Advanced Research Laboratory, Hitachi, Ltd.

ナノ材料・デバイスラボ
山本 浩之 Hiroyuki Yamamoto
2003年入社
総合理工学研究科 電子機能システム専攻
日立は、エレクトロニクス、医療、社会システムなど、幅広い事業を展開しており、様々な可能性を有する企業であると感じました。さらに、積極的な学会活動を行っており、世界トップレベルの研究を行っているという印象を強く感じていました。私は、学生時代に半導体デバイスの研究に取り組んでいましたが、その中でサイエンスの楽しさを味わい、「研究を通じて社会に貢献する仕事に就きたい」と考え、当研究所を志望しました。
超電導薄膜デバイスを対象とした研究に従事しています。厚さ数百ナノメートルの超電導薄膜に金属や絶縁体を積層した構造のデバイスを作製し、特性を評価することが主な仕事です。現在は、超電導材料の低損失特性を利用した、非常に損失の少ない共振回路を研究対象としています。これは高感度のNMR用プローブコイルなどに応用でき、バイオ分野への貢献が期待されます。薄膜形成、デバイス作製、評価を行う過程においては、装置のトラブルや期待通りのデバイス特性が出ないなど苦労もありますが、社会に対してインパクトのある研究に従事していることを、非常にやりがいに感じています。現在のテーマは大学でやっていた研究とは分野が異なり、分からないこともたくさんありますが、先輩方の暖かい御指導を頂きながら、日々仕事に励んでいます。
近年の半導体技術や通信技術の目覚しい発展により、世の中どんどん便利になっています。その中で私は、便利さを追求すること以外でも社会に恩恵をもたらす、そんな技術の研究開発に携わりたいと思っています。超電導磁石を用いたNMR、MRIが医療や生命科学の分野に大きく貢献している例のように、通常の材料では実現できない、超電導ならではの特性を生かした新しい応用技術を開拓していけたらと思います。これからの研究者人生の中で、自分がやったと世界に誇れる仕事を一つでも残すことが私の目標です。
緑に包まれた静かなロケーションに基礎研究所の建物はあります。ここは、落ち着いた雰囲気で仕事を行うのには最適な環境です。さらに、庭の噴水から生まれるマイナスイオンと、アクティブな動きで見る人を魅了する白鳥の“癒し効果”は絶大です。
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