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Hitachi

日立仮想ファイルプラットフォーム製品におけるセキュリティホール(bash)対策について

2015年10月23日
(株)日立製作所 ITプラットフォーム事業本部

1.日立仮想ファイルプラットフォーム製品に対するセキュリティホール対策のお知らせ

オープンソースのシェルプログラムに対して、以下に示すセキュリティホールが公開されました。

[ 新規情報 ]

  1. シェルプログラムに、第3者によって任意のコードが実行される下記の脆弱性が存在する。
    (CVE-2014-6271、CVE-2014-7169、CVE-2014-6277、CVE-2014-6278、CVE-2014-7186、CVE-2014-7187)

日立仮想ファイルプラットフォーム製品における、上記1.の脆弱性の影響は下記の通りです。

  1. シェルプログラムの脆弱性により、製品の管理操作で使用されるTCPポートに不正なパケットが送信された場合に、製品内部のコマンドが不当に実行できる可能性があります。

弊社ストレージ装置における、今回の脆弱性の影響を以下に示します。

ストレージ装置 影響する脆弱性
Hitachi Essential NAS Platform
Hitachi Virtual File Platform
Hitachi Data Ingestor
CVE-2014-6271
CVE-2014-7169
CVE-2014-6277
CVE-2014-6278
CVE-2014-7186
CVE-2014-7187

今回の脆弱性に対策を適用したソフトウェアをリリースいたします。ソフトウェアを対策済みバージョンへアップグレードしていただけますようお願いいたします。なお、対策済みバージョンの提供は以下の通りです。これ以外のバージョン、ストレージ装置についての提供に関してはお問い合わせください。

ストレージ装置 対策済みバージョン 提供日
Hitachi Essential NAS Platform 06-03-00-32-00 2015年4月
Hitachi Virtual File Platform
Hitachi Data Ingestor
4.2.3-12 2014年11月
5.0.0-03 2015年1月
5.0.1-01 2014年11月
5.0.2-01 2014年11月
5.1.0-00以降 2014年11月

2.今回のセキュリティホールの特徴

攻撃者が上記の脆弱性を悪用する目的で不正なパケットを作成してストレージ装置に送信することにより、製品内部のコマンドが不当に実行され、サービスが妨害(Denial of Service)されたり、ユーザデータが漏洩・改ざんされたりする恐れがあります。

3. 対象製品

弊社ストレージ装置において、今回の脆弱性の影響を受けるバージョンを以下の表に示します。

ストレージ装置 対象バージョン
Hitachi Essential NAS Platform 06-03-00-32-00未満

本件に関する問い合せ窓口


*1
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*2
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*3
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