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日立ストレージソリューション

Hitachi

事例紹介:みずほ証券株式会社

合併に伴う処理量増加を見越してリテール基幹システムのインフラを刷新。
最適な開発・管理体制で短期構築に対応

課題
みずほインベスターズ証券との合併に伴う処理量増大への対応が急務に。新会社営業開始までの約1年の間にリテール基幹業務システム「STAGE」のインフラを刷新する必要に迫られた。

解決
強力なサポート体制と豊富な業務知識を有する日立をパートナーに選定。日立プラットフォーム製品によって信頼性・可用性を強化しつつ、開発期間の短縮を図った。

効果
新たなインフラをわずか9カ月で構築。今後のビジネスの成長にも即応できる柔軟なシステム基盤を実現すると同時に、ソフト/ハード保守費用も約30%削減した。

基幹システムのインフラを刷新わずか9カ月の短期構築に挑む

形山 成朗氏
みずほ証券株式会社
常務執行役員
グローバルITヘッド
IT・システムグループ長
形山 成朗 氏

2013年1月、日本の証券業界に強力なプレーヤーが登場した。みずほ証券とみずほインベスターズ証券の合併によって誕生した新生・みずほ証券である。
「投資銀行分野で業界トップクラスの実績を持つみずほ証券、そしてリテール分野に強みを持つみずほインベスターズ証券の力が合わさることで、幅広いサービスをトータルにご提供できる体制が実現します。また、みずほグループとして、みずほ銀行、みずほコーポレート銀行、みずほ信託銀行との『銀・信・証』連携も強化し、お客さまの多様な金融ニーズにしっかりとお応えしていきたい」と同社の形山成朗氏は力説する。
総合力と広範な店舗ネットワークを生かして、大きな飛躍を目ざす同社だが、合併時には様々な課題を解決する必要があった。中でも重要なポイントとなったのが、リテール基幹業務システム「STAGE」のインフラ刷新だ。

松岡 賢一 氏
みずほ証券株式会社
IT・システムグループ
リテール基幹システム部長
松岡 賢一 氏

「両社のシステムをみずほ証券側のシステムに集約する方法を選びました。しかし、合併によってシステムが処理するデータ量は一気に増大します。従来の環境のままでは対応が困難だったため、より高い性能と信頼性を備えたインフラを準備する必要があったのです」と同社の松岡賢一氏は振り返る。
さらに、このプロジェクトを難しいものにしたのが、構築期間の短さである。「構築後には合併プロジェクトの検証・テスト作業なども行う必要があるため、インフラ構築は2012年8月には終えていなければなりません。したがって、与えられた構築期間は、わずか9カ月しかありませんでした」と形山氏は話す。

深い業務知識と強力な支援体制でパートナーに日立を選定

加藤  貴大 氏の写真
みずほ証券株式会社
IT・システムグループ
IT戦略企画部
ヴァイスプレジデント
加藤 貴大 氏

万一インフラ構築が遅延するようなことがあれば、合併作業全体に影響が及んでしまうため、プロジェクトの遅延は絶対に許されなかった。とはいえ、STAGEは証券取引やバッチ処理、取引所との接続など、同社のリテール業務全体を司る重要なシステム。性能や信頼性に問題が生じるようなことがあってはならない。
こうした難題を乗り切るためのパートナーとして選ばれたのが日立である。
「今回は極めて短期間のプロジェクトだけに、我々の業務をきちんと理解した上で、最適な環境を実現できるパートナーを選びたかった。その点、日立には証券業務に精通したシステムエンジニアが多数在籍しており、証券系のパッケージなども独自に開発・提供しています。また、これまでSTAGEの構築・運用に大きく貢献してくれた実績もあり、迷わず日立を選びました」と同社の加藤貴大氏は選定の理由を語る。
加えて、SE・サポートの手厚さも決め手となった。
「過去にSTAGEに携わった経験のある人員を再招集し、最適な開発体制を用意するなど、円滑な進行を約束してくれました。これは非常に心強かったですね」と形山氏は語る。
一方、日立でも、同社の期待に応えるべく、高信頼システムの短期構築を実現する施策を全方位で展開。課題が出た場合は原則1週間での解決を目ざすと同時に、作業のダブルチェックや第三者チェックを実施して作業品質の確保を図った。
こうした様々な取り組みの結果、STAGEを支える新たなインフラは、当初の予定通り2012年8月に本稼働を果たした。

