日立ディスクアレイサブシステムにおけるSVPセキュリティホール
(新規:MS07-055〜060/更新:MS05-004)対策について
2007年10月12日
(株)日立製作所RAIDシステム事業部
1. 日立ディスクアレイサブシステムに対するセキュリティホール対策のお知らせ
Microsoft製品に対して、以下に示すセキュリティホールが公開されました。
[新規]
- MS07-055:Kodak Image Viewerの脆弱性により、リモートでコードが実行される(923810)
- MS07-056:Outlook ExpressおよびWindowsメール用の累積的なセキュリティ更新プログラム(941202)
- MS07-057:Internet Explorer用の累積的なセキュリティ更新プログラム(939653)
- MS07-058:RPCの脆弱性により、サービス拒否が起こる(933729)
- MS07-059:Windows SharePoint Services 3.0およびOffice SharePoint Server 2007の脆弱性により、SharePointサイトで特権の昇格が起こる(942017)
- MS07-060:Microsoft Wordの脆弱性により、リモートでコードが実行される(942695)
[更新]
- MS05-004:ASP.NETパス検証の脆弱性(887219)
弊社の日立ディスクアレイサブシステムのSVPにおける、上記1〜7の脆弱性の影響は下記の通りです。
- 本件は、Kodak Image Viewerの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
本脆弱性を攻撃者が悪用するには、特別な細工が施されたWebページを表示させるように、SVP使用者(保守員)を誘導する必要が有ります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
- 本件は、Outlook ExpressおよびWindows Mailに関する脆弱性です。
本脆弱性を攻撃者が悪用するには、特別な細工が施されたWebページを表示させるように、SVP使用者(保守員)を誘導する必要が有ります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
- 本件は、Internet Explorerの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
本脆弱性を攻撃者が悪用するには、特別な細工が施されたWebページまたは電子メールメッセージを表示させるように、SVP使用者(保守員)を誘導する必要が有ります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
- 本件は、RPCの脆弱性により、サービス拒否が起こるというものです。
日立ディスクアレイサブシステムのSVPでは、本件の対象となるOSを使用しており、本脆弱性の影響を受けます。
- 本件は、Windows SharePoint Services 3.0およびOffice SharePoint Server 2007の脆弱性により、SharePointサイトで特権の昇格が起こるというものです。
日立ディスクアレイサブシステムのSVPでは、本件の対象となるOSやアプリケーションを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
- 本件は、Microsoft Wordの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。
SVPはサブシステム管理専用装置であり、Microsoft Wordがインストールされることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
- 本件は、Microsoft .NET Frameworkに関する脆弱性です。
SVPはサブシステム管理専用装置であり、Microsoft .NET Frameworkがインストールされることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
弊社ストレージ装置における、今回の脆弱性の影響を以下の表に示します。
表1 脆弱性の影響範囲
| ストレージ装置 |
影響する脆弱性 |
Hitachi Universal Storage Platform V
Hitachi Universal Storage Platform H24000
Hitachi Universal Storage Platform VM
Hitachi Universal Storage Platform H20000 |
MS07-058 |
Hitachi Universal Storage Platform
Hitachi Universal Storage Platform H12000
Hitachi Network Storage Controller
Hitachi Universal Storage Platform H10000 |
MS07-058 |
SANRISE9900Vシリーズ
SANRISE H1024/128 |
MS07-058 |
SVPは直接ストレージ機能には係わりませんので、万一攻撃者から攻撃された場合であってもストレージとしてのデータの内容およびRead/Write機能に支障はありません。また日立ディスクアレイサブシステムに蓄積されているデータを読み取られることもありません。
しかしながら万一SVPが攻撃された場合、装置の構成変更設定や保守作業に支障をきたす等の可能性があります。
そのため今般、対象となる製品に対しまして、予防処置をさせていただきます。
2. 今回のセキュリティホールの特徴
攻撃者が、上記の脆弱性を悪用する目的で、特別な細工を施したメッセージを作成し、影響を受けるコンピュータに送信することにより、サービス拒否が起こる可能性があります。
3. 対象製品
Hitachi Universal Storage Platform V、Hitachi Universal Storage Platform H24000、
Hitachi Universal Storage Platform VM、Hitachi Universal Storage Platform H20000、
Hitachi Universal Storage Platform、Hitachi Universal Storage Platform H12000、
Hitachi Network Storage Controller、Hitachi Universal Storage Platform H10000、
SANRISE9980V/9970V、SANRISE9980V-e/9970V-e、SANRISE H1024/ H128
- 注:
- Hitachi Adaptable Modular Storage、Hitachi Workgroup Modular Storage、SANRISE9500Vシリーズ、SANRISE 2000/2000-e/1000シリーズ、およびSANRISE H512/H48は影響を受けません。
4. Storage Navigatorのご使用について
Storage Navigatorのご使用については、Storage Navigator機能に限ったご使用であれば特に問題ありません。
クライアントPCを他の用途でもご利用されている場合、ご利用内容によっては今回の脆弱性の影響を受ける可能性があります。
詳しくはメーカにお尋ねいただくか、以下のセキュリティサイトをご確認の上対応をお願い致します。
本セキュリティホールに関する情報