シンクライアントはハードディスクを持たずデータの保存ができない端末です。そのため、「クライアントPCからの情報漏えい対策」、「データ、アプリケーションのセンター集中管理によるTCO削減」、「事業継続性の確保」などの観点からもシンクライアントは有効です。
各調査会社からも、シンクライアント関連ソリューションの市場規模はさらに拡大すると見られており、IDC Japanの予測では、2012年にはシンクライアントソリューション市場規模は1415億円、2007年から2012年の出荷台数の年間平均成長率(CAGR)は36.0%と高成長が期待できると報じています。
また、政府は、少子高齢化や雇用の流動化への対策として「テレワーク人口倍増アクションプラン」を発表しています。在宅勤務などのテレワーク(ITを活用した場所と時間にとらわれない柔軟な働き方)においても、セキュリティの観点からシンクライアントシステムが推奨されており、その支援制度として総務省が「テレワーク環境整備税制」という税制優遇措置を施行しています。これらの政府の取り組みも追い風となり、シンクライアント市場の拡大が進むものと思われます。
日立のセキュアクライアントソリューションは、「情報を持つから漏えいする,持たなければ漏えいしない」を基本コンセプトとし、情報を格納できないハードディスクレスのシンクライアント「セキュリティPC」と、本人を認証する「KeyMobile(キーモバイル)」という認証デバイスの組み合わせで実現しています。

セキュアクライアントソリューションでは「画面転送型」という方式を採用しています。「画面転送型」はキーボード/マウスの入力情報のみがネットワークで転送され、その処理画面を端末側で表示する仕組みで、比較的ネットワーク負荷が軽いという特長があります。
この方式は、データとアプリケーションが社内にあることに加え、ネットワーク上を流れるのが画面の差分情報のみのため、社内・社外で端末を安心して利用できることになります。セキュアなテレワークを実現する仕組みとして、在宅勤務やサテライトオフィスなどへの適用も期待されています。
外部機関による表彰
(株)日立製作所は、FLORA se/FLORA bdシリーズを活用したワークスタイル改革を実践しています。社内でも社外でも、時間・場所にとらわれることなく最新情報を活用できる企業内フリーアドレス環境を実現し、コミュニケーションの活性化、業務の効率化やオフィススペース効率の向上といった効果をもたらしました。こうした先進的な取り組みが評価され、関係官庁・団体より下記の表彰を受けています。(受賞順)