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日立ストレージソリューション

Hitachi

日立ディスクアレイサブシステムにおけるSVPセキュリティホール
(MS09-050〜062)対策について

2009年10月19日
(株)日立製作所RAIDシステム事業部

1. 日立ディスクアレイサブシステムに対するセキュリティホール対策のお知らせ

 Microsoft製品に対して、以下に示すセキュリティホールが公開されました。

  1. MS09-050:SMBv2の脆弱性により、リモートでコードが実行される(975517)
  2. MS09-051:Windows Media Runtimeの脆弱性により、リモートでコードが実行される(975682)
  3. MS09-052:Windows Media Playerの脆弱性により、リモートでコードが実行される(974112)
  4. MS09-053:インターネットインフォメーションサービスのFTPサービスの脆弱性により、リモートでコードが実行される(975254)
  5. MS09-054:Internet Explorer用の累積的なセキュリティ更新プログラム(974455)
  6. MS09-055:ActiveXのKill Bitの累積的なセキュリティ更新プログラム(973525)
  7. MS09-056:Windows CryptoAPIの脆弱性により、なりすましが行われる(974571)
  8. MS09-057:インデックスサービスの脆弱性により、リモートでコードが実行される(969059)
  9. MS09-058:Windowsカーネルの脆弱性により、特権が昇格される(971486)
  10. MS09-059:Local Security Authority Subsystem Service(LSASS)の脆弱性により、サービス拒否が起こる(975467)
  11. MS09-060:Microsoft Office用のMicrosoft ATL(Active Template Library)のActiveXコントロールの脆弱性により、リモートでコードが実行される(973965)
  12. MS09-061:Microsoft .NET共通言語ランタイムの脆弱性により、リモートでコードが実行される(974378)
  13. MS09-062:GDI+の脆弱性により、リモートでコードが実行される(957488)

 弊社の日立ディスクアレイサブシステムのSVPにおける、上記1〜13の脆弱性の影響は下記の通りです。

  1. 本件は、SMBv2の脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    SVPでは、本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
  2. 本件は、Windows Media Runtimeの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    本脆弱性を攻撃者が悪用するには、特別に細工されたファイル、特別な細工が施されたWebページまたは電子メールメッセージを表示させるように、SVP使用者(保守員)を誘導する必要が有ります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  3. 本件は、Windows Media Playerの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    本脆弱性を攻撃者が悪用するには、特別に細工されたファイルを表示させる、または特別に細工されたストリーミング コンテンツを受け取るように、SVP使用者(保守員)を誘導する必要が有ります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  4. 本件は、インターネット インフォメーション サービスのFTPサービスの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    日立ディスクアレイサブシステムのSVPでは、本件の対象となるOSを使用しており、本脆弱性の影響を受けます。
  5. 本件は、Internet Explorerの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    本脆弱性を攻撃者が悪用するには、特別な細工が施されたWebページまたは電子メールメッセージを表示させるように、SVP使用者(保守員)を誘導する必要が有ります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  6. 本件は、ActiveXの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    本脆弱性を攻撃者が悪用するには、特別な細工が施されたWebページまたは電子メールメッセージを表示させるように、SVP使用者(保守員)を誘導する必要が有ります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  7. 本件は、Windows CryptoAPIの脆弱性により、なりすましが行われるというものです。
    本脆弱性を攻撃者が悪用するには、悪質な Web サイトを閲覧させるように、SVP使用者(保守員)を誘導する必要が有ります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  8. 本件は、インデックス サービスの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    本脆弱性を攻撃者が悪用するには、特別な細工が施されたWebページを表示させるように、SVP使用者(保守員)を誘導する必要が有ります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  9. 本件は、カーネルの脆弱性により、特権が昇格されるというものです。
    本脆弱性を攻撃者が悪用するには、攻撃対象となるコンピュータにログオンし、特別な細工が施されたアプリケーションを実行する、または、細工されたアプリケーションが存在するディレクトリを閲覧する必要が有ります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  10. 本件は、Local Security Authority Subsystem Service(LSASS)の脆弱性により、サービス拒否が起こるというものです。
    SVPでは、本件の対象となる更新プログラムがインストールされていないため、本脆弱性の影響は受けません。
  11. 本件は、Microsoft Office用のMicrosoft ATL(Active Template Library)のActiveXコントロールの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    SVPはサブシステム管理専用装置であり、Microsoft Officeがインストールされることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  12. 本件はMicrosoft .NET共通言語ランタイムの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    SVPにはMicrosoft .NET共通言語ランタイムおよびMicrosoft Silverlightはインストールされていないため、本脆弱性の影響は受けません。
  13. 本件は、GDI+の脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
    本脆弱性を攻撃者が悪用するには、特別に細工された画像ファイル、特別な細工が施されたWebページまたは電子メールメッセージを表示させるように、SVP使用者(保守員)を誘導する必要が有ります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。

 弊社ストレージ装置における、今回の脆弱性の影響を以下の表に示します。

表1 脆弱性の影響範囲
ストレージ装置 影響する脆弱性
Hitachi Universal Storage Platform V
Hitachi Universal Storage Platform H24000
Hitachi Universal Storage Platform VM
Hitachi Universal Storage Platform H20000
MS09-053
Hitachi Universal Storage Platform
Hitachi Universal Storage Platform H12000
Hitachi Network Storage Controller
Hitachi Universal Storage Platform H10000
MS09-053
SANRISE9900Vシリーズ
SANRISE H1024/128
MS09-053

 SVPは直接ストレージ機能には係わりませんので、万一攻撃者から攻撃された場合であってもストレージとしてのデータの内容およびRead/Write機能に支障はありません。また日立ディスクアレイサブシステムに蓄積されているデータを読み取られることもありません。
 しかしながら万一SVPが攻撃された場合、装置の構成変更設定や保守作業に支障をきたす等の可能性があります。
 そのため今般、対象となる製品に対しまして、予防処置をさせていただきます。

2. 今回のセキュリティホールの特徴

 攻撃者が、上記の脆弱性を悪用する目的で、影響を受けるコンピュータに特別な細工を施したコマンドを送信することにより、リモートでコードが実行される可能性があります。

3. 対象製品

Hitachi Universal Storage Platform V、Hitachi Universal Storage Platform H24000、
Hitachi Universal Storage Platform VM、Hitachi Universal Storage Platform H20000、
Hitachi Universal Storage Platform、Hitachi Universal Storage Platform H12000、
Hitachi Network Storage Controller、Hitachi Universal Storage Platform H10000、
SANRISE9980V/9970V、SANRISE9980V-e/9970V-e、SANRISE H1024/ H128

注:
Hitachi Adaptable Modular Storage、Hitachi Workgroup Modular Storage、Hitachi Simple Modular Storage、SANRISE9500Vシリーズ、SANRISE 2000/2000-e/1000シリーズ、およびSANRISE H512/H48は影響を受けません。

4. Storage Navigatorのご使用について

 Storage Navigatorのご使用については、Storage Navigator機能に限ったご使用であれば特に問題ありません。
 クライアントPCを他の用途でもご利用されている場合、ご利用内容によっては今回の脆弱性の影響を受ける可能性があります。
 詳しくはメーカにお尋ねいただくか、以下のセキュリティサイトをご確認の上対応をお願い致します。

 本セキュリティホールに関する情報


本件に関する問合せ窓口
(株)日立製作所RAIDシステム事業部 販売推進本部 販売企画部


*1
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*2
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*3
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