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企業情報採用・インターンシップ

吉川

世界中の研究者と意見交換できることで<br />多くの刺激を受け、研究へのモチベーションが高まります

入社動機

もともと医療に関心があり、この分野での研究開発に的を絞って就職活動を始めました。数ある企業の中で日立の中央研究所を志望した理由はただ一つ、ヒトに魅力を感じたからです。OB訪問やジョブマッチングで面談に応じていただいた先輩方は、些細な悩みに対しても表面的な意見で済ますことなく、親身に応えてくれました。仕事内容についても日立の良い点から悪い点までリアルな意見を述べてくれました。この姿勢に魅力を感じ、就職先として強く惹かれたことを憶えています。

仕事内容

超音波診断装置の研究開発を行なっています。基本的には、一つのプロジェクトに関して、ニーズ探索、仮説立案、実験検証、臨床評価、の流れで技術を創生し、学会や論文、研究報告書などさまざまな形態で外部に発信していきます。このプロセスを遂行するには、物理化学は勿論、病気や診断治療技術の現状に関する知識も必要になり、日々勉強する毎日です。企業研究者が大学と大きく異なる点は、臨床価値だけでなく、事業性を考慮した技術創生が求められる点です。提案段階では、臨床現場からの対価の見積りが必要ですし、製品化段階では、ハードウエアや計算コストなどの様々な制約をクリアする必要があります。
技術創生の入口(提案)から出口(製品化)まで視野に入れた研究活動は、企業研究の難しい面ではありますが、臨床利用までの道筋が具体化されるので、やりがいを感じることも多いです。

仕事の面白さ・醍醐味について

ヒトの命に係わる仕事である、これが医療研究の醍醐味だと思います。仕事の面白さは大きく二つあります。一つは、幅広い知識が得られることです。先に述べたように、医療技術の研究開発には、工学系の知識だけでなく、医学や時には薬学の知識も必要になります。予備知識を持って医師との議論に臨んでも、毎回新しい発見があります。これは仕事の難しさでもありますが、個人的には面白さであると考えています。もう一つは、学会発表等を通じて、世界中の研究者と意見交換できることです。これは研究職全般に共通していえることではありますが、学会に参加すると毎回多くの刺激を受け、研究へのモチベーションが高まります。

仕事で苦労する点について

どの職種でも同じだと思いますが、時間との勝負に苦労します。仮説立案と検証の繰り返しの結果として技術が創生されるため、与えられた時間の9割は試行錯誤に費やします。9割9分まで費やすこともしばしばです。それでも、最後の1分に望みをかけて、実験や仲間との議論を続けます。技術の創生とは誰も成し得ていないことを実現することですから、生みの苦しみは必然的なものでありますが、この渦中に居るときは焦りを感じます。
また、生体を対象にするため、充分に検証した技術であっても臨床評価では想定通りにいかないことが頻繁にあります。体格や組織状態には個体差があるため、多くの患者さんに有効な技術を創生することは非常に難しく、製品化の直前に必ず越えなければならない大きなハードルです。

印象に残っている仕事やエピソード

研究者の仕事は発信すること。この重要性を入社後2年間で強く意識づけられました。聴き手の専門性や関心事、会場の規模にいたるまで意識して、文章構成や文字サイズを調整して発表資料を作成します。中央研究所では入社後2年間の成果を披露する発表会があり、その発表資料は先輩方の指導を受けながら何度も練り直します。当時は「そこまでやるのか」と思うことが多々ありましたが、伝わった分だけ議論が深まることが多く、現在でもその重要性を再認識しています。

今後の目標

医療技術に携わっていると、生命倫理を考える機会が多くあります。例えば、胎児治療や延命治療は医学の域を超えて、宗教や倫理問題を露呈させます。その中で企業研究者は単に技術を高度化し、医療現場にツールを提供するだけでよいのか。そういった問題を頭の片隅に置き、ユーザである医者だけでなく、その先の患者さんを思い浮かべられる研究者でありたいと考えています。

オフの過ごし方

オフの過ごし方

会社ではバスケットボールに所属し、毎週水曜日の仕事後に練習をしています。会社の敷地内に体育館があるので、忙しい時期は短時間でも練習に参加でき、心身のリフレッシュには絶好の環境だと感じています。週末は家族と過ごしたり、夏は登山、冬はスノボで休暇を楽しんでいます。

一日のスケジュール

8:30 出社。メールチェック後、一日のタスクを整理して仕事の優先順位をつける
9:00 前日に実行させたデータ解析の整理と検討、または会議資料の作成など、デスクワークを中心に実施
12:00 昼食。デスクで電子版の新聞を眺めながら過ごすことが多い
13:00 生体模擬ファントムや動物を利用した実験
17:00 データ整理と短時間で可能な解析
19:00 長時間かかる解析をサーバで実行
20:00 退社

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