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SPECIAL TALK 先輩社員 人びとの笑顔を照らす電気は、無数の資材があって、灯ります。Airi Nakano SPECIAL TALK 先輩社員 人びとの笑顔を照らす電気は、無数の資材があって、灯ります。Airi Nakano

串間 有紀子

資材調達

中野 愛理日立GEニュークリア・エナジー社 原子力エンジニアリング・調達本部
 原子力資材調達部 原子力第三調達グループ/
2010年入社 国際文化学部 卒

スコールの国で教えられたこと。

大学時代は、学生主導の国際協力活動に励んでいました。フィリピンの生産者が作られたドライマンゴー等を自分たちで輸入し、生協やカフェなどへ直接届けるフェアトレード。その活動で現地に滞在した時の出来事を、今でも鮮明に覚えています。滞在地域では送配電網が脆弱で、スコールが来ると全面停電。スコールが去ると復旧され、一斉に町全体が灯されます。そしていつもと同じ日常が戻ったことで、人びとにも笑顔が灯っていく。異国の地で社会基盤のかけがえのなさを教えられた私は、その後"インフラ"を軸に就活を始めたのです。

重工系を手掛けるメーカーや鉄鋼メーカーのほか、電気・ガス会社や港湾物流会社も受けましたが、文系ながらメーカーが最もしっくりきました。フィリピンで作られたモノの魅力を日本に伝えるという、モノを基軸にした活動をしていたからです。日立が大本命になったのは、エジプトの砂漠地帯を緑地化する"ムバラクポンプ場"の建設を知った時。何もない砂漠に20基以上の大型ポンプを設置して、ゼロから人が暮らす社会基盤を創る姿に感銘を受けたのです。それに、日立だけはいつも面接で会話が弾みました。私の話を真摯に聴いて掘下げてくれる。毎回「想いを伝え切れた」と感じたものです。

希望したのは事業では電力。そして仕事では、工場での資材調達でした。最もモノづくり現場の近くにいられる事務系職だと考えたからです。実際、設計・生産管理・品質保証部門とも密に連携するこの仕事はモノづくりの屋台骨です。必要な資材が調達できて初めて、モノづくりが始まるのですから。

串間 有紀子

何をやるか、どこまでやるかは、
自分次第。

原子力資材調達部は、原子力発電所に設置されるシステム・機器に必要なあらゆる資材を調達し、工事等における人員手配も担います。私は原子炉内構造物・発電機設備・水処理設備などを担当し、入社後2年間は国内原子力発電所案件に従事しました。調達先であるサプライヤーへ発注する資材は数え切れないくらい多く、どれもが超高度な要求仕様。ネジ1本とっても設計図があるほどです。そして、それに応えられる希少なサプライヤーの多くは、町工場のような小さな日本のモノづくり企業。私は発注がない時でも連絡を取り、永続的な関係性確立に努めました。

3年目からは海外調達にも従事。まもなく関わったあるプロジェクトが、大きな成長機会になりました。すでに私の入社初年度に起きてしまっていた、福島第一原子力発電所での事故。日立は即座に、様々な支援に全力を挙げていました。以来、フェーズを区切って取り組み続けてきた課題の一つが汚染水処理対策。現場に汚染水処理設備を増設するタイミングで私も参画し、パートナーに選定した米国メーカーからその設備を納入する使命を担ったのです。技術的にきわめて難度が高く、かつ最速スケジュールが要求される国家的急務プロジェクトでした。私は見積依頼→条件交渉→発注→進捗管理&フォローに奔走。技術部門からも大勢が渡米し、長期常駐して開発を全方位支援。そして、やり遂げたのです。

日立の真骨頂をまざまざと見ました。やるとなったら人財を集中してやり切る。いざ目標が決まったら、一致団結してがむしゃらにやり抜く。気付けば私もがむしゃらになっていました。例えば通常は接点がないプロジェクトマネジャーや営業陣にも自らコンタクトしたり、設計陣に上流段階から意見をぶつけたり。仕事の本当の面白さが見えてきました。意志を込め、自分だけの存在意義を発揮するという面白さです。指示されたモノをただ調達するだけでも、仕事はしたといえるかもしれない。けれども自分の意志はそこにない。自分という存在が、そこにはいない。日立の資材購買は、自分次第でプロジェクトにどこまでも深く入り込めます。

串間 有紀子

海の向こうの同志と共に、
英国に原子力発電所を。

現在の私は、英国における原子力発電所建設計画に携わっています。まだまだ始まったばかりで、日立がイニシアティブをとって体制を構築中のステータスですが、これは日立グループとGEグループのグローバル連携プロジェクトになります。ちなみに私がいる日立事業所の原子力エンジニアリング・調達本部は、2007年に設立された日立GEニュークリア・エナジー社の組織でもあります。そして米国サイドにも、兄弟カンパニーのGE日立ニュークリア・エナジー社があります。海の向こうの仲間たちと、シナジーを生み出すためのディスカッションを進めているところです。日立グループも、GEグループも、世界中の社会課題解決に挑んでいる同志。常に情報を共有して、新しい世界貢献ビジネスの仕組みを築き上げていこうとする姿勢は同じです。

まずは海外契約の知識をさらに蓄積することから始め、このプロジェクトの成功に寄与していくことが私のチャレンジテーマです。キャリア選択のきっかけは新興国インフラ整備への想いでしたが、私の視界は広がりました。国や地域がどこであれ、世界を灯していく。一つ一つのプロジェクトに全力で携わり、自分の存在意義を発揮していく。そうすれば自然にいつか、新興国におけるプロジェクトにも関わっている気がします。町全体が一斉に灯されたあの瞬間。人びとの笑顔の連鎖。それは私の心の奥深くで、鮮明に生き続けています。

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