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Hitachi

日立製作所 研究開発グループは以下のニュースリリースを発行しました。

ニュースリリース概要

発行日

2013年2月20日

タイトル

300mSv/hの高線量率環境下でガンマ線強度分布を測定可能なガンマカメラを開発

リリース文抜粋

株式会社日立製作所は、このたび、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「災害対応無人化システム研究開発プロジェクト/計測・作業要素技術の開発」により、300mSv/hの高線量率環境下でガンマ線強度分布を測定可能なガンマカメラを開発しました。

日立は2011年7月に、日立GEニュークリア・エナジー株式会社と共同で、原子力発電所内外における15mSv/hまでの線量率環境下で、核種毎のガンマ線強度分布を色分けして確認できるガンマカメラを開発し、福島第一原子力発電所での建屋内調査への活用を進めてきました。2012年2月からはNEDOのプロジェクトに参画し、原子力建屋内の全ての領域において調査を行うために必要な、より高線量率環境下での測定に対応可能なガンマカメラの開発を進めています。今回日立は、信号処理機能の一部をハードウェアへ組み込むと共に、遮蔽構造の適正化を行うことで、より高線量率の環境での測定を可能とし、シャッター機構を設けることで測定の高精度化を図り、300mSv/h(従来比約20倍)の高線量率環境下でのガンマ線強度分布の測定を可能にしました。

開発したガンマカメラ