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Hitachi

仮想ワークスペース・VDI

「かんたんPrivate DaaS」で
業務端末のセキュリティと高速性を両立

【課題】
業務端末のセキュリティ強化、働き方改革への対応を図るソリューションが必要だった
【解決】
「かんたんPrivate DaaS」とフラッシュドライブを活用したVDI環境を導入
【効果】
場所を選ばないシンクライアントで柔軟なテレワークとセキュリティ強化を実現

成長戦略に向けたIT基盤の強化を推進

 瞬間接着剤の代名詞「アロンアルフア®」で知られる東亞合成株式会社(以下、東亞合成)は、さまざまな産業分野を支える基幹化学品事業、多彩な機能を持つポリマー・オリゴマー事業、独自技術により生み出される高機能無機材料事業など、多様な化学事業を国内外で展開するグローバルカンパニーです。

 2019年に創立75周年を迎える東亞合成グループは、中期経営計画「成長への軌道2019」において、新製品・新事業開発、海外展開といった成長戦略を掲げるとともに、経営判断の迅速化や、多様な人財が社内外で活躍できる環境構築に向けたITインフラの整備に力を注いでいます。その一環として2017年2月から稼働を開始したのが、日立の「かんたんPrivate DaaS」を活用したVDI(*1)システムです。

 「VDIを導入した理由は大きく4点あります。それは、モバイル環境でも情報漏えいリスクのないセキュリティ強化、育児や介護と仕事を両立させる働き方改革への対応、営業担当者の生産性向上、そして情報システム部門の管理負荷軽減です」と語るのは、今回の導入プロジェクトを指揮した、グループ経営本部 情報システム部 主査の山本 美佐男氏です。

 東亞合成は数年前から、これらの要件を満たすシンクライアントシステムの検討を開始し、既存PCの更新タイミングに合わせて2016年にRFP(提案依頼書)を策定。それに呼応した4社の中から日立の提案を採用しました。

*1 Virtual Desktop Infrastructure:デスクトップ仮想化

システム運用管理の負担を軽減


東亞合成株式会社
山本 美佐男 氏

 「われわれが求める仕様を最も理解し、コストも含めて最適な提案をしてくれたのが日立さんでした。そこには長年、基幹サーバのクラウド化やハウジングで蓄積した当社業務への深い理解とノウハウがあったと思います」と山本氏は語ります。

 日立の提案は、お客さま指定のデータセンターに設置したVDIシステムをプライベートなDaaS(*2)環境として月額料金で提供するかんたんPrivate DaaSでした。VDIシステムの障害監視、問題発生時の解決などの運用支援サービス、ハードウェア障害時の保守サービスを標準で提供し、コストの平準化と運用負担の軽減を両立することが可能です。

 今回は「個々のユーザーのパフォーマンス重視」という東亞合成の要件に合わせ、他社がディスク共用型のリンククローン型を推すなか、日立はユーザーごとに個別のデスクトップ環境(Citrix® XenDesktop®方式)を確保するフルクローン型を提案。システム基盤となるブレードサーバ「BS500」のストレージには、Hitachi Virtual Storage Platform G200を適用し、従来型のHDDより高速アクセスと低消費電力を実現するフラッシュドライブモジュール「Hitachi Accelerated Flash」(以下、HAF)によるAll Flash Arrays構成としたのが特長です。またBYOD(*3)に対応した外部接続環境も構築し、社内外からセキュアにアクセスできる環境を実現しました。

*2
Desktop as a Service
*3
Bring Your Own Device

外出先でも安心して業務が可能

 2017年2月稼働のフェーズ1で本店の240ユーザー、同9月稼働のフェーズ2で国内の各拠点460ユーザーを追加し、700ユーザーに拡大しました。VDIシステムの導入効果について、山本氏は「新システムに関するアンケートをとると厳しい意見が出ることが多いのですが、このシステムについては“起動・遮断が迅速になった”“以前よりアクセスが速く快適”といった評価が多く、ユーザーから非常に喜ばれていることがわかります。HAFによる高速アクセスに加え、ERP(*4)を中心とした当社の基幹サーバと、かんたんPrivate DaaSのサーバが同じ日立さんのデータセンター内でLAN接続されている効果が出ています。またDaaSではデータセンターに集約されたサーバの遠隔監視だけで運用できるため、情報システム部門の負担が軽減され、新業務の開発などのコア業務に専念できるようになりました」と評価します。

 シンクライアント端末は、内部にデータを持たないことからセキュリティ性も高い特長があります。その効果が最も発揮されているのがモバイルだと山本氏は説明します。

 シンクライアントは、データを持ち歩くことがないため、紛失や情報漏えいリスクを抜本的に解決できます。アンケートでも半数以上のユーザーが“外出先でも安心して業務を行えるようになった”と回答しています。さらにBYODに対応した外部接続環境では、スマートフォンを活用した二要素認証で、自宅のPCからも社内のデスクトップ環境にセキュアにアクセスできるようになり、場所を問わずに仕事ができる働き方改革を推進するための重要なテレワークの基盤ともなっています」と山本氏は語ります。

*4
Enterprise Resources Planning


東亞合成に導入したシステムの概要

VDIの適用範囲を着実に拡大

 現在は、標準的なアプリケーション活用がメインの本店、支店、営業所で導入されているVDIシステムですが、今後は徐々にその適用範囲を拡大していく予定だと山本氏は続けます。

 「工場や研究所ではCPU負荷の重いCAD(*5)や技術計算系のソフトがあるため、まだVDIの本格活用には至っていません。そこで、今年度はBCP対策(*6)として、緊急時に情報共有が行えるよう工場幹部へVDI導入を実施しました。今後は海外拠点への適用を進めるほか、VDI自体のBCP対策としてのディザスタリカバリ環境の構築も検討しており、VDI活用のさらなる拡大に向け、日立さんとは継続的に意見交換を行っていきたいと思います」と今後の抱負を語ります。

 かんたんPrivate DaaSの導入を通じて、新たな成長戦略に向けたIT基盤づくりを進める東亞合成を、これからも日立は先進的なVDIソリューションによって支援していきます。

*5
Computer-Aided Design
*6
Business Continuity Planning

USER PROFILE

東亞合成株式会社

[所在地] 東京都港区西新橋一丁目14番1号(本店)
名古屋市港区昭和町17番地の23(名古屋工場)
[創立] 1944年7月17日
[資本金] 20,886百万円
[従業員数] 連結:2,393名/単独:1,197名
(2017年12月31日現在)
[事業内容]
基幹化学品、ポリマー・オリゴマー、接着材料、高機能無機材料、樹脂加工製品の製造・販売など

特記事項

  • この記事は、はいたっく(2018年4月)に掲載されたものです。
  • 記載されている会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
  • 記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、コンテンツ制作時点の情報です。予告なしに変更され、閲覧された時点と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
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