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Hitachi

日立ディスクアレイシステムにおけるSVP セキュリティホール
Apache/OpenSSLのセキュリティホール対策について

2014年8月1日
(株)日立製作所 ITプラットフォーム事業本部

1. 日立ディスクアレイシステムに対するセキュリティホール対策のお知らせ

OpenSSL 1.0.1 系に対して、以下に示すセキュリティホールが公開されました。

[新規情報]

  1. OpenSSL 1.0.1系に、中間者攻撃を受ける脆弱性が存在する。(CVE-2014-0224)

日立ディスクアレイシステムのSVPにおける、上記 1. の脆弱性の影響は下記の通りです。

  1. 本件は、OpenSSLの脆弱性により、中間者攻撃を受ける可能性があるというものです。SVPでは、本件の対象となるOpenSSLを使用しており、本脆弱性の影響を受けます。

弊社ストレージ装置における、今回の脆弱性の影響を以下の表に示します。

ストレージ装置 影響する脆弱性
Hitachi Virtual Storage Platform G1000
Hitachi Virtual Storage Platform VX7
CVE-2014-0224
Hitachi Virtual Storage Platform *1
Hitachi Virtual Storage Platform VP9500 *1
CVE-2014-0224
Hitachi Unified Storage VM *1 CVE-2014-0224
Hitachi Universal Storage Platform V
Hitachi Universal Storage Platform H24000
Hitachi Universal Storage Platform VM
Hitachi Universal Storage Platform H20000
影響なし
*1:
標準ではOpenSSL 1.0.1系は使用しておらず、オプションとなります。その為、個別に、OpenSSL 1.0.1系(Apache 2. 2.24)をインストールされたお客様のみ対象となります。

SVPは直接ストレージ機能には係わりませんので、万一攻撃者から攻撃された場合であってもストレージとしてのデータの内容およびRead/Write機能に支障はありません。また日立ディスクアレイシステムに蓄積されているデータを読み取られることもありません。
しかしながら万一SVPが攻撃された場合、装置の構成変更設定や保守作業に支障をきたす等の可能性があります。
そのため今般、対象となる製品に対しまして、予防処置をさせていただきます。

2.今回のセキュリティホールの特徴

攻撃者が、上記の脆弱性を悪用する目的で、特別な細工を施したパケットを作成し、影響を受けるコンピュータに送信することにより、SVPとクライアントPC間で送信されたデータが解読されたり、改ざんされたりする可能性があります。

3. 対象製品

弊社ストレージ装置において、今回の脆弱性の影響を受けるバージョンを以下の表に示します。

ストレージ装置 対象バージョン
SVPバージョン Apacheバージョン
Hitachi Virtual Storage Platform G1000
Hitachi Virtual Storage Platform VX7
すべて Apache 2.4.4
Hitachi Virtual Storage Platform
Hitachi Virtual Storage Platform VP9500
SVP V06 70-06-01/00以降 Apache 2.2.24 *1
Hitachi Unified Storage VM *1 SVP V03 73-03-00/00以降 Apache 2.2.24 *1
*1:
標準ではOpenSSL 1.0.1系は使用しておらず、オプションとなります。その為、個別に、OpenSSL 1.0.1系(Apache 2. 2.24)をインストールされたお客様のみ対象となります。

 本セキュリティホールに関する情報


本件に関する問い合せ窓口


*1
弊社では、セキュリティ対応に関して正確な情報を提供するよう努力しておりますが、セキュリティ問題に関する情報は変化しており、当ホームページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。情報ご参照の際には、常に最新の情報をご確認いただくようお願いします。
*2
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*3
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