高信頼システムの実現に数多くの日立製品が貢献

STAGEシステム概要
STAGEシステム概要
営業店の証券取引や夜間バッチ、証券取引所との接続など、リテール証券業務の全てを担う「STAGE」。日立のサーバ/ストレージ/ミドルウェアの採用により、インフラの性能・信頼性向上を短期間で実現することに成功した。

今回のプロジェクトでは、日立のプラットフォーム製品が全面的に活用されている。高性能が要求されるDBサーバには、日立アドバンストサーバ「HA8500シリーズ」が導入されているほか、帳票関連システムには同「HA8000シリーズ」、外部接続用システムにはエンタープライズサーバ「EP8000シリーズ」がそれぞれ活用されている。
またSTAGEは、各サーバのOSがUNIX、Windows、Linuxと多岐にわたる上に、VMwareによる仮想化環境なども導入されているが、日立はこれらを全てワンストップでサポート。「DBのバージョンを一気に2つ以上も上げるなど、難しい局面も数多くありましたが、日立のノウハウを生かすことで無事に乗り切れました。特にオープンシステム環境での大量帳票出力などは、日立以外では実現できないソリューションと言えるでしょう」と加藤氏は語る。
システムの基本構成については、以前のSTAGEが採用していた構成を継承しているが、いくつか改善が加えられた点も存在する。その一つが、エンタープライズディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform」(以下、VSP)によるストレージ統合だ。従来は、オンライン系/バッチ系でそれぞれ異なるストレージを利用していたが、運用が煩雑になるなど様々な問題があった。そこで今回から両方のストレージをVSPに統合し、運用の効率化とストレージリソースの有効活用を図っている。
また、膨大な数に上るジョブの管理には、以前から導入されている統合システム運用管理「JP1」を引き続き活用。システムの安定稼働に大きく貢献している。

大幅な性能向上とコスト削減を実現 / 事業の成長にシステムをフル活用

新たなインフラが稼働したことで、STAGEの性能は大きく向上した。計画段階ではデータ量は1.5倍、トランザクション処理能力は1.9倍向上することを目標値として掲げたが、実際には2倍を超える性能を確保することに成功。夜間バッチの処理時間も短縮されている。しかも、ハード/ソフトの保守費用は以前より30%も下がった。
「計画に着手した頃は、まだ証券市場も冷えていましたが、現在は活況を取り戻しており、急速に処理量も増えています。しかし、システムの性能にまったく不安はなく、今後のビジネスの拡大にも余裕を持って対応できます」と松岡氏は語る。
プロジェクトを担当した日立にも、高い評価が寄せられている。
「これほどの大規模、しかも短期間のプロジェクトでありながら、リリース後に障害などは一切発生していません。日立に任せて本当に良かったと感じています」と形山氏は話す。
今後、同社は新しいSTAGEを活用し、顧客サービスの向上やビジネスのグローバル化を強力に推進する構えだ。「お客さまに最適な金融ソリューションをご提供するためには、ICTをさらに進化させていかなくてはなりません。日立の支援に大いに期待しています」と形山氏は力強く語った。

USER PROFILE

みずほ証券株式会社

みずほ証券株式会社

[本社] 東京都千代田区大手町1-5-1
[設立] 1917年7月
[資本金] 1,251億円
[従業員数] 7,611名
[事業内容]
みずほグループの証券会社。2013年にみずほインベスターズ証券と合併し、みずほグループの唯一の総合証券会社となった。強力な顧客基盤と拠点網を生かし、多彩な金融ソリューションを展開している。

この事例に関するお問い合わせ先

日立製作所 情報・通信システム社 ITプラットフォーム事業本部

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