各分野における制御システムの品質保証活動
品質保証部門は、「日立ブランドの信頼」を守る品質の番人であり、常にお客様の立場に立ち、上流工程から信頼性、性能、保守性などの観点から製品をチェックするだけでなく、全ての部門と連携し、品質の確保とさらなる向上に取り組んでいます。電力・エネルギー、水環境、鉄道、産業など社会を支える制御システム製品に対して、自分たちが培ってきたオペレーションテクノロジー(OT)や先進的な検査技術を取り入れることで、お客様に安心と信頼を日々提供し続けています。
品質保証部門は、「日立ブランドの信頼」を守る品質の番人であり、常にお客様の立場に立ち、上流工程から信頼性、性能、保守性などの観点から製品をチェックするだけでなく、全ての部門と連携し、品質の確保とさらなる向上に取り組んでいます。電力・エネルギー、水環境、鉄道、産業など社会を支える制御システム製品に対して、自分たちが培ってきたオペレーションテクノロジー(OT)や先進的な検査技術を取り入れることで、お客様に安心と信頼を日々提供し続けています。
社会インフラを支える制御システム製品は高品質、高信頼性が要求されています。それらは、365日・24時間の使用を想定したハードウェア・ソフトウェア、維持保守サービスを含めた全てのライフサイクルを考慮したシステム設計により実現されています。研究開発から設計、製造、保守サービスに至る全ての部門と連携し、制御システム製品の高品質を支えるため品質保証活動に取り組んでいます。
品質保証部門として、製品製作の最上流の段階からプロジェクトに関わり、常にお客様の立場に立って製品を評価します。ハードウェアおよびこれらを構成する部品やコンポーネントの信頼性確認に加え、システムの出荷検査、システムの改修(ハードウェア改修、ソフトウェア改修)の場内試験を実施して合否判定を行い、お客様に納入する前に厳格な出荷判定を行います。
試験の段階では、実際の製品に触れながら最終的に全体システムの品質をつくり上げています。また、ハードウェアとソフトウェアを一体化したプロダクトの製品評価も実施し、「トータルの品質保証」を実現しています。
工場から出荷した製品をお客様へ納入した後、実際にプラント実機と接続して試運転を実施します。試運転を通じて、お客様の運用に合うように調整を行います。我々の活躍の場は、国内はもとより、アジア、欧米各国など世界中に広がっています。
IoT、DX時代の到来により、データ利活用による新しいサービスの創出に向けた製品提供が求められています。AIやデジタルソリューション、ロボティクスなどを活用し、お客様との協創による新しい品質保証に挑戦しています。
●品質保証体制
各設計部にて製作された製品について、品質保証部門は製品毎ではなくお客様視点でシステム全体の品質を総合的に見極めます。常にお客様の立場に立って、システムの運用に則した機能、信頼性、性能、保守性などの観点から製品をチェックし、品質の確保とさらなる向上に取り組んでいます。現地試運転を経験し、お客様と密な関係を構築することでシステムの運用を理解することが可能となり、お客様目線に立った品質確保を担保できる技術を持っています。
●品質の維持・向上とアフターサービス
品質の維持・向上の取り組みとして、国際規格である「ISO」の認証を受けており、品質管理規格の「ISO9001:2015」を全生産品目で取得しています。また、アフターサービスとして、お客様からのお問い合わせや迅速なサポートを目的に24時間稼働の日立制御システムサービスセンタ(HCSSC)を設置しています。
●社会インフラを支えるトータルソリューション
ハードウェアからソフトウェア設計・開発、システムインテグレーション、保守、サービスに至るまで一貫した製品提供を行っているため、それら全てのプロセスで高い品質を作り込む必要があります。そのため、システムのライフサイクル全体に広く携わる活動を展開しています。
●活躍の場はグローバルへ
電力、鉄道等の社会インフラシステムの提供により、世界中の人々の安全・安心・快適な生活を実現しています。世界各国のお客様、取引先、製造拠点等の関係者と連携し、これらインフラシステム・製品の品質維持・向上に取り組んでおり、品質保証エンジニアの活躍の場はアジア、欧米他世界中に広がっています。
●お客様との協創
製造業向けのソリューションコア開発・提供において、これまで我々が培ってきた高品質、高信頼の製品を開発するためのノウハウを組み込み、より品質の高い製造ラインを構築するためのソリューション提案活動を展開しております。
企業の社会的責任と若年エンジニアの育成のため、南極越冬隊へメンバーを派遣しています。南極観測船「しらせ」にも我々の製品が搭載されています。
日本科学技術連盟主催のソフトウェア品質シンポジウム(SQiPシンポジウム)などの社外発表を積極的に行っています。2019年、2022年には品質保証部のメンバーが「『SQiP Best Paper/Report Effective Award』(実践的で、現場で品質向上にすぐに役立つもの)」を受賞しました。