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Exアプローチ

お客さまとの「協創」を加速する、日立の新しいシステム開発手法

Exアプローチの基本プロセスの図表

ITを利用されるお客さまと共に喜びあえるエクスペリエンス(経験価値)を創り出し、「感動」を共有しながらプロジェクトを進める新しいシステム開発手法。それが、「Experience Oriented Approach(略称:Exアプローチ)」です。エクスペリエンスとは、嬉しさ·感動·知的喜びといった人間が味わう経験価値を意味します。

従来のシステム開発手法では、システムベンダーはITの専門家として、お客さまへの「技術」や「機能」の提供に力を注いでいました。Exアプローチでは、お客さまと共に「感動」を共有しながら開発プロセスを進め、現場で働く人の本質的な課題を解決し、誰もが「使ってよかった!」と思えるITシステムをめざします。

そのためExアプローチでは、システム構想策定から案件定義までの開発プロセスを、「理解の感動」「展望の感動」「納得の感動」という3段階のステップで進めます。

「理解の感動」では本質的な課題を発見して理解を共有し、「展望の感動」ではお客さまの業務が本来あるべき姿を描いて新たな価値の創造に向かい、「納得の感動」ではメンバー全員が共感·納得できるプロジェクト計画の全体像を描きます。

利用状況調査の様子の写真
利用状況調査の様子

Exアプローチでは、各ステップにおいて、お客さまと日立が「協創」を生み出すためのさまざまな工夫をしています。

第1のステップでは、システム構想策定を通して、現場で起きている本質的課題や潜在的ニーズを「見える化」し、「なるほど、これが本来の課題だったのか」とお客さまと共に発見して、「理解の感動」の共有をめざします。その実現のための代表的な手法である「利用状況調査」では、エスノグラファーと呼ばれる専門家が現場に入り込み、観察やインタビューを実施し、お客さまも気づかなかった本質的課題を「見える化」して、全員で共感します。

エクスペリエンステーブルの図表
エクスペリエンステーブル

そして第2のステップでは、システム化計画策定を通して、お客さまの業務とITのあるべき姿を描き、現場の本質的課題に対する解決策を検討します。その際、日立では「エクスペリエンステーブル」という表記手法を用います。

「エクスペリエンステーブル」の作成にためには、日立のファシリテーターやデザイナーが、経営幹部・システム部門・営業部門などに対してインタビューを行い、思いを引き出します。そして、お客さまや関係者と共に「対話ワークショップ」を行います。「対話ワークショップ」では、お客さまの本質的課題や関係者の思いをホワイトボード上で「見える化」すると同時に、デザイナーはアイディアをどんどん絵にしてポストイットに書き込み、1つの「エクスペリエンステーブル」を作り上げます。最後に「こうすれば解決できる」と全員でアイディアに合意し、新たな価値創造に向けた「展望の感動」を共有します。

対話ワークショップの様子の写真
対話ワークショップの様子

さらに第3のステップでは、要件定義を通して、ファシリテーターを中心にこれまで検討した内容を実現可能性や効果の視点で見直します。そして最終的に、メンバー全員が共感·納得できるシステムの全体像を描き、お客さまと「納得の感動」を共有します。

2010年9月、Exアプローチは、産業·企業向けサービスシステム領域にてグッドデザイン賞を受賞しました。この新しいシステム開発手法により、日立は今後もお客さまとの新たなエクスペリエンスの「協創」を加速し、誰もが「使ってよかった!」と思えるITシステムを実現します。

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