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'99 日本女子ソフトボールリーグ1部 第2節

世界のエース達を相手に大健闘!
2勝1敗と勝ち越し、同率2位!


 
 5月1日〜3日にかけて、群馬県前橋市民球場で日本リーグ第2節が行われた。
この3連戦、相手チームが全て外国人投手を(本年度から外国人投手は98イニング登板)
ぶつけてくることが予想され、前半戦の最大の山場の節となった。しかし先の世界選手権
でゴールド&シルバー・メダリストに輝いた世界のエース達を相手に2勝1敗と勝ち越す
大健闘! この結果、通算成績4勝1敗として大徳と並び同率2位の好位置に付けた。
 
 多くの皆様のご声援ありがとうございました。
K993028 撮影:黒木俊明 n991412 撮影:新留幸一


対 豊田自動織機戦(5/1 日立ソフトウェア3勝)
田村、世界No1サウスポーからサヨナラ・ヒット!
チーム名
豊田自動織機 0 0 0 0 0 0 0 0
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 0 1

【バッテリー】☆石川(3勝)−藤本 

 ◎相手は世界屈指のサウスポー、M・スミス。全米の左のエースで先の世界選手権の
  ゴールド・メダリスト。戦前から1点勝負の展開が予想され、先発の石川には1点
  もやれない重責がのしかかる。  
 ◎しかしこの日の石川は制球に苦しみ、2回表、四球とヒットで一死二、三塁の大き
  なピンチを招く。続くバッターの当たりは、センターへのライナー! 犠牲フライ
  で1点と思われたが、この日、スタメン出場のセンター行の好返球で、本塁タッチ
  アウト! 味方の守備にも助けられ、その後、石川は5三振を奪う力投を見せる。  
 ◎打線はM・スミスの前に廣田の内野安打1本だけで10三振を奪われる。
  110キロを超す速球に打つ手が無く、タイブレークを予感するが、しかしドラマ
  は最終回に待っていた。  
 ◎最終回、先頭打者の田本が四球で出塁。相手のワイルドピッチもあり、二死三塁で  
  この試合、唯一のチャンス到来。ここで田村がM・スミスの速球を奇麗にセンター
  前へ弾き返し、劇的なサヨナラ・ヒット!!
  豪腕投手からタイムリーを奪い、大きな勝利をものにした。  
k991418 撮影:新留幸一 n991418 撮影:新留幸一


対 トヨタ自動車戦(5/2 日立ソフトウェア3勝1敗)
延長9回、エラー絡みで大量4点を奪われ力尽きる
チーム名
トヨタ自動車 0 0 0 0 0 0 0 0 4 4
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

【バッテリー】★入山,柳沢(1敗) −藤本
【盗塁】斎藤(4回),田村(4回),藤本(8回),行(9回)
 
 ◎昨日に続き、相手は全米&世界のエース、L・フェルナンデス。昨年の防御率は
  0.00を誇り、1点を取るのが至難の投手。一回裏、田本の左翼線のヒットなどで、
  得点圏にランナーを送り、いきなりのチャンスを作るものの、後続が連続三振に
  切って取られる。
 ◎一方、先発の入山は2回を除き、4回まで毎回得点圏にランナーを背負うが要所
  を締め、5回から新人の柳沢に繋ぐ。柳沢は初登板ながら度胸の良いピッチング
  を見せ、試合は延長タイブレークに突入。
 ◎8回の相手の攻撃を藤本のファィンプレーなどで0点に抑え、その裏、一死三塁
  とサヨナラのチャンス。ここで藤本がスクイズを敢行するが、フェルナンデスの
  好守備にはばまれ、本塁アウト。
 ◎新人の柳沢は4イニングをヒット1本に抑えてきたが、9回表、四球とエラーで
  無死満塁のピンチを招く。ここで相手のスクイズを野選して、ついに1点を献上。
  さらに集中力がとぎれたか、タイムリーなどで手痛い4点を奪われる。
 ◎結局、フェルナンデスに2安打に抑えられ、15三振を奪われるが、得点できる
  チャンスや勝機もあり、内容的には惜敗という試合となった。  
n991510 撮影:新留幸一 n991717 撮影:新留幸一


対 ミキハウス戦(5/3 日立ソフトウェア4勝1敗)
斎藤、右中間を破るタイムリー三塁打!!
チーム名
ミキハウス 0 0 0 0 0 0 0 0
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 2 × 2

【バッテリー】☆石川(4勝) −藤本 【三塁打】斎藤(6回)
 
 ◎対する相手は全豪のエース、T・ハーディング。先の世界選手権でのシルバー・
  メダリストでもあり、昨年は連敗を喫しただけに、なんとしても勝ちたい試合。
  打線は2回から4回にかけ、得点圏にランナーを進めるが決定打が出ない展開。
 ◎先発の石川は、初回、先頭打者にヒットを許すものの併殺で切り抜け、その後は
  1点も与えない危なげない投球を続ける。
 ◎終盤の6回裏、先頭の田本が粘って四球を選び、廣田が確実に二塁に送る。
  ここでバッターは主砲の斎藤。斎藤は見事期待に応え、2−3からの高目の球を
  強振し、右中間を破るタイムリー三塁打!! さらに内野ゴロの間にもう1点を
  追加する。
 ◎石川は最終回も球威が落ちることなく三者凡退で締めくくり、結局、二塁を踏ま
  せない散発3安打で完封。厳しい3連戦、世界のエース達を相手に、2勝1敗と
  チームは勝ち越し、同率の2位と好位置をキープした。  
K993103 撮影:黒木俊明 k993224 撮影:黒木俊明

文:桐越信一

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