2011年12月2日(金)から11日(日)まで東京ビッグサイトで開催された「第42回東京モーターショー2011」の併設展「SMART MOBILITY CITY 2011」に日立グループも出展いたしました。EV(電気自動車)の充電管理ソリューションを中心に、モビリティとエネルギー、生活インフラがITでつながった、日立が考えるスマートモビリティについてご覧いただきました。休日は家族連れでご来場いただくなど、多くのお客さまで賑わい、9日間にわたるイベントは盛況に終了しました。

人と地球の"ちょうどいい"関係をめざし、スマートシティ事業に取り組む日立が、モビリティの分野で世の中にどのように貢献していくのかをご紹介しました。「つながる社会、つながる未来」をテーマに近未来の生活シーンを映像化して、日立が考えるスマートモビリティの実現イメージをご覧いただきました。ステージを通じて、ICカードなどの生活インフラとマルチモーダルなどのモビリティ、再生可能エネルギーのマネジメントシステムがITを介して相互に連携することで、子どもからお年寄りまで快適かつスムーズに移動できること、交通網全体が効率化され、環境負荷低減に貢献できることをお伝えしました。さらに、沖縄ですでに運行している220台ものEVレンタカーの充電管理事業や、ハワイ・マウイ島で実施している自然エネルギー・EVの大量導入に対応した「日米共同世界最先端の離島型スマートグリッド実証事業」をご紹介し、スマートモビリティにおける取り組みが、世界中ですでに始まっていることをお伝えしました。
自宅のガレージに設置できるスリムなEV普通充電器から、駐車場や店舗などの公共施設に設置し、4台まで同時に充電できるEV急速充電器まで、さまざまな利用シーンに応じた4種類のEV充電器を展示。手軽な操作で充電できることを、多くの来場者に体感いただきました。さらに、クラウドを活用して複数の充電スポットの利用者認証・課金・決済を一括管理する充電管理ソリューションやタッチパネルで充電操作が可能なKIOSK端末を展示。充電スポットの構築から運用管理、さらには上位エネルギーシステムとの連携まで、ワンストップで対応できることをご紹介しました。





乗用車だけでなく、環境負荷低減の観点から路線バスのEV化にも注目が集まるなか、日立はEVバス運用システムを開発しました。路線内で運用される多種多様なEVバスの走行特性やEVバス用充電器の仕様にあわせた運用管理が可能で、さまざまなバス路線への導入が期待されます。本展示会では、EVバスの路線情報や運行状況、充電状況などをもとに、バッテリー負荷の少ない最適な充電が実現できることを、リアルタイムの監視モニターをご覧いただきながらご説明しました。本システムは、2012年4月から2013年2月まで、茨城県日立市のEVバス運用モデルプロジェクトにおいて実証実験を行う予定です。非接触給電方式を採用しており、充電器の設置スペースや作業スペースを節約し、既設の車庫や停留所への設置が容易になると期待を集めています。

東京モーターショー会場内の日立オートモティブシステムズ株式会社ブースと連携し、同社の「EV-ICTソリューション」を日立ブースでご紹介しました。センター側でEVの位置情報やバッテリー状況を監視したり、充電状況を考慮してドライブルートを案内したり、スマートフォンでエアコンをリモート操作したり、EVの魅力を最大限に引き出す本ソリューションは、来場者の注目を集めました。またブース間でスタンプラリーを実施し、参加者に特製ノベルティをプレゼント。子どもから大人まで多くの方々に楽しんでいただけました。


SMART MOBILITY CITY 2011カンファレンスとして開催された国際シンポジウム「スマートコミュニティと次世代クルマ社会」において、日立製作所 スマートシティ事業統括本部 担当本部長 戸辺昭彦が「日立が考えるスマートシティにおける次世代モビリティ」と題した講演を行いました。このシンポジウムでは、米国/カリフォルニア、欧州/ドイツ、東南アジア/シンガポールといった、先進的な取り組みを進めている地域から招聘された第一人者がそれぞれの政策や事例等を紹介するとともに、日本からはスマートコミュニティやモビリティに携わる民間企業が先進技術や国内での取り組み事例をご紹介しました。




24年ぶりに東京で開催された第42回東京モーターショー2011は、前回から37%増の84万2,600人と総入場者数が大幅に増加し、大盛況のうちに終了しました。スマートフォンと連携した1人乗りのマイクロコミューターからスポーツカー、トラックまで、EVのコンセプトカーが一堂に会し、自動車の電化がより一層本格化したことが分かる展示会でした。こうしたなかで、併設展であるSMART MOBILITY CITY 2011にも多くのお客さまが来場し、電気自動車を活用した近未来社会への期待・関心の高まりが伝わってきました。日立グループは、これからもスマートモビリティ分野に注力してまいります。
第42回東京モーターショー2011
併設展「SMART MOBILITY CITY 2011」