社会イノベーション事業創生

活動のプロセス

• 社会イノベーション事業の戦略立案および具体事業の事業アイデア創出から契約締結に至るまで、お客様と日立グループおよび社外の事業者をつなぎ推進する活動を行っています。

  

• それぞれの事業について、インキュベーション〜事業立上げにあたっては、まずは社会やお客様の課題を把握・原因を深堀した上で、新たなソリューションが顧客価値を最大化するかどうかに着目します。さらに、N倍化(スケーリング)できるビジネスかどうかを見極めた上で、事業立上げを行います。
  最終的には事業を担う各ビジネスユニットに事業移管し、次の新しい社会イノベーション事業創生へ活動をシフトすることを繰り返していきます。

  

活動事例紹介

• 環境課題を解決するビジネス開発の取り組み

  地球温暖化を抑え、持続的な社会を実現するためには、人々のあらゆる活動における温室効果ガスの排出を減らしていくことが必須となっています。全産業的なクリーンエネルギーの利用が求められる一方で、事業者にとって、化石燃料利用からクリーン電力利用への変更には、エネルギー調達、設備の変更、そして業務プロセスの変更が大きなハードルとなります。そうした事業者に対し、非化石燃料へのシフトが進む電気自動車を入り口として、エネルギー・設備調達、業務プロセス変更をワンストップで提供するビジネスの開発を進めています。

  

• 世界最先端ビジネスへの対応

  将来が不確実なVUCAの時代を生き抜いていくためには、DX(デジタルトランスフォーメーション)が企業の最重要課題となっています。そして、そのDXを主導するGAFAに代表されるデジタルテクノロジー企業は、従来では考えられないような急成長を遂げています。日立は、これら企業が展開するビジネス戦略や事業プロセスを分析することで、新たな潮流を自社のビジネスに取り入れようとしています。世界最先端ビジネスに対応するために、カスタマーサクセスの観点を取り入れ、新たなビジネス創生の戦略策定や事業化支援活動を行っています。

  

• デジタル技術を用いたサービス創生と横断的デジタル技術開発の取り組み

  これまでのIT技術に加え、IoT、AI、エッジコンピューティング等の最新のデジタル技術と世界最先端のビジネスの考え方を用いて、Society 5.0、スマートファクトリー・顧客価値提供型企業への取り組みを支える横断的技術の開発を行い、グローバルシップユーザーの獲得を進めています。それぞれの具体的なビジネス創生にあたっては、IT×OT×プロダクト・システムを組み合わせたトータルでのソリューションを支えるデジタル技術をグローバルに提供する取り組みを推進しています。
  これにより、あらゆる人が活き活きと快適に暮らせる持続可能な社会をデジタル技術で支えます。

  

• 産業/スマートファクトリーへの取り組み

  近年、製造業を取り巻く環境は、変動の激しい経済状況、世界規模の災厄への対応、労働人口の減少、デジタル化等の技術革新スピードの加速、環境問題、グローバル展開等、従来に比べ大きく変化してきています。こうした製造業のお客様に対し、経営課題を解決する「スマートファクトリー」のソリューションを提供しています。生産に関するデータをIoT基盤により収集し、AIにて最適なアクションに結び付ける。お客様との協創活動や、日立グループ内の製造業としての取り組みを通じて、私たちは、このようなサービスモデルの企画/開発をグローバルに推進しています。

  

• 産業/品質重視型企業(医薬、医療機器業界など)への取り組み

  COVID-19がもたらした社会の変化のもと、医薬・医療機器業界では人々のQoL向上に向け、新薬開発や医療機器開発を推進しています。そんな医薬・医療機器業界においては、バイオ技術による新薬開発、再生医療など、さまざまな技術革新と同時に製品の品質確保が重要となります。日立は、国内シェアトップクラスの製造実行システム・バイオプラント等、ITからOT、プロダクトまで、多くのソリューション納入実績があります。私たちは、After/Nextコロナに向け、AIやIoTなどのデジタル技術により品質向上を追求する革新的なビジネスモデル、これを支えるプラットフォームなど、グローバルに広がる市場に向け、新しい事業の企画/開発を推進しています。