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企業情報研究開発

2013年3月22日

発表者からのレポート

2013年2月27日から3月1日にかけて、ノルウェー首都オスロにて、モバイルビデオに関するワークショップACM MoVid 2013が開かれました。マルチメディアシステムに関する国際会議であるACM Multimedia System 2013と共催され、欧州各国、米国、シンガポール、日本などから、実務専門家、大学研究者など70名以上が参加しました。ネットワークや携帯デバイスの制約の元でマルチメディアを活用するシステム技術などをテーマに、活発な意見交換が行われました。


写真1 会場、オスロ大


写真2 発表の様子


図1 システムイメージ
拡大図



写真3 実験の様子
(学会発表した写真と異なりテスト画像を
差し替えています)

横浜研究所からは「スマートフォンで印刷物から電子透かしを検出する一方式」と題した発表を行いました。

スマートフォンで印刷物から電子透かしを検出する一方式を開発しました。開発方式をスマホアプリとして備えたスマートフォンを用いて電子透かし入りの印刷物を撮影した時に、電子透かしを検出して関係する情報をユーザに提示できます。図1を参照ください。

撮影画像に生じた幾何変形を補正する全件探索処理での演算量を減らすために、電子透かしが埋め込まれていない場所を先に探します。画像の一部を探すため高速です。幾何変形補正に要する開発方式の計算量は、情報埋め込み位置を示す特殊情報を埋め込む従来方式と同程度の計算量です。そのような特殊情報を埋め込まないことによって、印刷画像の画質が維持されます。システム評価実験においては、カメラが印刷物に正対する撮影条件の元で開発方式は撮影画像からの電子透かし検出に成功し、実用的であることを示しました。

今回の会議では、実務家らと意見交換ができるとともに、スマートフォン向けの最新実装技術などを知ることができ、有意義な時間を過ごすことができました。

(山田 隆亮    記)

関連する論文

  • Takaaki Yamada and Motoki Kamitani: "A Method for Detecting Watermarks in Print using Smart Phone -- Finding No Mark", in Proc of 5fh ACM Workshop on Mobile Video ((MoVid 2013), pp.49-54 (2013).
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