ページの本文へ

Hitachi

インデックスを表示

用語解説

ストリームデータをリアルタイムに処理する技術のこと。ストリームデータとは、株取引情報や交通情報などのように、継続的に発生する、タイムスタンプ(生成または更新された時刻情報)を含むデータのことをいう。

データベースでのデータ処理が、入力されたデータを蓄積し、任意のタイミングで命令(クエリ)を発行する処理であるのに対し、ストリームデータ処理では、あらかじめクエリを登録しておくことで、データが入力されたタイミングでクエリが実行される。入力されたデータは、ストレージなどに貯めずに、メモリ上で順次処理していく。次々と到来するデータに対して、処理を継続的に行うことで、データ発生時からのタイムラグを抑え、リアルタイムな処理を実現している。

ストリームデータ処理の研究は、2000年代初頭から始まった。国内では、ビジネスや日常生活で扱うデータ量が増えるにつれて、注目を集めるようになり、2000年代後半にストリームデータ処理機能を搭載した製品が発売されている。今後はIoTの発展により、センサーデータの処理の需要が高まることが予想され、さらなる活用が期待される。

関連用語

人気の用語

    最近追加した用語