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企業情報研究開発

モノの把握+片づけ+貸し借り=狭い家でも豊かな暮らし

家の中のモノが重荷となって動けない

「家族のためを思って郊外に大きな家を買い、子供のためにいろいろなモノを買って幸せな生活を送ってきた。それから30年、子供たちは家を出てそれぞれの家庭を築き、郊外の大きな家には夫婦だけが残り、たくさんのモノに囲まれて暮らしている」
そういう高齢者の夫婦が増えているようです。買い物や移動が便利な駅近くの方が安心して暮らせそうだと思っていても、家の中のモノが重荷になって、簡単に住む場所は変えられないものです。この高齢夫婦は、どうしたらモノを持たない身軽な生活を手に入れることができるでしょうか。

捜しモノがなくなる

部屋の電球をルームカメラつきのものに替えるだけで、鍵や財布、1年前に孫がくれた手作りのプレゼントなど、家の中でなくなったものがすぐに見つかるようになります。ルームカメラが家の中で何がどこにあるのかを常に見ていてくれるので、何かがなくなっても、ルームカメラに聞けば「ここにあります」と教えてくれます。家の中で気にしなくてはいけないことが、ひとつなくなった気分です。

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家が少しずつ広くなる

ルームカメラは、家の中のあらゆるモノをカタログ化していきます。なかなか手をつけることができない片づけも、画面の中のカタログを見ながら頭を整理することで、取りかかりやすくなっていきます。そのような片づけを繰り返す中で、トランクルームの利用やシェアリングサービスの活用など、家の中のモノを家の外へ出すことのできる新しいサービスが身近になっていきます。家の中のモノは次第に少なくなり、家が広く感じられるようになっていきます。

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部屋がごっそり入れ替わる

例えば、娘が孫を連れて帰ってくるとき、カレンダーに書かれた内容をルームカメラが読み取り、小さな子供を迎え入れるのにぴったりなものをカタログで提案してくれます。それを見て、近所でモノを貸し借りするシェアリングサービスに申し込めば、「あら懐かしい、この空気清浄機貸してくれるのは田中さんだわ。娘の中学校卒業以来ね。」と、そこから懐かしい話が始まることもあるかもしれません。
サービス事業者から、メンテナンスが施された空気清浄機や、一緒にオーダーしたベビーチェアなどが配送されます。娘が帰れば、モノを返送し、翌日には元通りの部屋に戻ります。モノを動かすことで部屋の役割を変えるという体験を通じて、例えばドラムセットを入手してドラム演奏に挑戦するなど、夫婦は新しいことをやってみよう思うかもしれません。

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住み替えの循環が始まる

「この生活なら管理がしやすくて移動も便利な駅近くの1LDK マンションで十分じゃないか?」 モノを持たなくても豊かな生活ができるという実感を得て、夫婦は暮らしやすい駅近くの小さなマンションへ引越す決断をするかもしれません。今の家を若い家族に貸し、そのお金で小さな家を借り、新しい生活を始めます。この夫婦のような人たちが増えることによって、街全体に新しい住み替えの循環が生まれるかもしれません。

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