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日立ストレージソリューション

Hitachi

日立ディスクアレイサブシステムにおけるSVPセキュリティホール
(MS10-002〜015)対策について

2010年2月12日
(株)日立製作所RAIDシステム事業部

1. 日立ディスクアレイサブシステムに対するセキュリティホール対策のお知らせ

 Microsoft製品に対して、以下に示すセキュリティホールが公開されました。

  1. MS10-002:Internet Explorer用の累積的なセキュリティ更新プログラム(978207)
  2. MS10-003:Microsoft Office(MSO)の脆弱性により、リモートでコードが実行される(978214)
  3. MS10-004:Microsoft Office PowerPointの脆弱性により、リモートでコードが実行される(975416)
  4. MS10-005:Microsoftペイントの脆弱性により、リモートでコードが実行される(978706)
  5. MS10-006:SMBクライアントの脆弱性により、リモートでコードが実行される(978251)
  6. MS10-007:Windows Shellハンドラーの脆弱性により、リモートでコードが実行される(975713)
  7. MS10-008:ActiveXのKill Bitの累積的なセキュリティ更新プログラム(978262)
  8. MS10-009:Windows TCP/IPの脆弱性により、リモートでコードが実行される(974145)
  9. MS10-010:Windows Server 2008 Hyper-Vの脆弱性により、サービス拒否が起こる(977894)
  10. MS10-011:Windowsクライアント/サーバーランタイムサブシステムの脆弱性により、特権が昇格される(978037)
  11. MS10-012:SMBサーバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される(971468)
  12. MS10-013:Microsoft DirectShowの脆弱性により、リモートでコードが実行される(977935)
  13. MS10-014:Kerberosの脆弱性により、サービス拒否が起こる(977290)
  14. MS10-015:Windowsカーネルの脆弱性により、特権が昇格される(977165)

 弊社の日立ディスクアレイサブシステムのSVPにおける、上記1〜14の脆弱性の影響は下記の通りです。

  1. 本件は、Internet Explorerの脆弱性により、リモートでコードが実行される、および、情報の漏えいが起こるというものです。
    本脆弱性を攻撃者が悪用するには、特別な細工が施されたWebページまたは電子メールメッセージを表示させるように、SVP使用者(保守員)を誘導する必要が有ります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  2. 本件は、Microsoft Office(MSO)の脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    SVPはサブシステム管理専用装置であり、Microsoft Officeがインストールされることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  3. 本件は、Microsoft Office PowerPointの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    SVPはサブシステム管理専用装置であり、Microsoft Office PowerPointがインストールされることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  4. Microsoft ペイントの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    本脆弱性を攻撃者が悪用するには、特別な細工が施された画像ファイルを表示させるように、SVP使用者(保守員)を誘導する必要が有ります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  5. 本件は、SMBクライアントの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    日立ディスクアレイサブシステムのSVPでは、本件の対象となるOSを使用しており、本脆弱性の影響を受けます。
  6. 本件は、Windows Shellハンドラーの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    本脆弱性を攻撃者が悪用するには、特別な細工が施されたWebページを表示させる、または、特別な細工が施されたアプリケーションを実行するように、SVP使用者(保守員)を誘導する必要が有ります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  7. 本件は、ActiveXの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    本脆弱性を攻撃者が悪用するには、特別な細工が施されたWebページまたは電子メールメッセージを表示させるように、SVP使用者(保守員)を誘導する必要が有ります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  8. 本件は、Windows TCP/IPの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    SVPでは、本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
  9. 本件は、Windows Server 2008 Hyper-Vの脆弱性により、サービス拒否が起こるというものです。
    SVPでは、本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
  10. 本件は、Windowsクライアント/サーバーランタイムサブシステムの脆弱性により、特権が昇格されるというものです。
    本脆弱性を攻撃者が悪用するには、攻撃対象となるコンピュータにログオンし、特別な細工が施されたアプリケーションを実行する必要が有ります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  11. 本件は、SMBサーバーの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    日立ディスクアレイサブシステムのSVPでは、本件の対象となるOSを使用しており、本脆弱性の影響を受けます。
  12. 本件は、Microsoft DirectShowの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    本脆弱性を攻撃者が悪用するには、特別に細工されたファイルを表示させる、または特別に細工されたストリーミング コンテンツを受け取るように、SVP使用者(保守員)を誘導する必要が有ります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  13. 本件は、Kerberosの脆弱性により、サービス拒否が起こるというものです。
    SVPでは、本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
  14. 本件は、Windowsカーネルの脆弱性により、特権が昇格されるというものです。
    本脆弱性を攻撃者が悪用するには、攻撃対象となるコンピュータにログオンし、特別な細工が施されたアプリケーションを実行する必要が有ります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。

 弊社ストレージ装置における、今回の脆弱性の影響を以下の表に示します。

表1 脆弱性の影響範囲
ストレージ装置 影響する脆弱性
Hitachi Universal Storage Platform V
Hitachi Universal Storage Platform H24000
Hitachi Universal Storage Platform VM
Hitachi Universal Storage Platform H20000
MS10-006
MS10-012
Hitachi Universal Storage Platform
Hitachi Universal Storage Platform H12000
Hitachi Network Storage Controller
Hitachi Universal Storage Platform H10000
MS10-006
MS10-012
SANRISE9900Vシリーズ
SANRISE H1024/128
MS10-006
MS10-012

 SVPは直接ストレージ機能には係わりませんので、万一攻撃者から攻撃された場合であってもストレージとしてのデータの内容およびRead/Write機能に支障はありません。また日立ディスクアレイサブシステムに蓄積されているデータを読み取られることもありません。
 しかしながら万一SVPが攻撃された場合、装置の構成変更設定や保守作業に支障をきたす等の可能性があります。
 そのため今般、対象となる製品に対しまして、予防処置をさせていただきます。

2. 今回のセキュリティホールの特徴

 攻撃者が、上記の脆弱性を悪用する目的で、特別な細工を施したSMBパケットを作成し、影響を受けるコンピュータに送信することにより、リモートでコードが実行される可能性があります。

3. 対象製品

Hitachi Universal Storage Platform V、Hitachi Universal Storage Platform H24000、
Hitachi Universal Storage Platform VM、Hitachi Universal Storage Platform H20000、
Hitachi Universal Storage Platform、Hitachi Universal Storage Platform H12000、
Hitachi Network Storage Controller、Hitachi Universal Storage Platform H10000、
SANRISE9980V/9970V、SANRISE9980V-e/9970V-e、SANRISE H1024/ H128

注:
Hitachi Adaptable Modular Storage、Hitachi Workgroup Modular Storage、Hitachi Simple Modular Storage、SANRISE9500Vシリーズ、SANRISE 2000/2000-e/1000シリーズ、およびSANRISE H512/H48は影響を受けません。

4. Storage Navigatorのご使用について

 Storage Navigatorのご使用については、Storage Navigator機能に限ったご使用であれば特に問題ありません。
 クライアントPCを他の用途でもご利用されている場合、ご利用内容によっては今回の脆弱性の影響を受ける可能性があります。
 詳しくはメーカにお尋ねいただくか、以下のセキュリティサイトをご確認の上対応をお願い致します。

 本セキュリティホールに関する情報


本件に関する問合せ窓口
(株)日立製作所RAIDシステム事業部 販売推進本部 販売企画部


*1
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*2
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*3
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