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Hitachi

日立ストレージソリューション

AIXユーザ向け情報「AIX5L(V5.2またはV5.3)、AIX V6.1、AIX V7.1をお使いの方々へのお願い」
<2015年8月>

AIX5L V5.2 Maintenance Level 01(5200-01)以降を適用する際のお願い

AIX5L V5.2のMaintenance Level 01[5200-01](以降、ML01と省略)以降において、MPIO機能(IBM社製交代パス機能)がリリースされましたが、日立ディスクアレイシステムにおいてIBM社製のMPIO機能を使用することはできません。
つきましては、AIX5L V5.2 ML01以降の導入に際して、以下事項をよくお読みいただいた上で対応をお願い致します。

AIX5L V5.2 ML01以降適用時の影響と回避策

 日立ディスクアレイシステムは、AIX5L V5.2 ML01以降の環境では「MPIO Other FC SCSI Disk Drive」として認識されますが、IBM社製のMPIO機能をサポートしておりません。
これは、AIX5L V5.2 ML01以降を適用したときに、デバイスがアプリケーションから認識できない、などの影響が発生する可能性があるためです。また、弊社製データ入出力パス管理ソフトウェア「Hitachi Command Suite Dynamic Link Manager」(以下「HDLM」と省略)を導入されている環境では、交代パスが組めない現象が発生致します。

本影響を回避する手段として「日立ディスクアレイシステム向けHTC_ODM*1パッケージ(以下「HTC_ODM」と省略)を提供致します。 HTC_ODMを適用することにより日立ディスクアレイシステムのデバイスを「Hitachi Disk Array(Fibre)」として認識し、本影響を回避することが可能となります。 詳細につきましては、下記の資料をご確認ください。

*1
ODM:Object Data Manager(事前属性定義)
表1:AIX5L V5.2 ML01以降の導入による影響と、その回避策
No. データ入出力パス接続構成 影響内容 回避策
1 交代パス機能を使用しない構成 デバイスを「MPIO Other FC SCSI Disk Drive」と認識(表2参照)してしまうことにより、上位のアプリケーションソフトウェアが日立ディスクアレイシステムを正しく認識できなくなる場合があり、動作の保証ができません。 「HTC_ODM」の適用が必要です。
2 交代パス機能として弊社製HDLMを使用する構成 マルチパス環境でのデバイス認識方法(表2参照)が変更され、「HDLM」のマルチパスを管理する機能が使用できなくなります。 「HTC_ODM」の適用が必要です。
3 交代パス機能としてIBM社製MPIO機能を使用する構成 サポート対象外 サポート対象外
表2:AIXサーバ側での日立ディスクアレイシステムのデバイス認識状態
No. データ入出力パス接続構成 影響内容 回避策
1 “Other FC SCSI Disk Drive”または“他のFC SCSIディスク・ドライブ”(日本語表示時) AIX5L V5.2以前 適用不要
2 “MPIO Other FC SCSI Disk Drive” AIX5L V5.2 ML01以降またはAIX5L V5.3、AIX V6.1、AIX V7.1 適用未
3 “Hitachi Disk Array(Fibre)” AIX5L V5.2 ML01以降またはAIX5L V5.3、AIX V6.1、AIX V7.1 適用済み

適用システム

 以下の場合は、HTC_ODMを適用して頂く必要があります。
 詳細内容、および適用にあたっては下記の資料をご利用ください。

  • Host Bus AdapterはIBM社の純正HBA(FC6227、FC6228、FC6239、FC5716、FC5758、FC5759、FC1910、FC1905、FC1957、FC1977、FC5773、FC5774、FC5735、EN0A、EN0B)を使用しているシステム。ドライバはIBM社純正ドライバを使用している場合が該当します。
    ただし、FC5716、FC1957、FC1977を使用するためにはAIX 5L V5.2 ML04以降である必要があります。FC5758、FC5759、FC1910、FC1905を使用するためにはAIX 5L V5.2 TL08、AIX 5L V5.3 TL04以降である必要があります。
    FC5773、FC5774を使用するためにはAIX 5L V5.3 TL06以降である必要があります。
    FC5735を使用するためにはAIX 5L V5.3 TL09、AIX V6.1 TL02以降である必要があります。EN0A、EN0Bを使用するためにはAIX 7.1以降である必要があります。
  • AIX5L V5.2でMaintenance Level 01およびそれ以降およびAIX5L V5.3、AIX V6.1、AIX V7.1を適用するシステム。対象ファイルセットはdevices.common.IBM.mpio.rte 5.2.0.10以降です。
    確認方法は以下の方法となります。
    • “oslevel –r”コマンドの出力結果が5200-01または
    • “lslpp –l devices.common.IBM.mpio.rte” で同ファイルセットが5.2.0.10以降
  • 対象となる日立ディスクアレイシステム
    • Hitachi Virtual Storage Platform G1000
    • o Hitachi Virtual Storage Platform G800、G600、G400、G200
    • Hitachi Virtual Storage Platform
    • Hitachi Universal Storage Platform V
    • Hitachi Universal Storage Platform VM
    • Hitachi Universal Storage Platform、Hitachi Network Storage Controller
    • SANRISE9900Vシリーズ、SANRISE2000シリーズ
    • Hitachi Unified Storage VM
    • Hitachi Unified Storage 100シリーズ
    • Hitachi Adaptable Modular Storage 2000、Hitachi Simple Modular Storage
    • Hitachi Adaptable Modular Storage、Hitachi Workgroup Modular Storage
    • SANRISE9500Vシリーズ、SANRISE1000シリーズ(Fibreのみ)
  • HTC_ODMがサポートするデバイスエミュレーションタイプ
    下記のエミュレーションタイプをサポートしています。下記以外のエミュレーションタイプをご使用の場合は、ITプラットフォーム事業本部へお問い合わせください。
    • OPEN-*、3380-*、3390-*、6586-*、6588-*(*は任意)

非適用システム

 以下の場合は、HTC_ODMを適用して頂く必要がありません。

  • 弊社のEP8000シリーズにて、弊社のP-1M16-1111 Hitachi Disk Array Driver for AIX(通称「SANRISEドライバ」、ファイルセット:devices.fcp.sanrise.rte)を導入されるシステムは対象外となります。
    SANRISEドライバのバージョンによっては日立ディスクアレイシステムに接続できない場合があります。日立ディスクアレイシステムをサポートするSANRISEドライバのバージョンについては、ITプラットフォーム事業本部ソフトウェア本部にお問い合わせください。
*
ファイルセット:devices.fcp.sanrise.rteが適用されている場合は、本HTC_ODMを適用しないでください。
  • 弊社のEP8000シリーズにて、弊社のTHE-7xxxFE6228(2Gbps Fibre Channelアダプタ)およびTHE-FCA-040x(4Gbps Fibre Channelアダプタ)およびTHE-FCA-080x(8Gbps Fibre Channelアダプタ)およびTHE-FCA-160x(16Gbps Fibre Channelアダプタ)を導入されるシステムは対象外となります。
  • 以下に示すディスクシステムを導入されているシステム
    • Hitachi VX7
    • Hitachi VP9500
    • Hitachi H24000
    • Hitachi H12000
    • Hitachi H10000
    • SANRISE H1024/H128
    • SANRISE H512/H48
    • SANRISE1000シリーズ(SCSI版)

AIX5L V5.2(ML01以降適用)またはV5.3、AIX V6.1、AIX V7.1用ODMダウンロード一覧