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企業情報採用・インターンシップ

佐藤

仕事では自分の専門分野とは異なる幅広い知識が必要ですが<br />社内には各分野の専門家がおり、さまざまな方からアドバイスをいただいています

入社動機

就職活動中に日立に入社した大学の先輩方に話を聞きました。それまでは家電と電力のイメージしかありませんでしたが、社会インフラ、情報通信、鉄道、そして私の現在の仕事である防衛・セキュリティー事業など、幅広い分野でビジネスを展開していることを知り、何か私にもできることがあるはずだと考え日立に興味を持ちました。大学ではロボットによるセンシング(主に地雷探知)の研究をしていたため、「ソーナーの設計」というキーワードに共通点を感じて今の職場に応募し、入社することができました。

実際に入社して仕事をすると、当然それまでの専門分野とは異なる幅広い知識が必要になってきますが、職場内はもちろん、日立社内には各分野の専門家がいるため、相談を持ちかけて知識を身につけています。

仕事内容

海上自衛隊の艦艇に搭載するソーナーをはじめとする水中音響システムの音響センサーの設計を担当しています。水中音響システムとは、標的までの距離や方向を測ったり、海底地形や海中の構造物を可視化したり、海中でのデータ通信などを行うシステムです。地上で標的までの距離を測ったり、データ通信などをするときは、一般的に電磁波や光を利用しますが、海(水)中ではわずかな距離で大きく減衰してしまうため、減衰の小さい音波を利用します。

音響センサーとは、実際に音を発信・受信する部分(オーディオ機器でいうところのスピーカーとマイクに相当する部分)であり、使用する周波数や用途によってその構造、方式が異なるため、製品の仕様に合わせて最適な設計をしています。

仕事の面白さ・醍醐味について

音響センサーの設計では電気・機械振動・音響と異なる分野の知識が必要になってきます。また、それだけでなく、ものづくりに関わる機械加工・接着などの多岐に渡った知識が必要になり、仕事を通してそれらの知識を学ぶ過程で驚きや、いろいろな発見があるのが刺激になっています。

また、実際に日立で開発したソーナーが搭載されている船に乗って、海上での試験に立会い、自分自身が設計に携わった製品が実際に使われているのを実感できるのは醍醐味だと思います。

仕事で苦労する点について

音響センサーは圧電素子などの数kHz〜数MHzの振動を利用して、音を発信・受信するのですが、センサー部品の固定方法や構造のわずかな違いで、振動の仕方や伝わり方が変わってしまい、センサーとしての性能に悪影響を与えてしまうことがあります。そのため、試作段階で設計通りの性能が出なかったときに、計算や実機検証を繰り返す中でその問題点を明らかにし、どのように対策するかを検討するプロセスが難しく、苦労する点です。

また、多品種少量生産の分野であるため、製造プロセスには今でも人の手で組み立てを行う工程が大半を占めています。そこには職人技のようなさまざまなノウハウがあり、そのノウハウをいかにして多くの作業者ができる作業に落し込んで、品質が安定した製品に作り込んでいくのかが大きな課題であり、今も生産技術部門と協力して改善を進めています。

印象に残っている仕事やエピソード

初めて主体的な役割を任された仕事が日立でこれまでに開発経験のない水深何千mという深海で運用される製品で、なお、かつ非常に短期間で開発を進めなければいけないプロジェクトでしたが、技術的・日程的なハードルをクリアして無事に製品を納入できたことが印象に残っています。

プロジェクトを進めるにあたっては、後戻りが許されない状況で、製造部門や生産技術部門をはじめ、社内研究所の方々にもアドバイスをもらいながら、一つひとつリスクを潰していきました。完成した製品の最終試験ではお客様立会いのもと、深海での水圧に耐えられるか確認する試験を実施し、試験中は冷や汗をかきましたが、無事に試験を完遂したときには安堵とともにやり切ったという充実感に満たされました。その後、その仕事をきっかけとして新しい仕事の受注にもつながり、若いうちにいい経験をさせてもらったと思っています。

今後の目標

今は国内の防衛事業がメインですが、今後、港湾セキュリティーや海底資源開発など、新分野での水中音響システムの需要は増加すると考えていますので、世界にアピールできる技術を磨き、さまざまな製品・サービスの開発に携わっていきたいと思っています。

オフの過ごし方

オフの過ごし方

オフの日は、2歳の息子と一緒に公園やスポーツ観戦、博物館などに出かけるのが日課になっています。まだ小さくて言葉もはっきりしませんが、子どもならではの面白い視点で物事を捉えていることがあり、こちらも学ぶことが多く、日々成長を実感しています。

また、ジャンルを問わず読書を楽しむようにしています。最近は家で読書をしていると息子に本を取り上げられてしまいますが、仕事では設計文書をはじめとして、どんな仕事でもアウトプットとして文書を書くことが多いため、さまざまな本を読むことで語彙力のUPにもつながっているのかもしれません。

一日のスケジュール

8:00 出社 〜 1日の予定の確認、会議資料の準備
10:00 新製品の開発プロジェクト会議
12:00 ランチ
13:00 製造部門との製造工程会議
15:00 社内水槽で試作音響センサーの性能試験
18:00 3次元CADを使って部品の設計・製図 〜 帰宅

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