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2003 日本女子ソフトボールリーグ1部 第9節

第9節、3連勝!!
後半戦、負けなしの7連勝で決勝進出決定!!

 10月3日〜5日にかけて、兵庫県日高町兵庫県立但馬ドームで、日本リーグ1部
第9節が行われた。我が日立ソフトウェアは、初日の太陽誘電戦では、初回に斎藤が
挙げたタイムリーの1点を遠藤が守り抜き完封勝ち。翌日のシオノギ製薬戦では後半
の5回裏、リーグ新記録となる1イニング9本の長短打で一挙9点を奪い大勝。最終
日のミキハウス戦では、相手エースのメラニー・ローチから打線が9安打を奪い遠藤
が終盤失点するものの、1点差で逃げ切った。この結果、後半戦負けなしの7連勝で
通算成績を15勝5敗とし、最終節を待たずに決勝トーナメントへの進出を決定した。
 最終節(第10節)は10月12日〜13日、地元横浜市保土ヶ谷公園野球場で行
われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
撮影:磯崎千嘉 撮影:磯崎千嘉

 
対 太陽誘電戦(10/3 日立ソフトウェア13勝5敗)
初回、斎藤、先制の左中間二塁打!
 遠藤、守備にも助けられ、この1点を守り抜く!
チーム名
太陽誘電 0 0 0 0 0 0 0 0
日立ソフトウェア 1 0 0 0 0 0 x 1
【バッテリー】☆遠藤(9勝1敗)−鈴木
【二塁打】斎藤(1,3回),西山(4回)

 ◎初回裏、一死から来條が粘って四球で出塁。馬渕が送った二死二塁で後半戦
  会心の当りがなかなか出なかった4番斎藤が、左中間への痛烈なライナー!
  これがエンタイトル二塁打となり、いきなりの1点を先制。       
 ◎さらに、新海がライト前ヒットで続き、二死一、三塁とチャンスを広げるが
  亀田の強烈なライナーはショート正面に飛び、惜しくも追加点ならず。  
 ◎先発の遠藤は初回からリズム感溢れる投球で、3回までヒット1本に抑える
  上々の立ち上がり。一方、打線は2回裏の二死一、二塁、3回裏の一死満塁、
  4回裏の一死三塁など、毎回の得点圏ランナーを出して相手投手を攻め立て
  るが、あと一本が出ず8残塁を築き、なかなか追加点が奪えない展開となる。
 ◎中盤からはこの流れが完全に逆転。それまで好投を続けていた遠藤が4回表、
  先頭打者にセンター前ヒットを許し、さらに四球などで二死二、三塁。続く
  打者が放ったセンター前に抜けそうな当りをショート西山が飛び込んで好捕
  し、すばやく起き上がって一塁に送球! 抜ければ一気に逆転の大ピンチを
  救う値千金のスーパープレー!                    
 ◎5回表には遠藤がまたもや先頭打者にライト前ヒットを許すが、盗塁を狙っ
  た走者を鈴木の強肩で刺し、その後、ヒット2本を続けられた二死一、二塁
  では、またもや鈴木が二塁への牽制で相手走者を刺すなど、守備陣が大事な
  場面で好プレーを連発し、1点も与えない鉄壁の守備を見せる。     
 ◎中盤から制球を乱した遠藤は、6回表にも先頭打者を歩かせ、その後、死球
  などで二死二、三塁とピンチを招き、さらに最終回にも死球のランナーを塁
  に背負うが、気迫の投球で初回の1点を守り抜き、大事な一戦をものにした。
 
撮影:中山友紀子 撮影:中山友紀子

 
対 シオノギ製薬戦(10/4 日立ソフトウェア14勝5敗)
打線爆発、17安打!
 1イニング9安打のリーグ新記録樹立!
チーム名
シオノギ製薬 0 0 0 0 0 1 0 1
日立ソフトウェア 1 0 0 0 9 1 x 11
【バッテリー】☆山崎(4勝3敗),入山,山崎−鈴木 
【本塁打】馬渕6号(5回:2ラン) 【三塁打】馬渕(5回),新海(5回)
【二塁打】山田(1回),鈴木(5回),森下(5回),来條(6回)
【盗塁】山田(5回),田本(5回),来條(6回)

