットで1点を早くも失う苦しいスタートとなる。      
 ◎しかしその裏、一死後、西山がライト前ヒットで出塁。新海が二塁に進めて
  主砲の4番馬渕に託す。打率4割を超す馬渕は見事期待に応え、相手先発の
  高山から右中間への三塁打! すぐさま1点を返し試合を振り出しに戻す。
 ◎遠藤は立ち上がりこそコントロールに苦しむが、チェンジアップが決まりだ
  した2回から4回の3イニングは、きれいに三人ずつで片付ける。    
 ◎3回裏、先頭打者の山田が絶妙のセーフティーバントで出塁し、さらに相手
  野手の悪送球を誘って二塁に進む。ここで相手投手は高山からM・スミスに
  交代。しかし、続く西山がセンター前に運んで無死一、三塁とチャンスを広
  げる。新海は惜しくもセンターライナーに倒れるが、続く馬渕が四球で歩き
  一死満塁とすると、5番亀田の叩きつけるバッティングが内野安打となり、
  三塁走者の山田が生還し逆転に成功。貴重な勝ち越し点を奪う。     
 ◎この1点を遠藤が粘りの投球で守り抜く。5回表は二死から三者連続ヒット
  を許して二死満塁、6回表も二死から死球とヒットで一死一、二塁と逆転の
  ランナーを背負うものの、後続を退け1点も与えない力投を続ける。   
 ◎最終回には一死からヒットと死球で二人のランナーを背負うが、最後は強打
  者M・スミスのセンター前へ抜けそうな強烈な当たりを、自らの守備で止め
  てゲームセット。粘りの完投で大きな1勝をチームにもたらした。    
  
撮影:柴田兼一 撮影:柴田兼一


対 デンソー戦(9/12 日立ソフトウェア13勝2敗)
延長8回、西山、決勝タイムリー!!
チーム名
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 0 0 1 1
デンソー 0 0 0 0 0 0 0 0 0
【バッテリー】入山,☆遠藤(8勝1敗)−筒井,鈴木

 ◎初回表、先頭の山田がストレートの四球を選んで出塁し三塁まで進むものの
  得点できず。続く2回表には先頭の亀田がライト前ヒットで出塁するが決定
  打が出ず、2イニング連続して無死のランナーを生かせない展開となる。 
 ◎一方、先発の入山は初回を簡単に三人で片付ける快調な立ち上がり。しかし
  2回裏、一死から連続ヒットと四球で二死満塁のピンチを招く。ここは力で
  ねじ伏せるが、続く3回裏にはやはり一死から連続ヒットを許す。ここも踏
  ん張って1点も与えない力投を続け、打線の援護を待つ。        
 ◎その打線は相手エース増淵を攻略できず、4回までヒットは亀田の2本のみ。
  5回表、二死から田本の今シーズン初ヒットと山田のレフト前でチャンスを
  作るが後続無し。                          
 ◎5回裏、入山が先頭打者にレフト前ヒットを許し、さらに一死後、投手前の
  バントを内野安打にしたところで、ベンチは遠藤−鈴木のバッテリーにスイ
  ッチ。その遠藤は自らの好守備などで見事に火消しの役目を果たす。   
 ◎遠藤は続く6回裏、ヒットで出たランナーに盗塁を決められ二死二塁。次の
  打者がセンター前に運び二塁ランナーがホームに突っ込むが、センター山田
  のレーザービームが炸裂。ホームはるか手前でランナーを刺して昨日の暴投
  を帳消しにする。7回裏には遠藤が先頭打者に死球を与え得点圏にサヨナラ
  のランナーを背負うが、得意の粘りの投球で得点を許さない。      
 ◎結局、試合はタイブレークへ突入。8回表、田本が2ストライクから送りバ
  ントを決めて一死三塁。山田が倒れて二死となるものの、西山がセンター前
  に弾き返してやっと1点を奪う。その裏、遠藤は一死三塁の一打同点の場面
  でも自らの好守備と粘りの投球を披露。まずは投手ゴロで片付け二死三塁。
  最後のバッターの当たりはライトへの大きな飛球となるが、田本がガッチリ
  とキャッチしゲームセット。苦しみながらもなんとか勝利し、この節を終え
  て単独首位に踊り出た。                       
 
撮影:大木敦久 撮影:磯崎千嘉

記録&記事:奥田透,桐越信一

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