 ◎初回裏、先頭打者の山田が左翼線を破る二塁打で出塁し、来條が手堅く送り
  一死三塁と先制チャンス。続くバッターはこの日3番に入った新海。新海は
  レフトへ確実に犠牲フライを打ち上げ、山田が俊足を飛ばしてホームイン!
 ◎1点を先行するものの、2回裏の二死一、二塁、3回裏の二死満塁、4回裏
  にも二死満塁と絶好の追加点チャンスに一発が出ず、昨日を上回る9残塁。
 ◎一方、先発の山崎はテンポ良い投球を披露。初回に二死からヒットを許した
  だけで5回を1安打に抑え、相手に付け入る隙をまったく与えない。   
 ◎残塁の山を築いてきた打線が、5回裏についに大爆発。一死から馬渕が右翼
  線を破る三塁打を放ち、続く黒田がセンター前に弾き返して待望の追加点。
  さらに鈴木のセンターオーバー二塁打、代打森下のレフトオーバーの二塁打、
  山田、来條がヒットで続き、新海が右翼線三塁打と1イニング7連続安打の
  リーグタイ記録を達成。                       
 ◎まだまだ勢いは止まらず、二死三塁で亀田がセンター前タイムリー。とどめ
  は馬渕がライトへ6号2ランを放り込み、1イニング9安打のリーグ新記録
  を樹立。この回、シングルヒット、二塁打、三塁打、本塁打の全てを放って
  一挙9点を奪う猛攻を見せる。                    
 ◎6回表、代わった入山が1点を失うと、すかさずその裏、来條のタイムリー
  二塁打で11点目を挙げ、結局、17本の長短打を放って大勝した。   

   リーグ記録                            
  (1イニング連続安打7本:タイ記録 1イニング9安打:新記録    
   1イニング三塁打数2本:タイ記録)                
撮影:柴田兼一 撮影:柴田兼一

 
対 ミキハウス戦(10/5 日立ソフトウェア15勝5敗)
9安打で相手エースを攻略!
 遠藤、終盤に失点するものの1点差で逃げ切り!
チーム名
日立ソフトウェア 0 0 0 0 1 2 0 3
ミキハウス 0 0 0 0 1 1 0 2
【バッテリー】☆遠藤(10勝1敗)−鈴木 
【二塁打】西山(1回) 【盗塁】山田(5回),黒田(6回)

 ◎相手エースのメラニー・ローチに対し、初回表、一死から西山がライトへの
  二塁打でチャンスを作るが得点できず。3回表には、一死から来條、山田の
  連続ヒットなどで二死二、三塁とするが、決定的な一本がなかなか出ない。
 ◎一方、先発の遠藤は球のキレ、制球ともに良く、奪三振こそ無いものの打た
  せて取る投球で、4回まで毎回3人で片付ける完璧な内容。       
 ◎5回表、この回の先頭打者の黒田がセンター前ヒットで出塁。鈴木の代打の
  藤本がキッチリと二塁に送り、山田が三塁に痛烈な当り。これが強襲ヒット
  となり、球がレフトに転がる間に黒田が一気にホームをつき、待望の先制点!
 ◎1点を先行したすぐその裏、それまで完璧な投球を続けていた遠藤が3連打
  で同点とされ、さらに一死二、三塁とピンチを広げる。ここで続くバッター
  がレフトへ犠牲フライを打ち上げるが、馬渕が本塁への好返球を見せ間一髪
  でタッチアウト! 遠藤は守備にも助けられ逆転を許さない。      
 ◎同点とされた直後の6回表、この回の先頭打者の新海がセーフティバントを
  試み、一塁へ執念のヘッドスライディング! これが内野安打となり、続く
  斎藤の送りバントを相手野手がフィルダースチョイス。その後二死を取られ
  るものの、黒田が一塁後方へのラッキーなヒットを放ってついに勝ち越し。
  さらに二死二、三塁から鈴木が三塁強襲ヒットを放ち、大きな2点目を獲得。
 ◎2点差をつけた直後の6回裏、遠藤が連続ヒットと四球などで、一死満塁の
  大ピンチ。続く打者の内野ゴロを守備陣がはじいて1点を返され、まだ一死
  満塁と一打逆転の大きなピンチが続く。しかし、遠藤が気迫の投球でピッチ
  ャーゴロ併殺に仕留め、なんとか最小失点で切り抜ける。        
 ◎遠藤は最終回裏にも一死からヒットを許し、二死二塁とランナーを得点圏に
  背負うが、粘りの投球で1点差を守りきる。この結果、チームは後半戦負け
  なしの7連勝を飾り、最終節を待たずに決勝トーナメント進出を確定した。
撮影:磯崎千嘉 撮影:磯崎千嘉

文:桐越信一

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